懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

新国立劇場『マノン』、再演の意義

2012-06-30 22:39:26 | バレエ
6/30、オペラパレス『マノン』、強行軍で見てきました。(1幕見逃し)

あでやかな本島美和さんの「マノン」。
花・存在感と役作り、効いてる解釈、丁寧な舞踊により、好舞台となってました。
やっぱりこの演目は、主役も大事!

最後は泣きました。演奏が盛り上げるので、かなり感動する。英国ロイヤルのDVDも持ってますが、ライブに価値あり。

(キャスト変わりますが、明日1日、日曜2時もあるので、迷ってる方は、行ってみてい~んじゃないかと。この劇場、当日券枠が別にあるのが、チケット買う身としては嬉しい)

※私は、次の予定ありで、途中退出予定が、舞台の続きを見たくなり、最後までいてしまった・・・。(おいおい。)
それと、やはり3幕まで居て、途中退出は、この演目は、自分には無理目でした。盛り上がっていく所なので。自分は、周りのお客様の集中力に水を差したくない気分に。

・バレエ『マノン』は、マクミランの振付を超えて、原作がストーリーテラーの傑作という意味で優れていると感じました。

・マクミラン版は、マスネの音楽の挿入の仕方とか、いかに~も「メロドラマ」的甘ったるさはあり、劇として”鬼才の意表をつく演出”ではなく、大衆娯楽向けの、分りやすく手堅い演出。

魔性の少女の物語が魅惑的なため、それで十分。とらえどころのない娼婦のような少女に、神学生が翻弄されるが、最終場で感動的な純愛譚として止揚する、女優たちがやりたがりそうな話だな~、と帰り道に痛感しました。ほんとに、作品がいい。

・島田監督、牧監督と、国立の劇場に相応しい演目をと、頑張っていい作品を選んできた軌跡を、チラリ感じました。そして、このバレエ団は、再演に強いのではないでしょうか。

自分のマノンのイメージは、本島さんとは、違うのですが。
でも、私は、この日を選んで、大正解。

(自分のマノンのイメージは、もっとバカな女性と思うのだけど(白痴美という言葉がありますが)本島マノンは、もう少し頭が良さそうで良心もあり、根はわりとまともな女性に見え、自分のイメージとの違いを楽しみながら見ました。3幕は女らしい感じ。)

※2幕でアップにした髪と髪飾りが、少しずれるアクシデントがあったけど、そつなく直していて、客席からは、全く気になりませんでした。

★マノン:本島さん、デ・グリュー:山本さん、レスコー:福田さん、看守:輪島さん、そして新国立劇場の皆さん、無理して行って良かったです!すてきな舞台をありがとう!
演奏にも拍手!


つたない感想ですいません。

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