想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

つづき、山菜採り伝授

2009-04-28 00:40:28 | Weblog
    親分が念じているのは「ちょうだいちょうだいちょうだいちょうだい」
    お経のようなものでぐるぐる回っていると思いますが、残念ながらここでは
    効き目はありません。
    すでにコーヒータイムなので、ムナシイ努力です。
    おっかあは、雨だ雨だ、寒い寒いと引っ込んで出て来ないし。

    という退屈至極な日を耐えて迎えた翌日は晴れ! 行くゼー。
    と裏山を走ります。



    どうして君はそんなに元気なのでしょうか?
    いつもの脚イタイイタイはどこへ消えた?
    止めても聞かないでずんずん先へ行く親分ですが、目指すはもっと先。
    そうです、この道の先には「たらの芽」が群生しています。
    幅10メートルくらいのところにずらずらっと生えているのを発見し、
    先週も様子を見に行って、あと一週間くらいでちょうどいいなと目星を
    付けていたのです。


      (先端の芽が全部摘みとられている、残念なたらちゃん)

    金曜日の夕方近く、裏山から下ってきたあのオッサンが全部採って行ったのに
    違いない。うん、たぶんあのオッサンだなあ。
    親分を避けたし、あたいとすれ違うとき目が泳いでたもの。
    採られてしまったけれども、しかし! あまりがっかりしていないのは、
    昼過ぎには他所の山から、遠いところのあの方が採りすぎたたらの芽の分け前を
    あげようと電話をくれたから。それを待つ間、裏山を歩いたのであった。

    カウボーイハットのやまざるさんは、うさこにたらの芽の木を正しく伝授し、
    年季の入った可愛いウマ、じゃなくてサーフに乗って次の油売り先へと去った。
    紙袋いっぱいのたらの芽に喜びつつ、来年こそは自前で採ろうと決意をした。
    山の中で暮らしてるから、自然食やエコに熱心な人なんてとんでもなく遠い誤解を
    されているので、ちったー近づこうかと思うのである。
コメント
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