おかげさまで昨日退院しました
某病院に <朝日> という名の看護師がいた。
ある日、 『 随分と前向きな名前ですね 』 と声掛けたら、 ハハハッ! と高笑い。
『 ・・・さん、今朝は随分と明るいですねぇ。 この前は辛そうで眉間にしわが寄ってましたよ~。』
そう言い また笑う。 自分もつられて笑ってしまう。
『 はい、血圧測りますよ~ 』 するとどうでしょう、167もあるではないか。
『 ええっ! それはないよ。いつもは 120台 なんです。』 『 二人で笑ったせいかな? じゃもう一度 』
こんどは141、いっぺんには下がらず。 『 まぁ いっか 』 そう言って去っていった。
人を明るくさせる天性というか、そういうものを持ち合わせている人って いるものですねぇ。
クリスマスの日に手術を終え落ちついてからは、年末年始 テレビのイヤホンを耳に当て、ベッドに座っていた。
格闘技を観て、何年かぶりに 【 NHK ゆく年 くる年 】 で除夜の鐘を聴き、新年を迎えた。
最近どうもピンとこない 【 紅白歌合戦 】 はほんの最後のみ観た。 こんな歌が流れていた。
トリで歌っっていた近藤真彦。 マッチの歌がなぜか心に染みた。
♪ ギンギラギンに さりげなく ♪ そいつが俺のやり方 ~
♪ ギンギラギンに さりげなく ♪ さりげなく生きるだけさ ~
作詞はあの元夏目雅子の夫・<伊達歩> こと作家でもある 伊集院 静さん。
≪ さりげなく生きるだけさ~ ≫ そうだよね。 この一節が胸に熱く響いた。
2015紅白・近藤真彦
マッチが紅白のトリを務めることに、最近のヒット曲も無い人が などと猛烈なバッシングもあったという。
誰がなんと言おうと、その歌う姿に感動さえ覚えた人も 確かにいた ということだ。
心熱く、心静かに ・・・ そう。 それにしても こんなに歌が巧い人だったとは。