ふた月ほど前、ある音楽番組でヴァイオリニストの葉加瀬太郎さんが ”いいですねえ モーツアルト ”、、なんて
散々モーツアルトを褒めたたえた挙げ句、終いには「 私はブラームスが好きだ 」なんて発言したものだから、
モーツアルトに心酔する私としては面白くなく、『 じゃブラームス 聴いてやろうじゃないか !』 って反発心が。
こうしてロシア音楽の次はブラームスに。 私のクラシックへの想い・レベルはだいたい こんなものなのです。
で、聴いてみるとなかなかいいんですね これが。
交響曲は相変わらず私には手に負えないところがあるのですが、気に入ったのはやはりヴァイオリン曲。
弦楽六重奏曲第一番二楽章やヴァイオリン協奏曲ニ長調(五嶋みどり)など、ヴァイオリンってなんとなく物悲しく、
秋の夜長にはよく似合う。
さて 次は誰のを聴こうか と思っていた矢先、マーラーに関する一冊を手にとってみた。
桜井健二著『 マーラー 私の時代が来た 』 というマーラーの伝記本だ。
膨大重厚な交響曲を書いたボヘミア(今のチェコ)生れの作曲家(1860~1911)。
1年の間に父と母、そして妹を亡くしながら夢見るような音楽を作曲していた男。
マーラーについてある作曲家がこんな風にいう。
『 もし人類が宇宙で他の惑星の生物と遭遇したとき、地球上の人間を説明するにはマーラーの音楽を
聴かせればいいだろう。 そこには人間の持つあらゆる情感が含まれている 』
バッハでもモーツアルトでもベートーベンないのか、、ん~ そう言われれば またまた 聴いてみるしかないのである。
ユダヤ人でもある。迫害の間の手も伸び、マーラーの亡くなった1911年には、その芸術的故郷でもあるウイーンでは
そこに住むユダヤ人は16万人に膨れ上がり、その多くはゲットー(ユダヤ人居住地区)に住んでいたという。
≪ マーラーの音楽はゲットーからの挑戦状ではなかったか ≫ と著者は記していた。
元妻のアルマもアメリカへ逃避行。 死後も反ユダヤ主義者らによる迫害・受難がマーラーの音楽にも及んだという。
マーラーはワーグナーに傾倒しブルックナーに師事していたというが
実はあのアドルフ・ヒットラーが愛好したのもワーグナーとブルックナーと言うではないか。人間のなせる業とはマカ不思議。
マーラーの次はワーグナー、ブルックナーを、、、これで今年の正月まで なんとか生き延びられそうである(笑)。
マーラーには1番から十番までの交響曲(嘆きの歌を含めると11交響曲)があると聞く。
なかなかついていけない交響曲ではあるが、早速挑戦。 聴きはじめている。
散々モーツアルトを褒めたたえた挙げ句、終いには「 私はブラームスが好きだ 」なんて発言したものだから、
モーツアルトに心酔する私としては面白くなく、『 じゃブラームス 聴いてやろうじゃないか !』 って反発心が。
こうしてロシア音楽の次はブラームスに。 私のクラシックへの想い・レベルはだいたい こんなものなのです。
で、聴いてみるとなかなかいいんですね これが。
交響曲は相変わらず私には手に負えないところがあるのですが、気に入ったのはやはりヴァイオリン曲。
弦楽六重奏曲第一番二楽章やヴァイオリン協奏曲ニ長調(五嶋みどり)など、ヴァイオリンってなんとなく物悲しく、
秋の夜長にはよく似合う。
さて 次は誰のを聴こうか と思っていた矢先、マーラーに関する一冊を手にとってみた。
桜井健二著『 マーラー 私の時代が来た 』 というマーラーの伝記本だ。
膨大重厚な交響曲を書いたボヘミア(今のチェコ)生れの作曲家(1860~1911)。
1年の間に父と母、そして妹を亡くしながら夢見るような音楽を作曲していた男。
マーラーについてある作曲家がこんな風にいう。
『 もし人類が宇宙で他の惑星の生物と遭遇したとき、地球上の人間を説明するにはマーラーの音楽を
聴かせればいいだろう。 そこには人間の持つあらゆる情感が含まれている 』
バッハでもモーツアルトでもベートーベンないのか、、ん~ そう言われれば またまた 聴いてみるしかないのである。
ユダヤ人でもある。迫害の間の手も伸び、マーラーの亡くなった1911年には、その芸術的故郷でもあるウイーンでは
そこに住むユダヤ人は16万人に膨れ上がり、その多くはゲットー(ユダヤ人居住地区)に住んでいたという。
≪ マーラーの音楽はゲットーからの挑戦状ではなかったか ≫ と著者は記していた。
元妻のアルマもアメリカへ逃避行。 死後も反ユダヤ主義者らによる迫害・受難がマーラーの音楽にも及んだという。
マーラーはワーグナーに傾倒しブルックナーに師事していたというが
実はあのアドルフ・ヒットラーが愛好したのもワーグナーとブルックナーと言うではないか。人間のなせる業とはマカ不思議。
マーラーの次はワーグナー、ブルックナーを、、、これで今年の正月まで なんとか生き延びられそうである(笑)。
マーラーには1番から十番までの交響曲(嘆きの歌を含めると11交響曲)があると聞く。
なかなかついていけない交響曲ではあるが、早速挑戦。 聴きはじめている。