Que ma vie est belle!

私とは、美しいもの、美味しいもの、楽しいものの集合体。

御印-Quatuor Ebene@ウィグモアホール、ロンドン

2010-06-20 17:30:00 | コンサート

日曜日の朝、ウィグモアホールにて、Quatuor Ebeneによるモーツァルトのディベルティメント K136とバルトークの弦楽四重奏曲第2番Op.17を聴いた。

このところピアノモードだったので、弦の音に慣れるのに数分かかった。第一楽章、第二楽章は比較的普通の演奏。ヴィオラがとても良い音で鳴っていた。彼が裏では曲作りをリードするのだろうか?音感もよさそうに見受けられた。

で、第三楽章。もう、笑うしかないのだろうか。これは、もうモーツァルトではない、というような速さ。でも、きっと後ろでブラボーした人たちには、

「待ってました!これぞQuatuor Ebene!」

なのだろう。まさに、御印。ここを聴けばたちどころに誰が演奏しているかがわかる。モーツァルト作曲、Quatuor Ebene編曲、と言えなくもない。

バルトークは、この四重奏団向きで好きなのだが、今日はちょっとモーツァルトの第三楽章が尾を引いてしまった。また、モーツァルトの時のほうが、ヴィオラの美しさが際立っていたような気がした。

£12で、シェリー付き、とあればかなりお得な演奏会だったのではないだろうか。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。