Aプロを聴くべく、愛知県芸術劇場へ。とても良い響きのホールでピアノの音がとても美しく響いていた。今日はSteinwayのピアノ。そしてここはヤマハが音響を担当しているらしい。ちょっと見直した(すみません)。
今日はプログラムに変更があり、ショパンのソナタ2番に加え、前回同様シューベルトのソナタ20番が演奏された。一方で、バッハ=ブゾーニのシャコンヌが聴けなかったのは、本当に残念。
ショパンのソナタもシューベルトのソナタも弱音が本当に美しく感じられる。それを可能にする、この筋肉の動きよ。脳が出したい音を知っていて、筋肉を適切にコントロールしてその音を出す。。。全てができてのこの音。どうやったら鍛えられるのか、是非伝授していただきたい。。。確か、筋肉だけではダメで、脂肪も必要だといっていた。ボテロを見た直後だからか、筋肉+脂肪の美しさを考えずにはいられない。
今日のシューベルトはちょっとテンポ早目で「疾走する」感じであった。個人的には21番が「疾走する」感じなので、是非、今日のような感じで21番を演奏していただきたいな。。。と。
今日もアンコールを4曲演奏してくださった。いつまでも聴きたい思いはあるが、しかし、これだけハードスケジュールで8つのリサイタルをこなしてこられた反田さん、無理はしないでください、とも言いたい。
そうそう、いつも問題になる、演奏中の雑音。。。気にならないわけではないけれど、ヨーロッパに比べたら、遥かにお行儀よい日本の聴衆。いや、お行儀が良すぎるから小さなことも気になるのかもしれない。一方で、とても目立っておられる方がいらしたことは事実。反田さんも気づいて、背中が怒っていたな(勝手な解釈だが)。何か良い方法があれば良いが。