この週末、クラリッジスホテルの近くを歩いていて、とても美味しそうな香りと、活気ある厨房に心を奪われたLa petite maisonを訪れる機会に早速恵まれた。
前菜のマグロのカルパッチョ。これはなかなか期待の持てる味。
アーティチョークのサラダ。トマトが美味しい。
メインから。鯛。ハーブのとても良い香りがした。しかし、これが一人分とは。。。!
豚。皮がぱりっと焼けて、とても美味しそう。ロオジエの料理を思い出す。ダイエット中で無ければ、間違いなく一口おねだりしていただろうに!!
ラム。これも日本だったら、せいぜい2本。量が違う。
ドーバーソールをマスタードソースで。表面がこれもカリッと焼けて香ばしく、お箸(いえ、ナイフとフォーク)が止まらない。先日の英国料理店でのドーバーソールとは似ても似つかない味。ロンドンにも全うな味のお店があるのだ、よかった。
デザートから。オレンジゼリーにヨーグルトアイスクリーム。
ホットチョコレートムースとピスタチオアイスクリーム。ちょっとお台場のフジテレビ社屋を思い出すプレゼンテーション?
極めつけはこれ。2人分はゆうにあるクレームブリュレ。下にバニラビーンズがたっぷり。クリームはとても滑らかだが、とにかく脂肪分が高いクリームで、少し脂肪の膜が舌に感じられる気がする。カロリーについては考えたくない。
ロンドンにも美味しいお店はあるのだ。雨のそぼ降る月曜日の夜というのに、気がつくと満席。2クール目の人々までやって来る。La petite maisonはニースにもお店があるとのこと。成程、正統な南仏料理のお店と言ってよいのだろう。
この1食だけで、今日必要なカロリーは超えてしまっているに違いないが、ロンドンでこの味が楽しめるというのは、嬉しい発見だ。何も考えずに寝てしまいたい、幸せな夕食。