Que ma vie est belle!

私とは、美しいもの、美味しいもの、楽しいものの集合体。

寂しい嵐-デイヴィッド・グレイルザンマー@ウィグモアホール、ロンドン

2010-06-01 19:43:00 | コンサート

デイヴィッド・グレイルザンマー-一風変わったピアニスト、ということで興味を持って出かけた。曲目は、

Webern: Variation Op.25

Haydn: Variation in F minor HXVII:6

Berg: Piano Sonota Op.1

Mozart: Piano Sonata in A K331 "Alla Turca"

Schoenberg: Six Little Pieces Op.19

Schubert: Six Momtns Musicaux D780

ということで、2つずつ対になっていることが分かる。演奏も、2曲ずつ間を空けずに演奏。

どなたかのブログにもあった通り、コピーした譜面をつなぎ合わせて1枚の譜面とし、演奏が終わる度に1枚1枚落としてゆく。その譜面が床に落ちる音も、まるで演奏の一部、といった風である。

ピアノの上手さ、というよりは、その切り口とか、パフォーマンスで受けているピアニストなのではないか、という印象を受けた。今年始めにParisで同じような試みをしたようで、それが成功したからLondonにやってきたのかわからないが、Londonでは、まずその曲目で客の入りが非常に悪い(500人程度のホールの1/3程度しか入っていなかったのではないか)。さらに、演奏も上述のごとく、上手いというわけでもない。

モーツァルトの第一楽章が終わったところで拍手するのは何故?さっぱり分からなかったのは、この曲は3楽章でカップリングされている私の頭が固いからなのか?

熱狂的ファンは、最後ブラボーの嵐(尤も聴衆があまりに少なく、ちょっと寂しい嵐)だったが、個人的には久しぶりに「お金返して」な演奏会だった。全額とは言わないけれど、半額は返して欲しいな。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。