Que ma vie est belle!

私とは、美しいもの、美味しいもの、楽しいものの集合体。

National Galerie@ベルリン

2009-03-08 19:30:00 | ヨーロッパ

Pergamon Museumは小雨が降っているにもかかわらず長蛇の列。さっくり諦めて、National Galerieへ向かった。

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ドイツ絵画は、色も主題もなぜか暗い。

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ピアノを弾くリストの前に、ベートーベンの胸像。

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あまりこの手の絵に惹かれることはないのだけれど、この絵は純粋に美しいと思った。子供達の表情がかわいらしい。

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フランス絵画の部屋は印象派が多いからか、ドイツ絵画とは打って変わって色彩がとても明るい。両国の気候の違い、太陽の光の違いなのだろうか。

このルノアールは、タッチがちょっと違うような気もして思わず署名を確認する私。でも、この幅広い少女の顔は確かにルノアール。。。

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これはタッチもとてもルノアール。色彩もとても美しい。

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ベルリオーズ。幻想交響曲を聴いたばかりだったので。

ドイツ絵画の特徴が良く現れていて、とても面白かった。それでも、フランスの印象派絵画を何点か置かないといけないのか知らん(そういう私も印象派の写真ばかり撮ってきたような気がするけれど)。


ベルリン観光@2日目

2009-03-08 19:00:00 | ヨーロッパ

ベルリン観光2日目は、お決まりのMuseuminselへ向かう。

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通りの建物はどれもなかなか質実剛健で立派である。

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フンボルト大学。こんなところで勉強したら、賢くなりそう?

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Berliner Dom。

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Berliner Domeの回廊に、こんな彫刻が。

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Agyprisches Museum。

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Staatoper。来週は此処でDudamelのドン・ジョヴァンニを観る。


Fischers Fritz2日目@ベルリン

2009-03-08 17:00:00 | ヨーロッパ

1日目がとても良かったので、その場で翌週の予約はしたのだけれど、結局2日連続Lunchを此処で頂いてしまった。

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今日のアミューズはサーモン。今日も美味しい、期待で胸が膨らむ。

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前菜は、チョウザメのカルパッチョとイワナの卵。折角ならキャビアにしてくれたらよいのに!これだけ薄くスライスするには、一度冷凍するのだろうか?一口目、胡瓜のサラダはちょっと生臭く感じたが、食べなれると、それ程でもない。

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イワナのグリル、キャベツソースとチコリ(アンティーブ)。ウェイトレスさんは英語を話すのに緊張していたのか、アーティチョークと言って去っていった。いずれにしても、皮がこんがり焼けて、キャベツのソースとの相性も良く、美味しく頂いた。ポーション、ここまで小さくしなくてもいいです。

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コーヒー風味のクリームの下にオレンジのゼリー。文句無く美味しい。

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今日のデザートはパンナコッタ。ラズベリーソース。フリーズドライにされたような、甘いミントの葉がアクセントになり、美味しい。また、ラズベリーソースは濃密で、これも素晴らしい。パンナコッタは、生クリームからではなく、絞りたての牛乳からつくられたもの。個人的には、食感がゼラチン多めのゼリーっぽくて、ちょっと残念。

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飲めないくせに、ワインリストを拝見。料理は割安感があるが、ワインは東京とあまり変わらないような気がする。

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1895年のトカイ?本当??確かに値段は2000ユーロを超えていたけれど。。。もし本当なら、どんな味がするのだろう?

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ワインリストは、とてもやわらかい革表紙で、手に触れた瞬間、びっくりしてしまった。

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それが、こんな風に、共革の箱に入れられている。

東京にこのコストパフォーマンスのお店があったら、間違いなく連日満席なことだろう。前日の靴屋さんの話では、ベルリン人にとっては高いのだそうだ。予約がいつでも取れるのは嬉しいけれど、つぶれない程度にお客さんには入ってもらいたいものである。


ドゥダメル & ベルリンフィル

2009-03-08 01:00:00 | Gustavo Dudamel

2009年3月7日。フィルハーモニー、ベルリン。

Berliner Philharmoniker

Gustavo Dudamel:Conductor

Viktoria Mullove:Violin

Sergei Rachmaninov: Isle of the Dead

Igor Stravinsky: Violin Concerto

Serge Prokofiev: Symphony No.5

なぜ、今までベルリンフィルを聴きにこなかったのか、不思議になる。

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ベルリンフィルの本拠地、Philharmonie。ちなみに向かいには大変立派なSonyのビルがある。

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開演まで時間があるので、ホールの中をめぐってみると、フルトベングラーの胸像。

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こちらはカラヤン。若かりし頃の凛々しい姿-ここまでカラヤンが注文をつけたのだろうか?

うろついていると、若い女性に声をかけられる。ドイツ語は話せません、というと、NY出身のアメリカ人とのことで英語で会話。開演前に講演があるから聴きに行く、というので一緒に行く。が、人々に囲まれた後に気がついた。ドイツ語の講演で何が分かる?

彼女もDudamelを昨年聴いて、ファンになったらしい。「今日の曲目が何かは知らないけれど、そんなことはどうでも良いの」。もう25年近く前のBuninブームを思い出す私はかなり年寄り?

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ようやく開いた。TVではおなじみのPhilharmonie。サントリーホールのお手本になっているだけあって、似ている。

さて、演奏が始まる。ベルリンフィルの音の美しいこと。一人一人が、ソリストのような実力を持ちながら、全員がひとつのチームになって演奏をする。管楽器も素晴らしく上手い。弦楽器も、本当に一体だ。Dudamelはきっと、ポルシェを運転するような気持ちよさを感じているに違いない。

これまで、ステレオの音と生の音は何か本質的に違うと思っていたけれど、ステレオは生の音を何とか忠実に再現しようとする道具として発祥したのだということが逆に分かったような気がする。偶然1枚出た返却チケットを手に入れただけあって、決して音を聴くのに理想的な席ではなかったはずだが、本当に美しい音が聴こえてくる。

ベルリンの人々のことが心から羨ましくなった。彼らにとって、オケの標準はここなのである。ロンドンの標準といったら。。。しかし、隣のマダムは言っていた。「チケットが高くて年に5、6回しか来られないの」。この席、たったの38ユーロなのである。ベルリンは、想像と違って決してお金持ちな街ではない。

それにしても、Dudamelは、ベルリンフィルであろうと、何であろうと関係なく、manageできるのだ。本当に恐ろしい。ベルリンフィルが彼を信頼し、協力しようとしているのが見て取れる。彼は非常に腰が低いように見受けられるし、かわいがられていることだろう。

最後は、楽団員が隣の席の人と握手をして退席。しかし観客は舞台へ押し寄せ、拍手をしてDudamelを呼ぶ。彼が戻ってきて、拍手に応える。

いつか、きっと、あの胸像にDudamel、彼の胸像が加わる日が来るのではないか。。。