ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

101点主義

2015年01月25日 03時02分20秒 | 教育・指導法
法話で。



期待と事実が矛盾したときに「苦」が生じる。


期待=事実→幸せ


期待>事実→苦しい


期待<事実→超幸せ


期待を持たないことはいまの世の中できない。

期待=夢とも言えるからだ。

しかし、期待通りにならなくて多くの人は悩む、苦しんでいる。

今日の出席者は14名。

うち、いま、悩みがあると答えたのは11名。
ないのが3名。

2名は6年生(もう一般部の稽古にも参加している。)


もう1名は知的障害のある拳士。彼は、悩むってどんな状態なのかわからないみたいだ。
20だが、今まで悩んだことがないようだ。


さて、拳士たちに、


期待値を一旦下げる。


それをクリアしたら、次に、少し期待値をあげる。


それを繰り返すと教えた。


自分の中の100点のレベルをかなり下げる。

そうすると100点になりやすい。

そして、次には101点を目指す。

すると、その101点が自分にとっての新しい100点(満点) になる。


それを、繰り返していく。


パレートの法則の8割主義や78対22のユダヤの法則と同じである。


かくいうわたしも、少林寺拳法に大会と試験がなければもっといい先生になれるだろうなぁと思う。


大会と試験はどうしても、期待値ややらせなくては値が高くなるから。


しかし、大会や試験があるからがんばれるのも現実。


良寛のような指導者が理想ではある。

罰ゲーム?

2015年01月25日 02時37分22秒 | 教育・指導法
一般部稽古では、百人一首を入れている。

目的は、


・百人一首という日本伝統文化を学ぶ


・学校でも役立つ


・動体視力の養成(ビジョントレーニング)


・リアクショントレーニング


最近、負けた方を罰ゲームとして、30秒スピーチをやらせている?

これは罰ゲームというよりも、スピーチ力養成が主目的。


その場でテーマを提示する。


今日のテーマは、


「インフルエンザ」


について。


最後に長坂も行う。自分の訓練にもなるし、拳士のお手本にもなる(と思う)


「説明するな、語れ!」


「エピソードを語れ!」


と教えている。

ブリッジの考察

2015年01月23日 02時36分21秒 | 教育・指導法
橋本西では昔からブリッジを重視してきた。


一つは、少林寺拳法に役立つかどうかよりも、子供のうちにやっておくことがその子のためになると考えるから。


二つ目に、それはブリッジには「運動の基礎感覚」がたくさん入っているから。


(ブリッジに必要とされる基礎感覚→立ったところから体を反らせてブリッジする形。橋本西では立位ブリッジと呼ぶ)


・高さ感覚

・逆さ感覚

・後倒感覚

・腕支持感覚

・柔軟性

・そして、これらをトータルに使う協応感覚


橋本西の小学生38人中、立位ブリッジができないのは4名。


考えられる原因の一番目は、


後倒感覚がない


後ろには目がないので、誰もがこわい。
マット運動でも前転よりも後転ができない子供が多いのは「見えない」から。


次に、後倒感覚と同じく、逆さ感覚がない(弱い)


最後に腕支持感覚



できない原因様々だが、共通しているのは、(全員ではないが)発達障害、または、学校で手がかかると言われる子にブリッジができない子が多い。

エビデンスはわからない。

しかし、そのような子供たちは、「体幹」が弱いと言われている。
それは、低緊張であるからだ。
だから、良い姿勢を保持することが難しく、すぐにがさがさしたり、または、ぐにゃぐにゃしているように見える。


逆に言えば、体幹を強くしていくことで、発達障害が改善されたり、少なくとも健常児となんらかわらないと思われるぐらいに成長した拳士が橋本西にはたくさんいる。


そして、ブリッジも体幹を鍛えるには最適な運動である。



さて、今日あるこを指導していて分析してみた。

A児→立位ブリッジができない。


カエル倒立は20秒できる→ということは、腕支持感覚は満たしている。


頭倒立(三点壁倒立)は余裕でできる→ということは「逆さ感覚」は満たしている。


二重跳びはできる→ということは協応感覚もあると言える。


また割りはできる→柔軟性はある。


普通の腹筋は苦手、演武中構えていても動く、座禅中もじっと座れない→体幹が弱いと言える


マット運動は前回り、側方倒立回転(大車輪とほぼ同)はできる(と言ってよいレベル)。しかし、後転はできない。
→ということは、後倒感覚がないと言える。


結論→彼が立位ブリッジができないのは、後倒感覚がないため。後ろに倒れていく感覚がこわいのだ。
さらに、体幹が弱い、及び、低緊張(同じ力を出し続けられない。)


対策→後倒感覚を養うために、補助をしつつ、繰り返し、繰り返し、指導者があきらめずに根気よくやること。
体幹は逆にこの立位ブリッジの練習を通じて養えると考える。



同じようにできない子供が、いても、原因は一人一人違う。

ただし、共通点もある場合が多い。


よって、何かできない子供が、いた場合は、


1 できなくてもよい(いまは)と認めてやる


2 必ずできるようにしてやると指導者が自分に誓う


3 できるまで指導者があきらめない


4 できない子供たちの共通点に学ぶ


5 その子供特有のできない原因を探る


6 繰り返し、繰り返し、粘りづよく指導する。


ブリッジ一つからでも、このようなアセスメントが可能であり、かつ、必要である。

頭痛

2015年01月22日 23時49分34秒 | 教育・指導法
朝から頭痛が治まらずに、仕事を部下に任せて、夕方まで寝ていた。


治まったので、出勤。


5時~6時は、


ザ★作文教室 中学生の部


10分前に終わったので、イスラム国による身代金事件の話→特殊部隊の話を。


6時から6時50分


ザ★作文教室 Aコース(5年生)


終盤、節分の話、等々に。


仕事はここまで。


7時からは少林寺拳法指導。


また食べる時間はありませんでした。


10時に終わりました。


育夢学園も少林寺拳法橋本西もインフルエンザが蔓延しています。

開祖

2015年01月22日 16時48分49秒 | 教育・指導法
学童保育にいくと、少林寺拳法の拳士でもある2年生が、

開祖の写真を指さし、

「長坂先生、あの人に勝てる?」

「勝てません。」

「なんで?」

「もう亡くなっています。」

「あの人強いん? 波動拳士出せる? カメハメ波は?」

と。

その2年生は週に1回だけ修練しているまだ白帯の拳士だ。

少林寺拳法をしていない子もいたので、その場はスルー。


そのあと、長坂の部屋にその2年生と5年生の橋本西でもエースである拳士を呼んだ。


「そこに座りなさい。」

「・・・」(きつい口調なので、なんで?という感じで不安そう。)

「さっき、なんといいましたか?」

「あの人に勝てる?って。」

「開祖は少林寺拳法を作られた方です。私たちが一番尊敬している人です。

 長坂先生と比べるようなものではありません。

 ばかにしたようなことをいうべきでもありません。

 これからは気をつけなさい。」

「はい・・」

「(5年生に) お前が注意しなくてはいけないやろ? 少林寺拳法をやっていない人にまでとやかくいうことはないけど、

 少林寺拳法の拳士には先輩としてお前がきっちり指導しなさい。」

「はい。」


拳士である以上、開祖は神聖にしておかすべからず方である。

幽霊にしない!

2015年01月22日 03時02分48秒 | 教育・指導法
橋本西もはぐくむ学童も、

1月の目標は、

「返事をする」

です。

ただし、名前を呼ばれたら返事をするなどは元々できていますから少しレベルの高い返事をするです。


指導者が指示をしたら、

「いいですか?」

などと言われる前に返事をする。

例えば、学童保育なら、

指導員「読書の時間終わり」

や、

指導員「40分になったら外遊びいく準備をします。」

など。


なお、必要以上に、

「はい」「はい」

返事するのも必要ありません。

少林寺拳法の高校生の大会で、開会式で来賓や主催者が挨拶をしているときまで、怒鳴るような「はい!」という返事は必要ないと私は思っている。


さて、子どもたちに言います。

「先生たちが何か言ったときに、返事がなかったら、先生たちがしゃべった言葉は幽霊になってしまいます!」

そして、

「今日はゆうれいが三匹できてしまいました!」


などと言います。


「長坂先生、ゆうれいって、一匹、二匹って数えるん?」


と言ってくる子どもたち。(笑)


社会に出たときに、必要な返事、社会で通用する返事。

これが長坂の基準です。

AさせたいならB と言え

2015年01月21日 23時38分58秒 | 教育・指導法
わくわく体育メニュー


キックベース


男子対女子+長坂でやる


夏ぐらいまではこれで張り合っていたが、最近は男子の伸びが圧倒的。


最近、男子は守備のときに、


シェアキャッチ


というのを考案して楽しんでいる。


キャッチせずに、バレーボールのようにレシーブして、つなぎ3回目ぐらいにキャッチするという方法。


面白い方法だ。


しかし、遊びではなく、体育としてやっている以上、歯止めがいる。


普通に試合をすれば男子が強い、しかし、シェアキャッチをしようとするので、女子のほうが勝つぐらいだ。


男子に対して、指導を入れたほうがいい。


次のようにした。
全員に、

「今日は負けたチームが、スクワット50回ね。」


さてさて、男子たちは、

「やばい、みんなシェアキャッチやめてちゃんとやろうぜ!」


長坂は、

「なんでよ、そのままやったらええやん(笑)」


結果、男子の圧勝。


しかし、体育としてきちんと運動させるという目的は達成できた。


男子は、

「長坂先生もスクワットやってもらうで!」


長坂は、


「わかっとるわ! やるよ、50回ぐらい(笑)」


ということで、女子達とスクワット50回やりました。


二年生の女子が、

「スクワット50回やるなら、雑巾がけ50回のほうがいい」

というので、

「それでもいいよ。そのかわりスクワット500回以上しんどいで。」


それでもいいというので、そのままやらせた。(一度口にした手前ひっこみがつかなかったのだろう→そういうタイプ)


案の定、20回ぐらいで根をあげていた。

その子にとってはよい学びとなっただろう(笑)

YouTubeで「アルティメットのルール説明」を見ませんか

2015年01月21日 23時18分18秒 | 教育・指導法
アルティメットのルール説明: http://youtu.be/jaCX6vG0Gfk


わくわく体育メニュー


アルティメット


ドッヂビー(フライングディスク)を使ったバスケットボール型スポーツ。


低学年にはちょっと難しいかな。


中学生以上には大変人気種目。

サッカー、バスケットボールの補助練習にもなるかも。

わくわく体育

2015年01月21日 23時10分37秒 | 教育・指導法
今日のわくわく体育メニュー。


(なわとび)


足による足切り跳び


手による足切り跳び


クロスフリーズ(決め技)


アームラップ(決め技)


親子跳び


双子跳び


いとこ跳び


トラベラー


大縄8の字


ジャンピングボード(二重跳びマシーン)


二重跳びリレー


たるいたくみが3重跳び一回できた。
どんどん回数が増えていくだろう。

彼は幼少から縄跳びが苦手だったようで、二重跳びができるようになったときはお母さんがものすごくびっくりしていた。

少林寺拳法でいろいろな運動や技をするのが彼のコーディネーション能力を高めたと思う。

学童保育や体育教室だけで上達にはなかなか限度がある。

待たない

2015年01月21日 17時13分12秒 | 教育・指導法
5時~6時は、育夢学園のドッヂビー教室、ドッヂビーチーム「シューティングスター」


20人ほどのメンバー(参加は流動的)だが、5時の時点でまだ二人しか来ていなかった。


それでも時間になったら開始する。


一人も来ていなくても開始する。


開始の時間、終了の時間は絶対に守る。(指導者が)


そのことで、子供も親も時間を守るようになる。


集まるまで待つというのは一見優しさに思えて、実は崩壊への第一歩。


いい指導をしたいならまず指導者が時間を守ること。
開始も終了も。

カンペルライン

2015年01月21日 02時30分24秒 | 教育・指導法
最近、少林寺拳法の指導で重視しているのは、



です。

目付けではなく、

目線です。


以前にもこのブログに書きましたが、


カンペルライン


です。


動くと軸がぶれる子は、動くときに「顔」がよく動く。


顔が動くのは、「目線」がずれるから。


このタイプの子は、日頃から多動傾向がある。


鎮魂行などでも絶えず動いたんだけどいる。


当然、演武をしても、がくがく揺れている。


体幹=バランス感覚


バランス感覚=目線の安定


組演武は相手を見るので、比較的に目線は安定しやすい。


としたら、単独の基本よりも相対の基本のほうが効果的。(相手を前に立たせるだけでも)


あとは、顔は動かないが、目線が低い子=自信がないこに多い。

目線をあげるだけで、まったく動きが変わる。

カンペルライン=重視


目線を定める(顔が動かない)ためには、ビジョントレーニングが必要だと思う。


目玉が動かないから、顔を動かして見てしまうのだろう。



※やっぱりFacebookにシェアしようと。

学童保育通信

2015年01月21日 02時02分59秒 | 教育・指導法







はぐぐむ学童通信


水月移写 59号


部内の通信なので、実名で書いています。
ブログに載せるときは名前は伏せています。

ただし、この通信号は、尾家琉斗くん本人のお母さんが、

「これは感動の号です。職場でもみんなに見せます!」

とおっしゃっていたので、あえて実名、原文のままで掲載します。