発行日 2006年9月13日(水) 発行・文責 長坂 徳久
【食育とおやつ】
最近の調査で、「仕事中のおとなの男のおやつは今や常識」という結果が出ました。私は、甘いものは大好きですが、仕事中には食べたいとは思いません。みなさんはどうでしょうか?!
さて、お子さんは、「おやつ」をとりますか? どのようにとらせますか?そもそもおやつは何のためにとるのでしょうか。
9歳から11歳までの子どもが食事で1日にとらなくてはならないエネルギーは次のとおりです。
男子 2250キロカロリー 女子 2050キロカロリー
100キロカロリーはごはん60グラムです。(ごはん茶碗半分程度)この一日の必要エネルギーを食事だけでとるのはお腹がいっぱいになり、無理なのです。だから、おやつで補います。 しかし、おやつはとりかたを間違えれば食事以上のエネルギーになってしまいます。たとえば、 『ポテトチップス一袋 約566キロカロリー。』 さらに喉がかわくのでドリンクをとります。 『500mlのペットボトルの炭酸飲料の多くには、角砂糖10~20個入っています。そのエネルギーも約200キロカロリーです。』ポテトチップスと炭酸飲料を飲むと700~800キロカロリーです。一日で必要なエネルギーの三分の一もおやつでとってしまうことになります。その他にも砂糖の取りすぎ(キレル性格になる一因)食品添加物の問題などもあります。
理想的なおやつの摂り方(男子の場合) 6~ 8歳 190~285キロカロリー9~11歳 225~338キロカロリー12~14歳 255~383キロカロリー(女子はこれよりも20キロカロリー少なくなります。)
たとえば次のようなメニュ-が理想です。 ・ポテトチップス 3分1袋・チョコチップクッキー 5枚・キャラメル 3個・せんべい 4枚・アイスクリーム 1個 おやつをとる時間も大切です。
①食後三時間はがまんする
②夕食前や夜9時以降は食べない。
③寝る一時間30分前は食べない。
このように、おやつも「やくそく」を決めてとっていかないと肥満や成人病などの原因ともなっていきます。また、しっかり運動をしてエネルギーを消費することも必要です。100キロカロリー消費するには、次の運動量が必要です。「キャッチボール40分」「ジョギング11分」「ゆっくり歩く44分」「なわとび約12分」
これから、食欲の秋・・食べても大丈夫なように「スポーツの秋」を大切に!