ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

ドリーム No.489

2007年02月19日 00時38分17秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)

少林寺拳法 橋本西支部 道場通信

発行日 2004年10月18日(月)   発行・文責 長坂 徳久

【やらされる努力は無意味!】

(少年部法話より)

『イチローは練習が好きでしょうか? 嫌いでしょうか?』

好きだという子どもたちがほとんど。理由を数人に聞きました。

『イチローは、あるときのニュースステーションという番組で、久米宏という人から次のように聞かれました。「イチローさん、練習好きでしょう?」イチローは答えました。「嫌いです。練習が好きな人って、あんまりいないですよ。」』

子どもたちは困惑顔・・・・・

『でも、イチローは、今でもものすごく練習をしています。これはチームメートもみんないいます。また、イチローは、小学校3年~6年まで、お父さんと一緒に毎日練習をしました。3時半~夕方まで行います。そのあと、夜にはイチローは、小学校3年生から中学3年生まで毎日バッティングセンターにお父さんと通いました。1年365日のうちで何日ぐらい通ったと思いますか?』

「363日。」(友也君正解。)

『なぜ、あとの二日は休んだのでしょう?』

「お店が休みだった」(亮君が正解。)

『正解です。正確には、お正月休みだったのです。イチローは1ゲーム25球を7、8ゲーム打ちました。多いときは10ゲームです。つまり、200球以上です。お金も一ヶ月四万円~五万円かかりました。イチロー専用の速い球が出るマシーンもお店が特別に作ってくれました。それでもイチローには物足りず、バッターボックスの2、3メートル前に出て打っていたそうです。また、高校の頃は、野球部に入り寮に入っていました。1年生や2年生は3年生のお世話をしなくてはいけなかったそうです。午後9時から11時までが唯一の自由時間になるので、他の人たちは、その時間に先輩の洗濯や自分の洗濯などをしていたそうです。しかし、イチローは違いました。その時間にも一人で素振りをしたり、ランニングをしていたそうです。そして、みんなが寝ている間に洗濯するため午前3時に起きていたそうです。3時から5時まで洗濯して、5時からはみんなの朝食の準備をしていたのです。でも、イチローには、それが苦痛ではなかったそうです。「練習できない」という苦痛に比べたらまったく苦にはならなかったと・・・・・。』

『イチローは、練習が好きでしょうか? 嫌いでしょうか?』

少し意見などを聞いていく。

 『先生は思います。イチローは、「やらされる練習は嫌いだ」ということなのですね。でも、自分から進んでする練習は大好きなのです。本当の努力とは、自分から進んでするものです。やせされていやいやする努力は、本当の努力とはいえません。君たちはどうですか? 自分から進んで少林寺拳法に来ている人? いやだけどお家の人に行きなさいといわれてきている人?』

数人だけが「行けといわれてきている」と答えました。

 『では、最後に、次の言葉をノートに書きなさい。書いた人から次の稽古の用意をしなさい。』

◎やらされてする努力は無意味。

◎やる気のある努力は天才をつくる。


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