ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

ドリーム No.610

2007年12月04日 22時13分03秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)

少林寺拳法  橋本西支部道場通信

発行日 2007年12月1日(土)   発行・文責 長坂 徳久

【アンダー79②】

☆アンダー79とは、「1979年以降生まれ」ということ。

☆彼らは「ケイタイ世代」呼ばれる。

 大人たちは、若者が携帯電話をいじる姿は見ているが、何をしているのかはよくわかっていない。

「やることは、せいぜいメールを打つぐらいだろう。」とわかったつもりになっているなら、それは大きな間違い。若者は、携帯電話の中に大人のまったく知らない世界を持っていて、小さな端末一台でさまざまなことをしているのだ。大人でもそうかもしれない。パソコンの方がインターネットにつながって情報が氾濫し、問題があると勘違いしている人たちも多い。しかし、携帯電話もインターネットにつながっているし、携帯メールもインターネットだ。

 さて、若者はいつ携帯電話を使うのか?「自室で一人で過ごす時間や就寝前に、若者はじっと画面と向かい合い、操作し続けている。この二つだけで、利用時間の60%以上を占めている。」(ケイタイ生活実態調査より。)

 大人はよく「若者は携帯電話に触りすぎだ」というが、それは間違いだ。実は大人が知っている以上、思っている以上に、彼らはもっと多くの時間を携帯電話と共に生きているのだ。さらに、10代、20代の若者はパソコンに疎遠な関係にあるということを知っておいてほしい。家族が使っている場合や学校での授業もあるので、まったく疎遠とはいえない。しかし、彼らにとってはパソコンよりもケイタイなのである。 ポケベルが流行った時代でも、それをもっているのは限られた人たちだった。しかし、いまは、携帯電話は一人一台の時代だ。現在でも9000万台以上普及している。それに対して、パソコンは、約6000万台。一家に一台ぐらいだろう。(また、パソコンは会社や仕事での利用台数が多い。)テレビは、1.3億セツトと携帯と大して変わらない。

 若者にとって携帯は道具ではない、自分の一部なのだ。乱暴な言い方をすれば、ケイタイ世代と長坂たちの世代では、人種が違う。違うからこそ、「最近の若いモンは・・」などとひとくくりに批判しているうちは、理解もできない。ここ五年間の携帯電話の進化は、産業革命300年分に匹敵するといわれている。文化や環境が速く変化すれば、そこで生きる人間の変化も速くなって当然だ。

 ちなみに、長坂が18歳で堺市役所に採用されたころは、「新人類」という言葉が流行り、なにかをしたり、言うたびに、「新人類やな・・」とあきれられたり、微笑まれたりしたものだ。あれから、もう22年がたつ。

 自分の弟子たちを見ていると、あきらかに自分の同年齢のときよりもなにもかもレベルが上だと思う。ただし、それは少林寺拳法を通じた教育があるからだとの自負はある。だから、学校や部活での評価や態度と道場のそれはおそらく違っているだろう。道場でやっていることを学校ではしていないだろう(笑)。逆に道場でやっている「返事・挨拶・行動」をすれば、学校では浮くのだろう。

 さて、10代から20代のケイタイユーザーは、その半数近くが携帯電話を一日四時間以上もいじっている。携帯の場合、この「いじっている」という表現がぴったり来る。

 きみたちは、どれぐらいの時間、ケイタイをいじっているだろうか? お子さんはどうだろうか? ちなみに、テレビとの接触時間は3時間ぐらいといわれている。

  「情報を得るためにおもに利用するものは何ですか?」という質問では、このケイタイ世代は、携帯電話が圧倒的にテレビやパソコンを上回っている。それぐらい、若者にとっては携帯電話が身近であり、かつ信頼性が高いということ。

 mixiでもモバゲーでも、たえず最新の「ニュース」(社会、文化、芸能、スポーツ)が流れている。テレビを見なくてもそこできちんとした情報も仕入れることができる。

 ところで、以前は有料サイトが大半だったが、いまは、超巨大SNSのmixiやモバゲーでも無料だ。むしろ反対に「ポイント」をもらえたりする。では、なぜ無料なのか? それは、テレビと同じしくみを携帯電話業界に持ち込んだ人がいるからだ。そう、「広告」というしくみだ。

 50代、60代の人たちに、「パソコンを使っている層と携帯電話を使っている層にも差があるのだ」というと驚く。50代以上の層にはどちらも同じに見える。いや、長坂たちパソコン世代の人たちも、ケイタイ世代との間にそんなに大きな差が生じていることに気づいていないではないかといわれている。

 モバゲーを運営している会社の取締役・守安功氏はその理由をこういう。

「携帯電話の中で起こる情報は、パソコンにもテレビにもまったくでてこないから。」

 ケイタイサイトの情報へはパソコンからはアクセスできない。逆はできる。つまり、パソコンしか扱わない層にはたどり着けない情報が、携帯電話の中にはつまっている。 なお、モバゲーとは「モバゲータウン」の略であり、運営しているのは、株式会社ディー・エヌ・エーである。最近はCMも打っている。そのからくりも後日。


最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
事後報告ですが・・・ (拳法一代)
2007-12-06 15:06:34
ご無沙汰しております。

私のブログリンク集の中に
入れさせて頂きました。

事後報告ですが・・・
ご都合が悪ければ削除を
致しますのでコメントを
下されば幸いです。
返信する
ありがとうございます。 (長坂徳久)
2007-12-06 22:41:33
拳法一代さん。

リンク、ありがとうございます。
以前、拳法一代さんのブログも読ませていただいていたのですが、いまはパスワードがかかつているのですね。
また、教えていただければうれしいです。
返信する
実は・・・ (拳法一代)
2007-12-07 11:17:11
技法の流出と守秘と言う観点から
パス発行制に変更を致しました。

私の映像も公開しているのですが、それは然したるレベルのものではないですし(私個人の事ですから)構わないのですが高弟先生の映像もアップして公開していますので、その関係上登録して頂きパス発行にせざるを得なかった経緯があるのです。

道院のHPを開設していますので、ご面倒だとは思われますが各県連盟のサイトで検索して頂くしか手立てはないと思われます。
(富士山より北とだけ申して置きます。)
返信する