ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

あてる

2011年09月01日 22時55分13秒 | 教育・指導法

どの指導がいいか。

 

それは、その拳士による。

 

全中女子単独演武で4位に入賞したかほちゃん。去年までは2年連続予選敗退だった。

誰がみても、気合と動きが合っていないのがわかる。声というよりも、「心・気・力」が一致していない感じ。

今年、長坂は、それが「丹田」の意識にあると考えた。

そして、その意識を持たせるために、いくつかの方法を試みた。

一番うまくいったのが、錫杖を使った稽古だった。

彼女は、それで一気にブレイクした。

本人いわく、「突きや蹴りが遠くまで伸びる感覚がある」といった。

どの稽古方法がいいかを見極めるのは指導者の大切な役目。

それは、一人一人違う。道場全体の指導をするときは、一人一人違うメニューは組めないが、それでも個々に応じた指導は大切。それを可能にするのは個別評定だろう。

 

秋に高校大会に挑戦するKくん。これも先日の稽古から一気に変わった。

ポイントは、岸田先生のブロクで学んだ「カンペルライン」だった。

彼は、動くときに目線がぶれる。顔もぶれる。

そこにポイントを置いて指導しただけで、一気に変わった。

冗談で、

「K、やっと橋本西らしい動きになってきたな(笑)」

と。

おそるべし、カンペルライン。

自分が選択する指導方法があたるのは指導者としてはうれしい。

 

 


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