ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

少年部指導

2009年05月01日 00時20分19秒 | 少林寺拳法(ライフワーク)
あるサイトで、少林寺拳法の少年部指導の話題が展開されていました。

みんなで意見を出し合い、智恵を共有することは本当にいいことだと思います。

その中で

「練習中に、おなかが痛いとかしんどいとか言って練習を休もうとする(練習中に横で休むということ)拳士にどう対応するか?」

という話題がありました。

子どもたちは、練習を休みたいときにそんなことを言う場合はあります。それは仮病かもしれません。

また、一人がそう言い出すと、「ぼくも」「わたしも」となることも多いでしょう。

トイレなどもそうですね。

そのサイトに長坂が書き込むことはできませんが、ここで私見を述べてみます。

①まず「しんどい」といった場合、長坂はそれをまず信じます。仮病と決め付けて対応することは絶対に避けます。

②そして、実際に休ませます。それが「さぼる口実」だとしても休ませます。


ただし、うちではそんなことにはなりません。次のことからです。

①子どもたちが「やすみたい」「さぼりたい」と思うような練習をしない。
楽しい練習と厳しくやる練習をうまく織り交ぜたりします。
また、しんどい練習でも「楽しい」と思えるような仕掛けもできます。


②それで「やすめる」「さぼれる」という雰囲気や道場の空気を作らない。
これは、ぴりぴりしているということでもありません。
子どもたちにとってほどよい加減ということでしょうか。
また、うそはつかない、うそはつけないという雰囲気でもあります。


しかし、たまにはそのようなケースはいまもあります。

そのようなときは、基本的に、やすませておいて、さりげなくもどってきたくなるような練習を入れたりします

そのときに、「罰」としてその楽しい練習(たとえば鬼ごっこなど)には混ぜないという方もあるようですが、長坂は気にせず入れます。ただし、
「もう、治ったんやね?」
と釘は刺します。


また、明らかにさぼろうとしているときなどがあれば、

「もう、少ししたら休憩になるけど、しんどかったら休憩時間も遊んだらあかんで。」

と言います。そうすると、

「うーん、もういけそう。」

とか言います。

「じゃあ、あと少しがんばろか!」

反対に、それでも

「やすむ」

という場合もあります。その場合は本当にしんどいということも考えられます。

身体はしんどくなくても、精神的にしんどいいうことは大人だけでなく、子どもにもありますね。
家や学校でなにかあったなども含めて。(特に家庭的に不安定な子は、情緒不安定になることが多いので、フォローは必要です。)


以上は子どもたちへの対応です。

たまたま、今日は中学生以上には次のように言いました。

「勉強や部活でしんどかったら、稽古に来るな。休めばいい。ただし、来た以上は、しんどくても、しんどい顔をしたり態度をしたりするな。しんどいなら休めばいい。来たなら、しんどくても一生懸命にやろう。」


一般でこのような指導ができるのも、少年部の間に

「少林寺拳法がすき!」

という状態になっているからです。

ご閲覧ありがとうございました。

最新の画像もっと見る