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ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

今日の講話2

2015年01月28日 04時09分15秒 | 教育・指導法
『みんな、寒いとき言う言葉は?』

「さむい!」

『そのまんまやん!』

『つめたいって言う人?』

手をあげる。

「ほかにもある!」

『どうぞ。』

「ひゃこい!」

『まこと、五條でも言う?』

「いいます。」

『ひゃこいって、大阪で言うたらばかにされるで! 昔、先生
が大阪の堺で働いてたときな、水がかかって、ひゃこいよ!っていったら、何それ?!ってめっちゃばかにされたから。』

「そうなん!!」

『さて、この、つめたいは、ある言葉が変化したものです。それは、( )が( )です。わかる人?』

「つめが痛い」

いきなり正解が出ました。

しかし、わざと揺さぶります。

『他に?』

「えっ、ちゃうの?」

といいつつも、何個か出たあとで、

『正解がありました。つめが痛いです。』


『寒いとき、水に手をつけると、つめが痛かった。それぐらい寒かった。そこからできた言葉が、つめたいです。』


ここから、つめが痛いぐらい、寒くても炊事や洗濯をしてくれている家の人に感謝しよう。

君たちも、寒くても頑張っていることはありますか?


という展開に持っていく運びだったのですが、子供たちは、

「他にそんな話ないの? もっと教えてよ!」

と。

つめが痛い→つめたい

に食いついた。

橋本西の子供たちは、いつも

「もっとしゃべってくれ(教えてくれ)」

と言います。

OBやOGも、「法話と休憩時間が一番好きやった」という子達が多いです。


『そうやなぁ、じゃあ、この話は知ってるか? 前に話したかな?』

と言って、サラさんとアンさんの姉妹が話を始めました。

大会の稽古しないといけないのに!

まっ、いいか。


続く。

今日の講話1

2015年01月27日 02時48分13秒 | 教育・指導法
( )が( )。



全員起立。
( )を埋めてください。発表した人から座ります。


これは全員発表させることが目的。


長坂「魚が泳ぐとかね。」


まあ、いろいろ面白いのが出ました。


「負けるが勝ち」

「鳥が空を飛ぶ」

このような普通なのから、


「けがない。」

『そのパターンか!』

「けがうすい。」

『もうそのパターン要らんぞ!(笑)』


「ねこがねころぶ。」

「めがね」

『また、新しいパターンやな(笑)』

「犬も木から落ちる」

『おい! が、ついてないし! しかも、犬ちゃうし、猿やん(笑)』


とまあ、爆笑で進んでいきました。

他にもあったが、忘れてしまいました。


このように、誰でも考えられる問題で、かつ、答えが決まっていない拡散的知能問題は盛り上がります。


ちなみに、これは導入で、本題はここから。


では、講話2へ続く。

今日のスピーチ

2015年01月26日 02時43分04秒 | 教育・指導法
百人一首の罰ゲームスピーチ。


今日のテーマは、百人一首の勝敗がついてから、土橋副道院長に指定させた。


土橋「スピーチするのは、男ばっかりか・・」

と確認してから、


「好きな女の子のタイプ」

と指定。


え~!


と半ブーイング。


長坂が、

「じゃあ、先生からいくわ!」


とスタート。


「私はちょっとバカな子が好きです。」

と始めた。


あとの内容は秘密。


個人的にこの即席スピーチははまりそう。緊張するけど、もの凄く鍛えられる。

工夫

2015年01月26日 02時35分55秒 | 教育・指導法
今日の稽古での百人一首。


「今日は、偶数枚数を取った人がスピーチです。」


五色百人一首は20枚で勝負する。


最後の三枚は残す。

奇数枚数を残すから勝敗がつく。(同点がない。ただし、お手つきの関係で同点ですなる場合もある。)

1枚のこしや、全部取らすをすると、特に子供は殺伐としたら、トラブルの元になる。



さて、


「偶数枚数を取った人がスピーチ」


とした場合、勝ってもスピーチをしなくてはいけない可能性もある。


やはり、勝負であるので、弱いこは毎回負けることなる。

負けた子が毎回スピーチとなってしまう。

勝った方がスピーチとやれは、わざと負ける子も出るだろう。


だから、「偶数枚数」とした。


なかなか、面白かった。


枚数を数えながらやっている子もいた。


負けてもいいから奇数キープをする子もいた。


はしけん 対 とだけん


最後の1枚までお互いが奇数だったようだ。

だから、最後の1枚をどちらも取ろうとしなかった。


取った方が偶数ですなるから。


長坂は、わざと、

「取りなさい。」


後輩のはしけんが取った。
優しい子だと思った。

メニュー

2015年01月26日 02時17分28秒 | 教育・指導法
1月25日


日曜日


一般部稽古


0 稽古開始まで→来た人から、投げに対する受身の練習


1 鎮魂行


2 返事の練習→骨ストレッチ


3 音楽を使った「橋本西基本のき」

・メディシン

・2ステップ

・重心移動

・チューブ

・ミット蹴り

・とびげり各種

・大車輪→片手大車輪→ロンダート→片手ロンダート→ハンドスプリング→片手ハンドスプリング

・相撲


4 骨ストレッチ


5 百人一首


6 スピーチ


7 法形


8 学科「達磨について」

・1文交替音読

・マーキング、疑問探し

・質疑

・キー段落探し

・ 指名なし1文交替音読


9 法形


10 乱捕


11 道場訓


12 作務

ロングスロープ

2015年01月25日 03時17分23秒 | 教育・指導法
4月から仕事(少林寺拳法は仕事ではありません)が忙しくなります。


新しく拝命する役職もあり、かつ新しい事業も立ち上げます。



新しい事業は、育夢学園(NPO法人)とは別です。


仮称 長坂総合教育センター
(ロングスロープ)


これはNPOではありません。


まず取り組む内容は、


・長坂塾


・中学生の復習塾


です。


講師、バイト(高校生、大学生可)を募集中。


また、いずれは、家庭教師事業(学習部門、体育部門、特別支援(不登校など)部門)にも入っていくので、その講師も募集中です。

101点主義

2015年01月25日 03時02分20秒 | 教育・指導法
法話で。



期待と事実が矛盾したときに「苦」が生じる。


期待=事実→幸せ


期待>事実→苦しい


期待<事実→超幸せ


期待を持たないことはいまの世の中できない。

期待=夢とも言えるからだ。

しかし、期待通りにならなくて多くの人は悩む、苦しんでいる。

今日の出席者は14名。

うち、いま、悩みがあると答えたのは11名。
ないのが3名。

2名は6年生(もう一般部の稽古にも参加している。)


もう1名は知的障害のある拳士。彼は、悩むってどんな状態なのかわからないみたいだ。
20だが、今まで悩んだことがないようだ。


さて、拳士たちに、


期待値を一旦下げる。


それをクリアしたら、次に、少し期待値をあげる。


それを繰り返すと教えた。


自分の中の100点のレベルをかなり下げる。

そうすると100点になりやすい。

そして、次には101点を目指す。

すると、その101点が自分にとっての新しい100点(満点) になる。


それを、繰り返していく。


パレートの法則の8割主義や78対22のユダヤの法則と同じである。


かくいうわたしも、少林寺拳法に大会と試験がなければもっといい先生になれるだろうなぁと思う。


大会と試験はどうしても、期待値ややらせなくては値が高くなるから。


しかし、大会や試験があるからがんばれるのも現実。


良寛のような指導者が理想ではある。

罰ゲーム?

2015年01月25日 02時37分22秒 | 教育・指導法
一般部稽古では、百人一首を入れている。

目的は、


・百人一首という日本伝統文化を学ぶ


・学校でも役立つ


・動体視力の養成(ビジョントレーニング)


・リアクショントレーニング


最近、負けた方を罰ゲームとして、30秒スピーチをやらせている?

これは罰ゲームというよりも、スピーチ力養成が主目的。


その場でテーマを提示する。


今日のテーマは、


「インフルエンザ」


について。


最後に長坂も行う。自分の訓練にもなるし、拳士のお手本にもなる(と思う)


「説明するな、語れ!」


「エピソードを語れ!」


と教えている。

ブリッジの考察

2015年01月23日 02時36分21秒 | 教育・指導法
橋本西では昔からブリッジを重視してきた。


一つは、少林寺拳法に役立つかどうかよりも、子供のうちにやっておくことがその子のためになると考えるから。


二つ目に、それはブリッジには「運動の基礎感覚」がたくさん入っているから。


(ブリッジに必要とされる基礎感覚→立ったところから体を反らせてブリッジする形。橋本西では立位ブリッジと呼ぶ)


・高さ感覚

・逆さ感覚

・後倒感覚

・腕支持感覚

・柔軟性

・そして、これらをトータルに使う協応感覚


橋本西の小学生38人中、立位ブリッジができないのは4名。


考えられる原因の一番目は、


後倒感覚がない


後ろには目がないので、誰もがこわい。
マット運動でも前転よりも後転ができない子供が多いのは「見えない」から。


次に、後倒感覚と同じく、逆さ感覚がない(弱い)


最後に腕支持感覚



できない原因様々だが、共通しているのは、(全員ではないが)発達障害、または、学校で手がかかると言われる子にブリッジができない子が多い。

エビデンスはわからない。

しかし、そのような子供たちは、「体幹」が弱いと言われている。
それは、低緊張であるからだ。
だから、良い姿勢を保持することが難しく、すぐにがさがさしたり、または、ぐにゃぐにゃしているように見える。


逆に言えば、体幹を強くしていくことで、発達障害が改善されたり、少なくとも健常児となんらかわらないと思われるぐらいに成長した拳士が橋本西にはたくさんいる。


そして、ブリッジも体幹を鍛えるには最適な運動である。



さて、今日あるこを指導していて分析してみた。

A児→立位ブリッジができない。


カエル倒立は20秒できる→ということは、腕支持感覚は満たしている。


頭倒立(三点壁倒立)は余裕でできる→ということは「逆さ感覚」は満たしている。


二重跳びはできる→ということは協応感覚もあると言える。


また割りはできる→柔軟性はある。


普通の腹筋は苦手、演武中構えていても動く、座禅中もじっと座れない→体幹が弱いと言える


マット運動は前回り、側方倒立回転(大車輪とほぼ同)はできる(と言ってよいレベル)。しかし、後転はできない。
→ということは、後倒感覚がないと言える。


結論→彼が立位ブリッジができないのは、後倒感覚がないため。後ろに倒れていく感覚がこわいのだ。
さらに、体幹が弱い、及び、低緊張(同じ力を出し続けられない。)


対策→後倒感覚を養うために、補助をしつつ、繰り返し、繰り返し、指導者があきらめずに根気よくやること。
体幹は逆にこの立位ブリッジの練習を通じて養えると考える。



同じようにできない子供が、いても、原因は一人一人違う。

ただし、共通点もある場合が多い。


よって、何かできない子供が、いた場合は、


1 できなくてもよい(いまは)と認めてやる


2 必ずできるようにしてやると指導者が自分に誓う


3 できるまで指導者があきらめない


4 できない子供たちの共通点に学ぶ


5 その子供特有のできない原因を探る


6 繰り返し、繰り返し、粘りづよく指導する。


ブリッジ一つからでも、このようなアセスメントが可能であり、かつ、必要である。

頭痛

2015年01月22日 23時49分34秒 | 教育・指導法
朝から頭痛が治まらずに、仕事を部下に任せて、夕方まで寝ていた。


治まったので、出勤。


5時~6時は、


ザ★作文教室 中学生の部


10分前に終わったので、イスラム国による身代金事件の話→特殊部隊の話を。


6時から6時50分


ザ★作文教室 Aコース(5年生)


終盤、節分の話、等々に。


仕事はここまで。


7時からは少林寺拳法指導。


また食べる時間はありませんでした。


10時に終わりました。


育夢学園も少林寺拳法橋本西もインフルエンザが蔓延しています。

開祖

2015年01月22日 16時48分49秒 | 教育・指導法
学童保育にいくと、少林寺拳法の拳士でもある2年生が、

開祖の写真を指さし、

「長坂先生、あの人に勝てる?」

「勝てません。」

「なんで?」

「もう亡くなっています。」

「あの人強いん? 波動拳士出せる? カメハメ波は?」

と。

その2年生は週に1回だけ修練しているまだ白帯の拳士だ。

少林寺拳法をしていない子もいたので、その場はスルー。


そのあと、長坂の部屋にその2年生と5年生の橋本西でもエースである拳士を呼んだ。


「そこに座りなさい。」

「・・・」(きつい口調なので、なんで?という感じで不安そう。)

「さっき、なんといいましたか?」

「あの人に勝てる?って。」

「開祖は少林寺拳法を作られた方です。私たちが一番尊敬している人です。

 長坂先生と比べるようなものではありません。

 ばかにしたようなことをいうべきでもありません。

 これからは気をつけなさい。」

「はい・・」

「(5年生に) お前が注意しなくてはいけないやろ? 少林寺拳法をやっていない人にまでとやかくいうことはないけど、

 少林寺拳法の拳士には先輩としてお前がきっちり指導しなさい。」

「はい。」


拳士である以上、開祖は神聖にしておかすべからず方である。

幽霊にしない!

2015年01月22日 03時02分48秒 | 教育・指導法
橋本西もはぐくむ学童も、

1月の目標は、

「返事をする」

です。

ただし、名前を呼ばれたら返事をするなどは元々できていますから少しレベルの高い返事をするです。


指導者が指示をしたら、

「いいですか?」

などと言われる前に返事をする。

例えば、学童保育なら、

指導員「読書の時間終わり」

や、

指導員「40分になったら外遊びいく準備をします。」

など。


なお、必要以上に、

「はい」「はい」

返事するのも必要ありません。

少林寺拳法の高校生の大会で、開会式で来賓や主催者が挨拶をしているときまで、怒鳴るような「はい!」という返事は必要ないと私は思っている。


さて、子どもたちに言います。

「先生たちが何か言ったときに、返事がなかったら、先生たちがしゃべった言葉は幽霊になってしまいます!」

そして、

「今日はゆうれいが三匹できてしまいました!」


などと言います。


「長坂先生、ゆうれいって、一匹、二匹って数えるん?」


と言ってくる子どもたち。(笑)


社会に出たときに、必要な返事、社会で通用する返事。

これが長坂の基準です。