習慣HIROSE

映画・演劇のレビュー

『ドラゴン・キングダム』

2008-07-24 22:08:09 | 映画
 ジャッキー・チェンとジェット・リー(と、いうよりも僕らの世代にはリー・リンチェィーというほうが、ピンとくるのだが)の対決が見られる。夢のコラボがついに実現した。期待はしなかった。えてして、こういう企画は肩すかしを食らうことが多い。今まで、何度、だまされて来た事だろう。だから、極力期待もしないで、スクリーンと向き合った。

 昔、バート・レイノルズとクリント・イーストウッドが共演した『シティーヒート』を見て、心底がっかりしたことを今でもはっきり覚えている。一枚看板の大スターを2人並べてしまったら、どうしても両方に気を使い、結局はどちらも立たない、ということになる。そんなのは子供の頃から知っている。『マジンガーZ対デビルマン』を見た時、唖然とした。つまらない。あんなにつまらないことが、ショックだった。

 今回はアメリカ映画だし、『ホンテッド・マンション』の監督の作品らしいし、少年を主人公にして、『西遊記』をベースにした、なんてことを最初から知ってるから山盛り予防線を引いている。ハナから何も期待しない。

 と、言いつつも、でも、やはり心はワクワクだった。2人が対決したら、どっちが強いか、なんて、これは子供の頃夢見ていた世界のお話なのだ。ジャッキー・チェンとブルース・リーが対決することは不可能だったが、それでも、ぼくらが子供の頃、(と言いつつも充分大人だったが)そんな話を友だちと何度となくしていた。

 さて、この映画である。軍配は、どちらに上がるのか。まぁ、もうわかりきったことなので、書くけど、2人の死闘が描かれるわけではない。2人は手を携えて少年を助けて敵を倒す、というよくあるパターンに当然なる。

 と、言っても2人が一切戦わない、というわけではない。もし、そんなことをしたなら、観客が、暴動を起こすだろう。だから、前半に2人のファイトシーンが、じっくり見れるようになっている。まぁ、ただのお約束。

 別に、何も語ることはない、そんな映画だ。可もなく不可もない。見てる分には楽しめる。ジャッキー・チェンが酔拳を見せてくれる、なんてのもご愛嬌。ジェット・リーの孫悟空なんてのも、笑える。中国4千年の歴史史上最高の大ヒット、なんて宣伝(実際ヒットしたのだろうが)にも、笑える。こういう子供向けのアクション映画に2人が出た、ということに腹を立てるほど、僕はもう子供ではない。だけど、なぁ・・・

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