マーベル映画はもう飽きた。さすがにもう劇場では見ないけど、配信終了間近という表示を見ると、ついつい見てしまった。もちろん30分くらいでやめたらいいのだが、見始めたらやはり最後まで見てしまう。悲しいサガだ。それに最初の30分はそこそこ面白かったし。その後の展開がつまらない。
マーベルは同じようなヒーローものが意味のない展開になって延々と続いていく。1本で映画として完結しろよ、といつも思うけど、これこそが観客へのサービスとでも勘違いしているのだろう。今回もまたエンドロールで山盛り次回作の予告みたいなシーンが描かれる。(ヒットしないと次回作は作られないだろうけど)
この映画の主人公はスパイダーマンの敵役らしいが、この一作だけを見れば悪者ではない。割と抑えたタッチで描かれる地味な映画だった。コスプレではないし。コウモリの血清から不思議な力を手に入れるって、スパイダーマンと同じパターンの幾分シリアス版。暗い映画でタッチとしてはバットマン似か。(コウモリつながりだし)
ふたりの親友同士の戦いがメインになる。1時間44分と上映時間は短め。テンポよく展開するが,あまり面白くない。お話があまりに単調で定番。驚きがない。今公開中のマーベル映画の新作『マーベルズ』も空前の不入りらしい。あっと驚くような新機軸でもないとさすがにもう誰も見ないのではないか。