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映画・演劇のレビュー

『デス・ウィッシュ』

2018-11-02 21:14:37 | 映画

まだ映画を見始めてまもない頃の話だ。チャールズ・ブロンソン主演の『狼よさらば』を見た。たぶん。実をいうと、もう今では記憶は曖昧なのだ。押し入れにある「映画ノート」(中学生の時から毎年1冊ずつその年に見た映画を記録している)でも引っ張り出したならわかるかもしれないけど、あまりそういうことはしたくない。忘れたことは忘れたままでいい。

もう40年以上前で、自分がまだ中学生から高校生になったくらいの頃の話だ。アラン・ドロンの主演作品は確実にヒットする時代で、スターが売りになった幸福な時代のお話だ。ブロンソンもスターだった。当時この映画を見て、けっこう感動していた。はず。なんだかとても懐かしい。ロードショーやスクリーンというような雑誌を毎月むさぼるようにして読んだ。少ないこづかいで買った本は穴が開くほど読んで、そこに載っている映画は見た気分になった。映画はせいぜい月に2,3本しか見れないから。でも、TVの洋画劇場は月、水、土日と欠かさず見ていた。見た映画はずっと忘れない。(今では、見た瞬間忘れるのに)

 

14歳はそんな年頃なんだ。だから、もしかしたら、この映画も見た気になっていただけなのかもしれない。まぁ、そんなこと、どうでもいい。ただ、今回、あの映画がリメイクされると聞き、なんだか懐かしくてついつい見てしまう。それだけのこと。

 

それにしてもあんな古くさい映画をどうして今頃再映画化するんだろうか。とてもじゃないけど、こんなお話で今の観客を引き込めるとは思えない。というか、こんな映画が映画館にかかること自体が不思議だ。お話が古すぎて信じられない。40年以上の歳月を経てこのお話にどれだけの意味があるのか。疑問だ。

 

映画を見ながら、たとえ現代に設定を変えても、こんなお話では今の時代には通用しないな、と感じされられた。社会派ではなく、これはただのアクション映画だ。しかもB級でしかない。イーライ・ロス監督作品なので残酷な描写も多々ある。なんだか不思議。こんな映画が今の時代に劇場公開されるのが。主演がブルース・ウィリスだから、なんていう理屈は通用しない。もうそんな時代じゃないし、ブルースも過去の人になった。

映画自体はそれなりに見てられる。キアヌ・リーブス主演の『ノック・ノック』もこんな感じだった。近年のイーライ・ロスはこの手の映画も好きみたいだ。それにしても、この古臭さはかなりのものだ。なんでこんな映画が東宝シネマズで公開されるのか、いくら考えてもこれはなかろうという結論に達した。まぁ、それだけ。

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