大みそかの今日、さきほど今年最後の映画を見た。劇場で見逃した『パピヨン』だ。とてもいい映画で満足した。マックイーンの傑作『パピヨン』の2度目の映画化作品である。どうして今頃これをリメイクするのか、よくわからないけど、高校生の頃、劇場で見て号泣したあの映画が今どうよみがえるのか、気になった。大好きだったあの映画がまるで趣の異なる静かな映画として再び作られ、それがちゃんと胸に沁みた。よかった。熱い映画だったオリジナルとはまるで違うのに、魅力的。
この映画で今年、TVで見た(というか、DVD、ブルーレイで、だけど)映画は118本。その中からベストテンを選ぶのは不可能だ。でも、あえてお遊びなのでやってみよう。
1位 生きてるだけで、愛
2位 さよなら僕のマンハッタン
3位 ベロニカの記憶
4位 ここは退屈迎えに来て
5位 四月の永い夢
6位 レディ・バード
7位 500ページの夢の束
8位 日日是好日
9位 サバービコン 仮面を被った町
10位 若おかみは小学生
なんとも節操のないベストテンか。ふつうなら見ない映画をたまたま見て驚いた、というパターンを優先してしまった。『モリのいる場所』『二重螺旋の恋人』『迫りくる嵐』『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』なんていう映画でもいい。実は4時間版で見た『クーリンチェ少年殺人事件』も、このブログでは「なんだかなぁ、」と書いたけど、実は2度目はとてもよかった。(気になって2回見てしまったのだ)
年末に見たジョン・ウーの呪われた映画『ザ・クロッシング』2部作もよかった、と思う。『金子文子と朴烈』『さよならくちびる』もようやく見た。『神と共に』2部作も一気見した。