アン・リー監督の新作である。何をおいてもまず劇場に駆けつける。内容なんか、どうでもいい。無条件でまず、見る。アン・リーが裏切ることはない。と、思うのだが、今回はなかなか劇場に行けなかった。公開から2週間以上経って、ようやく、目撃する。
実は嫌な予感があった。話がこういうヒューマンドラマで、しかも、3D大作。ストーリーを聞くと、なんか、アン・リーらしくはないファミリーピクチャー仕様。でも、天下のアン・リーである。生ぬるい映画を作るわけはない。
だが、期待は見事に裏切られる。(まぁ、『ハルク』の時ほどではないけど)もちろん、決してこれは悪い映画だ、というのではない。虎と共に、海の上を漂う少年の200日程の旅が、丹念に描かれる感動のドラマなのだ。淡々としたタッチも悪くはない。だが、なんか、あまりにぬるい。
先に見た『ひまわりと子犬の7日間』と比較しても何なんだが、あの映画の期待を裏切る凄さの前で、この映画の、逆に期待を裏切るぬるさには、ちょっとショックを受けた。たまたま同じ日に見てしまったのも、あれなのだが、この両者のあまりの違いに衝撃を受ける。同じように動物が出てくるだけで、方向も、描く内容も、何もかも違う2本の映画だから、並べて論じる必要はないし、そういう論点は両者には一切ないのだが、なんか、いろいろ比較してしまう。
確かにこれは大作だし、丁寧に作られてあるし、堂々たる作品であることは認める。だが、見終えて、物足りなかったことも事実なのだ。残念だが。しかも、派手な特撮を3Dで見せるスペクタクルや、虎と少年の海の上での戦うシーンも、美しかったり、凄かったりするけど、なんか単調で、眠くなる。
実は嫌な予感があった。話がこういうヒューマンドラマで、しかも、3D大作。ストーリーを聞くと、なんか、アン・リーらしくはないファミリーピクチャー仕様。でも、天下のアン・リーである。生ぬるい映画を作るわけはない。
だが、期待は見事に裏切られる。(まぁ、『ハルク』の時ほどではないけど)もちろん、決してこれは悪い映画だ、というのではない。虎と共に、海の上を漂う少年の200日程の旅が、丹念に描かれる感動のドラマなのだ。淡々としたタッチも悪くはない。だが、なんか、あまりにぬるい。
先に見た『ひまわりと子犬の7日間』と比較しても何なんだが、あの映画の期待を裏切る凄さの前で、この映画の、逆に期待を裏切るぬるさには、ちょっとショックを受けた。たまたま同じ日に見てしまったのも、あれなのだが、この両者のあまりの違いに衝撃を受ける。同じように動物が出てくるだけで、方向も、描く内容も、何もかも違う2本の映画だから、並べて論じる必要はないし、そういう論点は両者には一切ないのだが、なんか、いろいろ比較してしまう。
確かにこれは大作だし、丁寧に作られてあるし、堂々たる作品であることは認める。だが、見終えて、物足りなかったことも事実なのだ。残念だが。しかも、派手な特撮を3Dで見せるスペクタクルや、虎と少年の海の上での戦うシーンも、美しかったり、凄かったりするけど、なんか単調で、眠くなる。
映画はまだ見てないのですが
原作は結構面白かったです。
3章に分かれているのですが、
ちょっと人を食ったような終わり方でよかったです。