小嶋陽太郎の小説は好き。『おとめの流儀』で出会って、それからすべての作品を読んでいるけど、はずれはない。というか、すべて最高にいい。読みやすいし、読むだけで元気になれる。今回の短編連作も、素晴らしい。5つのお話がどこかでリンクしているのも楽しい。いささかいびつな設定であろうとも、それを納得させるだけの強引さで引っ張っていく。大胆だけど、説得力がある。最初のお話からもう最高だ。こんな女の子が好き。周 . . . 本文を読む
芝居自身が大切なのは当然のことなのだが、もしかしたらそれ以上にコロナ対策の方が大変なのではないか、というようなとんでもない状況の中での公演となった。実に5か月振りになるウイングフィールドでの演劇公演である。NGRが満を持して可能な限りの対策を講じて芝居をする。もちろんそれは中途半端な作品ではなく、今だから可能な渾身の力作を放つ。前半の軽いタッチが、後半、というか、終盤で一転して重くなり、当日パンフ . . . 本文を読む