シリーズ第2作だ。2011年の新シリーズ第1作は衝撃的だった。ティム・バートンのリメイク版『猿の惑星』を完全に反故にして、リセットし直す。そして、それはオリジナルへのオマージュに留まらず、その前日譚として堂々と見せた。
しかも、ラストではこれは前5作も含めた壮大なサーガなのだと匂わせる。安易な続編への布石ではなく、これは大河ドラマの幕開けなのだと思わせる。猿たちの暴走と、終末を思わせる惨状が . . . 本文を読む
周防正行監督の新作だ。もう、見るからに楽しそうで、夢のような2時間が過ごせる、はず。仕事で疲れていたから、週末は絶対にこの映画を見ようと決めていた。
映画はまず、娯楽だ。見ていて現実を忘れて、幸福な時間を過ごすことができたなら、他には何もいらない。でも、ついでに、ほんのちょっとの感動があればいい。(いや、すごい感動の嵐でもいいけど)できるだけ、大きなスクリーンで見たかった。公開7日目なので、 . . . 本文を読む
この夏の初めに、この映画を見た。もう2カ月近く前の話だ。何をいまさら、と思われるかもしれない。だが、今頃になって、ようやくこの映画のことを書く気になった。
これを見た動機は、まず、このタイトルに心ひかれたことだ。「私の」というところが興味深い。そして、「歩きかた」。「ハワイ」についてはあまり興味はない。そんな行き先よりも、彼女がひとりでどこかに行き、初めての場所で頼る人もなく、途方に暮れなが . . . 本文を読む
図書館の新刊コーナーで、この本を見つけて早速読む。このシリーズは、タイトルを見たらわかるけど、よくある「お仕事小説」なのだ。だが、これがとてもよく出来ていて、(徹底した取材が生きている)読むと元気がもらえるから、好き。
大型書店の実情を背景にして、設定はリアルだけど、ここにはちゃんと夢がある。働くことが楽しいと思える、それがいい一番。そんな綺麗ごとなんかない、と言われるかもしれないが、彼女た . . . 本文を読む