あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

一日限りの妖艶な花に魅せられて

2020-07-19 23:48:56 | 植物
我が家のメダカや和金を飼っている発泡スチロールの箱には
毎年春になると買い求めるホテイアオイが三つ四つ。
見た目も涼しそうで、なによりもメダカや和金が卵を産み付けるのにちょうどいい根っこ
毎年そこに産み付けられた卵は消える事なく何年も楽しませてくれる。
 
ホテイアオイは水葵科の水生植物で
日本国内には明治17年にアメリカから持ち込まれたのがはじめとされて
丸く膨らんだ太い柄が、布袋さんのお腹に似てるってこと名付けられ
金魚やメダカなどを屋外の水鉢で飼育するときにホテイアオイを浮かべると
それらの糞を肥料にしてどんどん成長し
魚にとっても水質を維持してくれ、伸びた根ひげが魚の産卵場所としても最適で
育てる側としても涼し気な花も魚も鑑賞できて一石二鳥なのだが
ただ爆発的に増えているため「青い悪魔」とも呼ばれる要注意外来生物のひとつとなっている。
 
花言葉は「揺れる心」「恋の悲しみ」
 
そんなホテイアオイの花は美しく…それでも咲かない年もあったりしたけど
今年は何年かぶりに咲いてくれたホテイアオイ。

上品でいて涼し気な色合いの、それでいて煌びやかさを持って
咲く…そんなホテイアオイの花はたったのい一日だけの花
花の命は短くて…林芙美子の詩が頭をよぎる。
 
蕾が出始める。
 
蕾から花が開き始める
 
花開く…次々と咲き始める
 
赤紫と言うか…とても美しいホテイアオイの花だが
次の日には水に潜るように萎んでしまっている。
 
と、まあ、そんな感傷に浸っている間もなく
発泡スチロールの箱の中は真緑色!
グリーンウォーターと呼ばれている症状で
照射される光量や水が栄養豊富な際に起こり
アオコなどの植物プランクトンが異常増殖したのが原因とされる。
 
が、決して悪いことではなく、小さな身体のメダカや金魚にとって
最適の餌となる植物プランクトンが多く浮遊しているので
特に稚魚の飼育には理想的な環境と言えるのかもしれない。
 
さすがに濃い緑の水に、これはマズいでしょう!!と
水の交換をして、増え過ぎたホテイアオイを整理する事にした。

ホテイアオイには巻貝の卵がくっ付いてて
爆発的に増えるが特に害はあるわけではなさそうなのだが
なんだか嫌で、見つけると除去している。
 
最初に水替えをしたのは和金の箱で、今年の春先に外に出す時期を失敗してしまい
3匹だけになってしまったが至極元気!!
次は年越しした和金のお子様たち。
 
今年で何年目かの川から拾った和金
 
年を越した和金の子たち
 
 
睡蓮鉢のメダカは水交換しなくてもいつも透明できれい。

今年孵化したメダカの稚魚大きい方からやっていったが
さすがに最近孵化したばっかりの水替えは難しそうなので保留した。
 
ホテイアオイは全部箱から引き揚げて
周りの腐ったような部分を取り除き
小ぢんまりと仕上げ巻貝の卵などを水で洗い流して
まあ、洗い流したくらいで葉きれいに除去できたとは思えないけが
それでもしないよりはいいだろうと
一つの箱に見合う程度の数にして
残っホテイアオイは箱に集めてゴミとしてビニール袋に入れて処分した。
 
これだけのホテイアオイを生ごみで出した。
 
残りのホテイアオイは保険としてバケツに入れておいたが
そこから、またメダカが孵化しちゃってる(;'∀')
 
絶対に川に流さない!! もちろんヒメダカも川に返すなんトンでもなく
観賞用のメダカと元々川に居るメダカは別物であり
生態系を壊す事になるので、その点は要注意!!
 
発泡スチロールの箱に着いた緑色の色は落ちないけど
それでもきれいになった水に気持ち良さげに泳ぐ魚たちを見るのは
私自身も気持ちが良い。
 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« コロナじゃなくって良かった…。 | トップ | 食虫植物モウセンゴケの植え替え »
最新の画像もっと見る

植物」カテゴリの最新記事