あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

汗かき冷汗かきした会津三十三観音 左下り観音へと

2013-06-01 22:38:13 | プチドライブ・地域の事

この間 地区で不幸があり隣組としてお手伝いに行って来た。
我が地区ではお通夜の前にご詠歌…いわゆる歌詠みがある。
歌詠みには鐘を叩く人と、ろうそくや線香を絶やさない係があり
それは、たいがい年かさの人が行うのだが、今回線香焚きに抜擢された。

少しずつ若い人にも覚えてもらおうと言う事らしいが
それでも、そういう事に声をかけられる年になったかと
責任感半分ガックリ感半分…って事で!

と、話は横道に逸れてしまったが、そのご詠歌で
久しぶりに左下り観音へ行ってみようと思い立った。
以前行った時にはシャガが見られたのだけど
あの涼しげな花を見たい気もあった。

自宅から車で20分なんて走っただろうか。
いや、もう少し短い時間だったような気もするが
だいたいこんな距離のとこで、きっと暑いだろう空を見上げる。

道路沿いには大きく左下り観音と、そこを入って
石畳みのようになっている道路が急勾配で続いている。
距離にして約一キロ…登って見る事にした。


左下り観音入り口


石畳の道

いろんな野草を期待したが、特にめぼしいものはなく
もう春の野草は終り、夏のシダ類に変わってしまったのだろうか。
ちょっと残念な気持ちでなだらかな登りの道を登って行く。
容赦なく照りつける陽射しは、とても5月の終りとは思えないくらい
厳しいものであった。

汗が流れて息切れもする…運動不足を感じながらも
ようやく最後の駐車場へと辿りついた。
そこはちょっとした空き地になっていて
そこから、山道を少し登って行くのだが
その空き地には夫婦杉が、ずっと昔から訪れる人を見守っていたに違いない。


夫婦杉


最後の石段


もうひと息と、気持険しい道を登り切れば見えてきた左下り観音。

左下りは岩に聳えて懸造り いつも絶えせぬ峯の松風…とあるように
急な道を汗をかいて登って行ったからか、左下り観音の前に立つと
松の木陰を涼しい風が流れて…一瞬にして汗が引いた様に感じる。

その観音堂の脇から石段があり、崖っぷちにへばり付くように建てられた
観音堂内へと入って行けるのだが…もともと山のてっぺん近くに建てられ
しかも古びて…床とか抜けないのか?


観音堂へ入る道


脇には岩をも割るほどの木の根っこが…@@;

行ってみようかやめようか…でもせっかく来たのだからと
冷汗タラタラと山の高い所は平気なのに
建物の高い所が怖いとは…(~_~;)
手摺を離さずにして、辺りの景色は見られなかったが
それでもクラクラ感は拭えずに、手に汗を握る!


観音堂内


観音堂からの風景…中央部分に白い屋根が会津ドームで
その近くに我が家があるのだけど…わっかんないだろうなあ~^m^

何とか数枚を撮り、早々に地面へと
というのは、私にしては珍しくデジカメの電池切れ…(苦笑)

すっかりシャガの季節は終わってしまったようで
あの涼しげな花を見る事は出来なかったが
久しぶりに農園ではかけない汗と冷汗とに充分満足は出来た。

最近 クマ出没のニュースに、まさかこんな里山で近くに工場もある場所なので
出くわすかどうか…まあ、出会ったにせよ
脂肪分たっぷりで胸焼けしそうな私を食べるとは思わないけど
君子危うきに近寄らずってね、早々に引き揚げる事にした。

 

 

 

コメント (36)
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