あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

会津の三泣き

2005-10-26 23:38:36 | プチドライブ・地域の事
今朝 ゆっくりめの朝食を終えて新聞に目を通したら
「私は会津が大好きです」と言うキャッチフレーズが目に入った。
それは、会津の魅力を綴った多くの、はがきコンクールの入賞作品の紹介である。
小学生から一般成人まで多数の応募の中から選ばれた中からの作品で
会津の素晴らしさを書き綴ったはがきだった。

昔 会津に行った時の思い出や、何気ない風景に心奪われた事
たくさんの会津への想いがあった。
思わず涙してしまうようなはがき、読んでいて心が温かくなるようなはがき
季節感に感動を書いたはがき…と、どのはがきを見ても素晴らしい想いが込められていた。。

私は会津に生まれ育って、一度たりとも会津以外の土地で生活した事がない。
だから 意外と会津の良さは充分には分っていないのかもしれないが
他県から来た人によれば
会津ほど景色に四季折々の美しさを出している所はないそうだ。

周りは山々に囲まれて、磐梯山や猪苗代湖
かたや昔ながらの佇まいを残す大内宿や塔のへつり。
鶴ヶ城や飯盛山の白虎隊のお墓や新撰組隊長・近藤勇のお墓。

春には鶴ヶ城には満開の桜、夏は猪苗代湖での湖水浴
秋には、会津身しらず柿や見渡す限りの紅葉。
冬は寒さ厳しく積雪もかなりなものだ。
だけど 猪苗代など近隣の山々でのウィンタースポーツも出来る。
一般的な観光地しか書く事が出来なかったが
もっともっと素晴らしさはあるのだが表現しきれないのが残念だ。

で、そのはがきの中に書いてあったのだが「会津の三泣き」。

会津の三泣きとは、他の地から来た人は、盆地特有の排他性に泣かされ
暮らしていくと共に人情深く、人の良い会津人に感激し泣かされる。
そして 人情の深さを知った人にとって会津を去る時には辛くなり
別れる事の辛さにまた泣かされるのだ。
(住むと気候・風土の厳しさに泣かされると言う説もある。)

それが 会津の三泣きなのだ。

白虎隊や鶴ヶ城の落城・維新戦争など打ちのめされた歴史に
他所から入った人は、なかなか打ち解けられないところがあるのだろうか?
生まれた時から住み慣れている私でさえ
昔からの集落である我が地区では、泣かされる事が多々あった。

たぶん 私はこれから先、会津以外の土地で暮らす事はないと思う。
地元会津の良さを、もっともっと理解しなければならないと
この今日の新聞記事を読んでそう思った。

コメント (13)
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