ぽちごや

FC東京のディケイドSOCIOです。今シーズンは丹羽ちゃんとともに闘います。

2012J1リーグ第23節サンフレッチェ広島vsFC東京@ビッグアーチ20120825

2012-08-29 20:41:39 | サッカー

夏休みに帰省をしてました。帰省ついでに広島戦です。帰省がメインか広島戦がメインかわかりませんけどw。

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車で行ったのですけど、駐車場渋滞のあげく、キックオフに間に合いませんでした。ビッグアーチに入ったのは、前半30分。まだ試合は動いて無かったです。今日はスタートから見たかったなあ。なにしろ今シーズン初めて、スタートから3バックでしたから。さらに、相手は首位広島です。広島は自分のなかでは今シーズンのJで最高のサッカーをしています。その広島相手に東京がどう向かうのか、とても楽しみでした。

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さすが首位広島、終始押されていましたけど、ルーカスのゴールを守りきって勝ちました。

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東京の3バックは、加賀、秀人、モリゲです。エジミウソンの代わりに加賀を入れたというチョイスです。狙いは、広島対策であることを除けば、前線の厚みを増すことと、守備の安定だと思います。広島対策かそれとも基本フォームを変更したのかは、次節を待つ必要がありますね。

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守備については、最終ラインを5枚にすることでサイドで数的優位をつくりやすくしたのでしょう。3バックの意図は、より攻撃に過重したものだと思います。ポイントは、攻撃の起点とサイドの使い方、それにトップ下です。もともとNACK5の大宮戦から、秀人が最終ラインまで下がってビルドアップの起点となっていました。秀人が3バックの真ん中に入って起点となれば、チームの攻撃に違和感はないと思います。

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ウイングバックを置くことで、攻撃参加を容易にします。中盤のポゼッションを制することができれば、サイドを含め、攻撃に厚みができます。

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ポポさんの3バックは、トップ下が特長です。トップ下というよりシャドウ。ルーカスを1枚置いて、梶山とナオがシャドウとして絡みます。

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ようするに、ミシャ浦和とポイチ広島と同じです。ポポさんの真意に興味があります。3ー4ー2ー1の相手に同じ3ー4ー2ー1をぶつける真意。条件を同じにしてガチ勝負に臨むのだとしたら、それはそれで有りだと思います。まさかとは思いますけどw。広島の脅威は、寿人に至るプロセス、とくにサイドの分厚いサイド攻撃です。ミキッチと森脇がつくる右サイドの威力は、のせると止められません。さらに青山とカズを基点とし高萩と石原が絡む中央突破も捕まえ辛いです。ですから、まず広島の右サイドを自由にさせないために、左に徳永とモリゲを配します。アーリアとヨネでバイタルを防ぎつつ、青山とカズは2シャドウが見ます。最終局面のリーサルウェポン寿人は、かならずCB2枚でケアできます。作戦としての意図は、そんな感じでしょう。

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序盤の展開は見てないのでわかりません。TL見てると序盤の東京は良かったようですけど、スタジアムで見始める頃には、すでに完全な広島ペースでした。

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広島の凄みは、ポジションの配置だけにはありません。すべての選手がトラップとパスを正確にできる技術を持っています。それを基盤とした戦術眼が素晴らしいです。具体的には、パスの出し手も受け手も、東京守備網の隙間を見つける目を持っています。だから相手のフォームに影響されず、自分達のリズムに持ち込むことができます。さらにディシプリンがしっかりしています。ターンオーバーされたときの帰陣がめちゃくちゃ早い。結果、安定した守備の上にボールのホールディングもできます。

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3バック対決の局面は、ウイングバックの位置争いにあります。ミキッチと清水が、むっくんと徳永に位置取りで勝りました。以降は(つまり自分が見ていたほとんどの時間は)、得点シーンを除いて広島がイニシアチブを取ってました。

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しかし、サッカーはどんなに内容が良くてもゴールが入らないと勝てません。広島は何度もチャンスを作りますけど、東京守備陣が凌ぎ、点を奪えません。

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後半開始早々の4分。意外なことに東京にゴールが生まれます。攻撃参加して高い位置にいた加賀がヨネからのパスをタッチライン際で受けターン。寄ってきた梶山に預けます。この時、広島のディフェンスにギャップがありました。加賀が梶山とのタベーラをイメージしてアタッキングサードに侵入。アーリアとむっくんも右サイドに出ていたので、清水は3人を見ることになります。梶山につられて水本が前に出ていたので、千葉、水本、清水の中間にギャップができました。そこにルーカスが侵入します。さらに、中央にいたナオが森脇と千葉の間をダイアゴナルに走りこみます。これに気をとられた広島DFのスキをつきルーカスが中央に進出。これらの動きを、ボールホルダーの梶山はじっと見てました。ナオ、ルーカス、むっくん、加賀というパスの選択肢から梶山がチョイスしたのは、ゴール正面のルーカスです。森脇がつきますけど、その股を抜いて、ゴラッソ。東京1-0広島。

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ポイチさんは、両ウイングバックとシャドウの一枚をフレッシュな選手に代えて、イニシアチブを維持します。もちろんその意図は成功しますけど、ゴールは奪えません。

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逆にポポさんが送り込んだネマニャがアクセントになり、攻撃過重になりたい広島守備陣に脅威は与えます。追加点は無かったにしろ、守りきるために効果的な選手交代でした。

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もう一人交代で入ったエジミウソンが怪我でアウトしたのは、ちょっと心配ですね。

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試合はそのまま終了しました。東京1ー0広島。ルーカスのシュワ。

得点シーンは3バックシステムの効果が出たと思います。広島のDF陣が崩れたのは、東京がサイドを分厚く攻めたことが影響したと思います。むっくんと加賀が絡むだけでなく、アーリアも加わり、清水と水本をひきつけました。わずかな時間であっても、試合の趨勢を決める決定機を演出できたことは、今後に向けて収穫だったと思います。

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今シーズン、「東京が耐えて凌いで、カウンター一発で逃げ切った」なんて感想を感じるとは思いませんでしたw。けどまさに、そんな試合でした。広島は23,000を超えるお客さんが入り、首位らしい結果を見せたかったでしょうけど、サッカーはまぁ、そんなもんですw。半分くらいしか見れなかったけど、強敵の首位広島に勝ったので満足です。夏の終わりをよい形で締めることができました。秋攻勢の弾みにしたいですね。

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最後にやっぱり、ちょっと駐車場誘導について一言言わせてください。長々と3箇所駐車場待ちしたあげくのたらい回しで、結局オフィシャルの駐車場は満車。絶望してたのですけど、私営に停められ、なんとか試合を見れました。たしかにホームページで渋滞するとありますけど、車社会の広島で車できたいお客さんもいると思います。まして初観戦だったらまおさら。近隣の迷惑を考えたら、駐車場待ちする車の導線と誘導、さらに空き状況のアナウンスを見直してほしいです。車で来場する数をコントロールするために、有料化か、それがダメなら整理券制を考えても良いのではないでしょうか。


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