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ぽちごや

FC東京のディケイドSOCIOです。今シーズンは丹羽ちゃんとともに闘います。

AFCチャンピオンズリーグ2012グループステージ第4節FC東京vs北京国安@東京スタジアム20120417

2012-04-18 22:13:15 | スポーツ

ホーム味の素スタジアムでは初めてのACL開催です。スポンサーの関係でネーミングライツは表記できないとか。看板に覆いが被せてあったり、ベンチスタッフがビブスをつけていたり。異様です。やっぱりおかしいですよ。まあ、覆いがないところもあって。ささやかな抵抗ですか?w。

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平日開催ということで、入場者数は1万に達しませんでした。東京サポのACLに対する価値観がわかります。ACLの価値を上げる努力は、他ならぬAFCの仕事ですよね。がんばって貰わないと。

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北京国安戦、勝ちました。完勝です。東京はベテランを休ませたメンバーでしたけど、代わって入った大竹と草民が躍動してました。ちょっとベンチスコッドの硬直化を心配してたんですけど、活性してるみたいで安心しました。

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北京での1戦目と違い、北京国安はそれほどアグレッシブなフォアチェックをかけてきませんでしたね。序盤はコレクティブに守って来ました。アウェー対策なのか、コンディションの問題か。そういえばスタメントップがカルジェロビッチでなくデカいレイナウドだったんですけど、運動量という面で劣るのかもしれません。ボランチの一枚、とくに6番がフォアチェックに来るのは変わりませんから、中盤でインターセプトを狙うことは変わらないのだけれど。圧力のレベルを戦略的にコントロールしたのかもしれません。だけど、結果的に、北京国安唯一の可能性を自ら閉じたように感じました。東京は中盤にスペースがあると大喜びするチームです。

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前半7分。いきなり先制します。ヒョンスがレイナウドに倒されてFKを獲得します。ちょっと距離のあるナオのFKを千真がヘッドでドンピシャ合せ、ゴール。東京1-0北京国安。

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北京国安はマンツーマンディフェンスに切り替えてきました。第一戦の戦いかたに戻しました。でも、東京の対策は万全でした。ワンタッチの高速なパス交換を繰り返し、北京国安の圧力点を分散します。ときおり北京国安は東京サイド深く攻めこみますけど、およそ可能性を感じませんでした。先制してたこともあり、安心して見ていられました。

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前半はとくに、スタメンのチャンスを貰った大竹と草民が輝いてました。大竹はトップ下でフリースペースに潜り込み、パスルートのハブとして機能します。大竹に限らず東京のパス供給源、アーリア、ヨネは縦のスペースにボールを送り、アタッカーを走らせることを意識してたみたいですね。ワンタッチでボールを廻し、タイミングがあったところで縦に入れるイメージ。緩急のメリハリをつけることに成功しました。北京国安はこの東京の緩急についてこられませんでした。

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草民はやっぱりサイドで活きますね。パスの受け役とラストパス供給源として機能してました。草民は多くの束縛なく自由にプレーできるほうが躍動します。昨シーズンの草民を見るようでした。ヨネアウト後はボランチとしてプレー。秀人が担う、攻撃の方向性を決める仕事をきっちりこなしてました。鹿島戦のSBといい、ユーティリティーな能力を身につけてきたのでしょう。心強いバックアップです。

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前半のうちにもう一点欲しいなぁと思っていたアディショナルタイム。東京に追加点が入ります。相手ゴールキックをヒョンスが競り合い、イーブンボールをナオが拾います。徳永に戻したボールを再びナオが自陣で受け反転。右タッチライン際に流れたアーリアに縦パスを入れます。アーリアはトラップで相手をかわし、相手右サイド深くのスペースにロングボールを入れます。走り込んだ千真がボールに追いつき、タメを作ります。アーリアのパスで千真とともに奪取し、ゴール前につめていた大竹にパス。相手DFに当たりますが、ちょうど大竹の前に落ち、ヘッドで流し込んでゴール。大竹は今シーズン初ゴール。東京2-0北京国安。

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後半2分、右肩脱臼でヨネが退場します。せっかく試合で全力プレーを見せられるようになったところなのに、かわいそう。悪くないことを祈るばかりです。がんばれ、ヨネ!

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ヨネに代わり、谷澤投入。

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後半12分。代わって入った谷澤がいろんな仕事をします。北京の自陣FKをモリゲが跳ね返したボールがフリーでナオに渡ります。ナオはセンターライン付近から相手バックライン裏のスペースにロングボールを送ります。抜け出した谷澤がフリーで受け、トラップで相手を二人かわし、ゴール。ヤーザ、決めてくれた。東京3-0北京国安。

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ゴール後谷澤は、微妙な三点倒立(のやりかけ)パフォーマンスを見せてました。

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終盤、平山と丸山を投入。

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丸山はプロデビューです。おめでとう。

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このまま試合終了。東京3-0北京国安。北京国安の守備、とくに最終ラインのスキルは、Jを基準にするとかなり劣ります。だから大竹と草民の活躍とチームのパフォーマンスを安易に考えるわけにはいきません。でも、胸がすく、見てて安心な試合だったことは素直に喜びたいですね。

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東京は勝ち点8、得失点差でグループ首位です。 蔚山現代との決戦に向け、ゴールデンウィークのブリスベン戦をきっちり勝ちたいですね。


2012J1リーグ第6節FC東京vs鹿島アントラーズ@味スタ20120414

2012-04-14 23:35:15 | スポーツ

満開の桜を二度の雨が洗い、一斉に散り始めています。不思議なもので、桜花が散ると、突然降ってわいたかのように新緑がまばゆく鮮やかになるんです。今年の冬は長かったですけど、いよいよ盛春ですね。

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ENEOSデーでございます。エネゴリくんとドロンパのコラボ。このふたりのコラボが一番ぴったりくるような気がするんですけど、いかがです?

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今日の相手は鹿島です。開幕5試合でいまだ勝ち星無し。前節、興梠のゴールで、ようやくチームのシーズン初得点という絶不調でシーズンインした鹿島は、今節も逆風で、ジョルジーニョ監督がペナルティでベンチに入れません。東京としては、もう1節、絶不調でいて欲しいところですけど、正直ちょっと嫌な予感はありました。いずれは鹿島も勝つわけで、その流れが今日来る可能性を考えると。

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予感は悪いほうに的中しました。鹿島が長いトンネルを抜け、シーズン初勝利。結果は残念でしたけど、内容は東京が勝っていたし、初めて見た珍プレーもあり、エキサイティングで中身の濃い試合でした。それにしても、引いて守る相手を東京がどうやって崩すか、というテーマの試合でしたけど、まさか鹿島相手にこのフレーズを使うことになるとは。思わず遠い目をしてしまいますw。

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東京はアーリアをサスペンションで欠きます。ボランチには、中盤のボール獲得を考慮してか、ヨネがスタメンです。梶山もまだ復帰できず。羽生と谷澤がフォローする形は川崎戦と同じ。怪我が心配された太田は、無事スタメンで出場してました。その他はいつものメンバーですから、戦い方もいつも通り。

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鹿島はボランチに青木が入ったことを除けば、第5節とほぼ同じメンバーです。開幕前には、中盤をダイヤモンド型にしたアグレッシブなシフトが注目された鹿島ですが、結果が残らないなか、オーソドックスな布陣にしてきました。ただ、戦い方はおよそ鹿島らしくなく、極めてコンサバティブ、てかディフェンシブです。極端にいうと、11人で守るシフト。攻めは少人数で手数をかけず。守備の基本スタンスは、最終局面で東京にシュートさせないことにありました。東京がボールを持つと、鹿島は3ラインを作り、全員が自陣に引き、東京の攻撃を受けます。ですので、秀人とヨネは、基本的にあまりプレッシャーを感じることなく、パスをさばけたと思います(さすがに鹿島がリードした後は、FWのどちらかがプレスに行ってましたけど)。パスの供給源だけでなく、出し先も自由にプレーできます。徳永と太田は、ボランチがボールを持つと二人とも鹿島陣深く進出します。だから東京は、サイドを基点に攻め込むことができました。

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ボランチのパスコースは、両SBだけじゃなく、バイタルエリアにもあります。サイドは鹿島があえて「捨てた」感がありましたけど、バイタルエリアは、東京のチーム力が上回っている証拠だと思います。鹿島が極端にバイタルを開けているわけではなく、東京の前線4人がポジションチェンジをしながら、巧みにスペースに入り込むことと、出し手が繰り出すパスのクオリティが極めて高いこと、つまり速く正確なパスを出せる成果だと思います。したがって東京は、シュートに至る最終局面までは、ほぼ試合を支配できたと思います。

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ただ、ここから鹿島は固かった。ようするに、今日の鹿島の守備に関するストロングポイントは、岩政ということです。ザ・岩政チーム。サイドとバイタルを捨てても、ゴール前を死守するという方針ですね。岩政と山村のCBは難敵でした。ルーカスにパスは通るのですけど、いい形でシュートさせてもらえない。東京の攻撃は多彩ではあるんですけど、ルーカスを抑えたら最もリスクを小さくできるという考え方でしょう。

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ということは、ミドルショットを撃つタイミングとスペースが生まれるということです。前半ではヨネとモリゲの惜しいミドルがありましたし、後半にも谷澤や羽生など、何本かミドルがありました。鹿島にしたら、ここはある程度撃たれてもいいかな、というところだったんでしょう。そもそもミドルショットは決定率が下がりますし、東京でミドルを撃てるのは秀人、梶山、アーリアくらいで、そのうち二人が不在であればリスクもミニマムだろうということでしょう。

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いっぽう、鹿島の攻撃は人数をかけないことを旨としました。まず、とにかくロングボールを東京のサイド深くに送り、大迫か興梠を走らせます。鹿島の両FWはキープ力がありますから、東京陣で楔になり、時間を作れる。そこから、多くても2、3人でシュートまで持っていこうという考え方だと思います。でも、大迫はモリゲにほぼ完敗でしたし、興梠も孤立していました。だから、後半途中まで、鹿島にはまったく得点の香りがしませんでした。

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だけど、少し怖かったのが興梠の存在。興梠は、前半29分の接触プレーで権田を負傷退場に追い込んだせいで、味スタを敵にまわしました。ある意味で、明確なヒール役がいると試合がわかり易くなって楽しいのです。これ以降、興梠がボールを持つ度に、東京サポは大ブーイングです。とくに子供達や初めて味スタに来てくれたお客さんにとっては、こういうわかり易い敵味方のシチュエーションって、試合に入り込む機会になって楽しい筈です。プロスポーツはエンターテイメントですから、WWFのような演出とまでいかなくとも、敵味方をはっきりさせることは、集客面で重要なポイントじゃないかなと思います。でも、こういうシチュエーションは、興梠の大好物だと思うのです。却って燃えさせるというか。なんとなく不気味でした。権田の負傷が大事でなければいいのですけど。

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さて、試合は東京の攻めを鹿島が受け、カウンターに賭けるという展開で進行します。その意味では、鹿島のプラン通りに展開したと言えるでしょう。今日ひと試合だけの監督代行、鹿島アイルトンコーチです。

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後半に入り、珍プレーがありました。秀人が興梠と競ったロブがバックパスとみなされ、キャッチした塩田が手で処理したと判定されました。ゴールエリア内の直接FK。ゴール内に東京と鹿島の選手が密集します。ゴールなんて無理w。案の定、遠藤康のシュートは壁にあたりました。

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後半21分、ついに均衡が破れます。太田と羽生の緩いパス回しを狙ってインターセプトした遠藤康がドリブル。ゴール前に進出し、右の大迫にパス。大迫の丁寧なクロスを、ヨネに競り勝った興梠があわせゴール。東京0-1鹿島。3人で作ったカウンターによるゴールで、鹿島にとってまさに絵に書いたような展開です。

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すっかり鹿島の術中にはまり、自分的に無得点敗戦も覚悟してきた後半39分、またしても珍プレーから東京が同点においつきました。鹿島ゴール前で放ったルーカスのシュートが新井場にあたり、たまたま曽ヶ端の正面にとびキャッチ。当然曽ヶ端にイエローカードw。ひと試合でまったく同じ珍プレーを二度も見るとはw。これだけでも雨のなか味スタに来たかいがあったというものです。今度は東京のFKです。ルーカスのシュートは、一度鹿島の壁にはじかれますが、鹿島DFの飛び出しがはやくアゲイン。

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二度目も、ルーカスのシュートは壁にあたり再びルーカスのもとに。このシュートも曽ヶ端にはじかれますけど、そのこぼれ球を草民が拾い、ゴール。東京1-1鹿島。

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スーパーヒール興梠の存在と、珍プレーからのゴールチャンスを東京がモノにしたというシチュエーションのなか、冷たい雨が降り続きますけど、味スタは大盛り上がり大会です。攻める東京と守る鹿島。

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しかし、アフロディーテは勝利のない鹿島に微笑みました。後半アディショナルタイムも残り1分、興梠に代わって入っていたジュニーニョが左サイドでパスを受け、ドリブルをしかけます。東京ゴールエリアに進出しシュート。塩田が弾いた先に、大迫に代わって増田が入った関係でトップにあがっていた遠藤康がいて、流し込みました。またまた絵に書いたようなカウンター。東京1-2鹿島。

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やっぱり嫌な予感は的中w。試合はこのまま終了。東京1-2鹿島。広島戦に続き、ホーム2連敗。

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鹿島戦で、引いて守る相手をどうやって崩すかが試合のポイントにあがるのは感慨深いですけど、あまり違和感はなかったです。それだけ東京は、個々の選手のスキルとチームとしての成熟で鹿島を凌駕してました。だからこそ、シュートに至る最終局面での組み立てが課題として残りました。たとえば今シーズンは、ナオや羽生がゴール前をダイアゴナルランでかき回すシーンがありますけど、今日はあまり見かけませんでした。可能なのであれば、ゴール前でサイドチェンジするのも面白いと思います。ミドルの精度をあげることも、亀さんをおびき出すために意味あるポイントだと思います。たしかに梶山がいれば、ゴール前で細かいパスやドリブルのアイデアを見せますから、違いを生み出せると思いますけど、梶山がいなくても点の匂いをかげるようにならないといけませんね。個人に頼らず、組織として崩し型が必要かもしれません。

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鹿島の不調は連携不足です。中盤と前線で、攻撃の意図が噛み合わないシーンもありました。これは、選手間の信頼関係が維持されていれば、時間の問題で解決できるものです。もともと良い選手が揃ってますし。ひとつ勝てましたから、自分達を信じてじっくりチームを熟成すれば、かならず浮上してくるでしょう。

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今日はヨネをチョイスしたポポさん。ところが思いのほか鹿島がリトリートしてきましたので、ひょっとすると草民スタートのほうがよかったかもしれません。中盤の競り合いが厳しいチーム相手はヨネ、引く相手は草民という選択基準と仮定したら、ですけど。でも、ヨネ良かったです。ボール奪取はもとより、秀人とタスクを交代してパス供給役もこなしてました。ボランチとして草民を一歩先んじた印象で、十分アーリアと競争できるまでに成長してます。楽しみですね。アーリアと比較すると、ですけど課題は最終局面への参加です。キックオフ早々、ヨネがゴール前に進出したシーンがありましたけど、そんなプレーをもっとみたい。3列目から点をとれると、今日のように引く相手に対して、強力な武器になりますから。

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今日の草民は、スクランブルで太田に代わって左SBに入りました。キャンプで試されていたということですけど、ビックリしました。引いてる鹿島とはいえ非常に攻撃寄りの交代ですから、ポポさんの負けん気を感じました。太田の体調も考慮したんだと思います。結果的には、攻撃のリズムを崩す交代になってしまいました。攻め上がっているべきタイミングでオーバーラップしてないシーンが多かったです。太田がいた場所に草民はいなかったということ。もちろん本職ではないですから、単純比較はかわいそうですけどね。

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大竹はこの間より良かったです。自分でスペースを見つけてタイミングよく動けてました。だから攻撃に絡めてました。FKも蹴りましたし。これを続けてほしいです。

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雨のなか、花冷えする試合で、しかも負けてしまったけど、内容が濃く、楽しかったです。雨ニモマケズ風ニモマケズのてるてる坊主くんたち。

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次節はアウェーのユアテック。首位仙台。好調なだけでなく、フォアチェックを旨とする東京が苦手とするスタイルの難敵です。優勝を狙うなら連敗は絶対避けなければならない。逆に仙台は、そろそろ負けるかも、という流れが考えられるわけですから、絶対勝ちたいです。そろそろ桜咲く仙台と、アウェーの勝利を楽しみたいです。

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2012J1リーグ第5節川崎フロンターレvsFC東京@等々力陸上競技場20120408

2012-04-08 23:48:14 | スポーツ

春が来ましたね。今年も桜の季節でございます。

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桜の等々力陸上競技場。2010年もこの時期4月4日でした。縁があるんですね。

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多摩川クラシコです。

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お祭りです。

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ユルネバを聴くドロンパさんと背後霊。

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川崎ブルー。

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アーリアの退場で数的不利にもかかわらず、モリゲのゴールで勝利。気持ちいいですねーw。なんとなく行けそうな雰囲気はあったんですけど、ホントに勝つとは。

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川崎はスクエアな4-4-2。山瀬に代え小林悠を入れたのは、調子がよかったからでしょうね。タスクは同じで、2列目からゴール前に飛び込んで来るシーンも多く、十分脅威でした。

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川崎の攻撃は憲剛か柴崎を始点に、左右のスペースに向けてボールを配すことから始まります。矢島に収める機会も多いですけど、ゴールへのアプローチは、ボランチからスペースに浸入するレナト、矢島、小林に預け、個の能力で局面を打開。そこから高速クロス→ゴール前に飛び込む、というパターン。とくにレナトのスキルフルなドリブルは有効だと思います。フィニッシュの精度があればなお良いですね。ただ、攻撃をあくまでも個の能力に依存してますから、守備力が高いチームを相手にするときやコンディションが上がってないときは苦労しそうに思います。今日は権田をはじめ、東京ディフェンスが好調でしたから、川崎攻撃陣の不発は、その意味で必然でしょう。

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守備はオーソドックスなゾーン。東京が自陣でボールを回そうとすると、すかさず矢島がハイプレスをかけてきます。高い位置で奪い速攻に転ず、という意図でしょう。問題は、ハイプレスかリトリートかのコンセンサスがチーム内で十分なされてなさそうなところです。ずいぶん選手が入れ替わった新しいチームですから、まだまだ発展途上なんでしょう。前線がハイプレスに出た時に中盤がポッカリ空くシーンが多々ありました。秀人やアーリアがそのスペースを使うと、東京のルーターとしてボランチが機能します。川崎にとっては脅威。東京封じの常套手段だと思っているんですけど、川崎はどう考えていたのかな。

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東京は大エース梶山を怪我で欠いてましたけど、その状況で攻撃の基点として一番手となる秀人を自由にしてくれましたから、やり易かったんじゃないかと思います。そんなわけで、川崎が深く攻めこむシーンも何度かありましたけど、概ね東京ペースで試合が進みます。

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ハーフタイムショー。ブラックドロンパさん。

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なに書いてるの?

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負けない。

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かかってきなさーい。

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さて、東京寄りの流れのまま入った後半3分、試合展開が大転換します。アーリアが二枚目のイエローカードで退場しました。ポポ東京の戦い方はボランチにハードワークを強います。ある程度の警告は仕方ない。それにしてもアーリアはちょっと大過ぎかもしれません。

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ポポさんは羽生を下げヨネを投入。まずは守備陣形を安定させるという意図でしょう。今日のポポ東京が凄かったのはここからです。数的不利になっても戦い方を変えませんでした。中盤のアグレッシブなフォアチェックを維持します。

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この勇敢な戦い方を実現したのは、秀人の頑張りです。ACLのアウェー北京戦で、プレスにカッカきて不安定な様子がありましたけど、今日は安定感がありました。加えて、アーリア退場後は獅子奮迅の活躍で、引きこもることなく走り回り、フォアチェックを続けます。秀人が意識していたのかはわかりませんけど、このプレーは東京に二つの効果をもたらしました。まずチーム全体がアグレッシブさを保てたこと。もうひとつが、代わって入ったヨネがスムーズに試合に入ることができこと。短時間でフィットしたヨネは、秀人と交互にフォアチェックを担うようになり、ナオとルーカスが演ずるカウンターを演出してました。

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もうひとりが権田。今日は神の日でした。前半に適度にシュートを浴びたのが良かったですね。神セーブ連発。川崎サポにはわからないでしょうけど、東京サポは割りと安心してたと思います。神モードの権田はそうそうゴールを許さないことを知ってますから。

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川崎が攻め、東京が時折カウンターを返す展開が続きます。サッカーをよく見るひとは、数的不利なチームが勝っちゃう流れにはまってる雰囲気を感じてたんじゃないでしょうか。ポポさんはさらに疲れの見える谷澤に代え草民を投入。戦い方を変えないというメッセージです。

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そんな後半42分、ついに均衡が破れます。ナオがゴール裏を煽りながらCKのボールをセット。ナオが蹴ったCKはモリゲに収まりシュート。スローモーションでゴールに吸い込まれて行くーw。東京1-0川崎。

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アディショナルタイムが6分もありましたけど、このまま試合終了。東京1-0川崎。多摩川クラシコのアウェーでは2008年以来の勝利です。広島戦が悔しい敗戦でしたけど、連敗しなかったのはとても意味がありますね。優勝を狙うために必須の条件ですから。

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川崎は平凡でした。とりたててスタメンを欠いてたわけじゃないですからエクスキューズはない。上位を狙うなら、守備のコンセンサスをしっかりすべき。これは迷わずに継続できるかにかかってます。もうひとつが攻撃のアクセント。脅威ではありますけど一本調子なんです。もうひと工夫必要でしょう。

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東京は喜んでばかりいられません。梶山と加賀に加え、太田も負傷したようです。怪我の程度が気掛かり。悪くないといいのですけど。

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明るい話題はヒョンスです。途中出場した北京戦では、1on1の安定感を見せてました。今日はフィードが正確なことも確認できました。CBは安心して任せられますね。

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今シーズンの東京はとっても力強く綺麗な花を咲かせますね。ACLもありコンディショニングが難しいなか、よくやってると思います。スタートダッシュをより確実にするために、連勝したいですね。

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2012J1リーグ第4節FC東京vsサンフレッチェ広島@味スタ20120331

2012-03-31 22:01:09 | スポーツ

今日、東京も桜の開花宣言があったそうです。でも、雨。風。小金井公園の桜はまだまだ蕾でございます。

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今週も野川公園のジュウガツザクラ。

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さて、楽しみな、森保新体制の広島との対戦です。いやあ、J1は強敵が次から次へと出てきますね。楽しい♪。強風のため、看板を撤去。珍しいですね。チームとJリーグのフラッグも掲揚されてませんでした。

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今日は負け惜しみを言わせてもらいましょうw。負けました。ええ、負けましたとも。連勝が止まりました。広島のプラン通りに負けました。シーズン通じて、これほどプラン通りの結果を得られることは、広島と言えどもそうそうないんじゃないでしょうか。とても悔しいです。だけど、どうしようもない感はないですし、もったいない感もありません。なんとも表現し難いですけど、気持ちよく負けた感じがします。東京が攻守の軸になる梶山とアーリアを欠いているというエクスキューズがあるからではなく、お互いに変な前提がなく、オープンな試合ができたからだと思います。結果的に広島の作戦が功を奏したということです。

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広島の配置は三角形。フラットな3ラインの5-4-1を基本にします。千葉を真ん中に置いて、右に森脇とミキッチ、左に水本と山岸。センターライン付近だと高萩と大崎が若干前目に位置取りますけど、自陣では綺麗にラインを作ります。守備時は、基本的にポジションを変えず、ゾーンで守ります。コンパクトですけどポジションを離れませんから、東京にスペースはありますし、プレッシャーもそれほど強くないです。特長的なのは、陣を左右に動かさないこと。だから、サイドチェンジで振り回されることもありません。そのための5バックなんだと思います。安定感が抜群。山岸と森脇は持ち場を離れることがあります。山岸はナオにマンマークでついてきました。好調ナオを消すという意図でしょう。森脇はフォアチェック気味。森脇が攻撃の始点になることが多く、攻撃に転じたとき、森脇の位置を高めにできるかもしれないという意図でしょうか。

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東京は、軸になるレギュラー2人を欠くハンデを負ってました。でも、ハンデだとは思いたくないですね。誰が出てもチームが一定のクオリティを発揮できるようになって欲しいですから。草民にはチャンスだと思って欲しい。広島がリトリートし、しかも持ち場を離れませんから、東京は思うようにパスを回せます。秀人も草民もさほどプレッシャーを受けず、広島のバイタルエリアを自由に使えますからルーカスのポストも自在。両サイドにボールも入ります。でもそこから先に進めない。広島のCB三枚がなにしろ堅い。広島の陣形が整う前にカウンターを仕掛けられたらよかったのですけど、広島は攻撃に人数をさきませんから戻りが速い。山岸にナオを抑えられているから、単独での仕掛けもできない。その分徳永がボールを持てて、アイデアを交えてアクセントをつけてました。草民もタイミングをずらした縦パスを繰り出したりしてました。それでもそこから先、シュートを撃てる可能性があるポジションにいる選手に、パスをいい形で渡せない。

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なので前半は、東京がボールを保持し広島が受ける展開です。でも、スタッツが示す通り、まったくイーブンな展開でした。どっちが勝ってもおかしくない状態。広島のほうが作戦面でシンプルな分、自分達のサッカーをやれてる感は強かったんじゃないかと思います。

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広島の攻撃はサイドに偏重です。それも右サイド。ラストパスは、ほぼすべてミキッチから出ていました。森脇や青山を始点に、大崎を経由して、ミキッチ→佐藤寿人というイメージ。前半は、佐藤寿人が孤立していました。寿人をモリゲと加賀が視野に入れておける状況であれば、それほど脅威はありません。逆に寿人が存在を消せたら、それは東京にとって失点の警報になります。つまり、広島が攻撃に転換する位置が高ければ全体を押し上げることができ、寿人が身を隠すスペースが作れるのです。ミキッチが高い位置でボールを受けることができた場合は、広島がゴールする可能性が高まります。

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このコンビネーションが今日一番有効だったのが、後半11分。秀人がナオに送ったロングフィードをミキッチが自陣深くでカット。ミキッチ→西山→青山と渡り、青山が太田の前のスペースにパス。ミキッチがフリーで走り込んで受けドリブル。それを見た高萩と大崎がポゼッションする体勢を変え、一気にゴール前に侵入します。この二人の動きを意識していた加賀の背後に寿人が位置取り、ゴール前にスルスルっと入ってきます。ミキッチのピンポイントクロスを合せ、ゴール。東京0-1広島。

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ナオが上がっていたので、そこにスペースがありました。青山とミキッチがそれを見逃さなかったことと、寿人らしい忍法プレイが得点につながりました。東京にとっては、ちょっと致し方ない失点かもしれません。太田が広いスペースを一人で守らなければいけない状況になったことが反省点ですけど、そこを見逃さなかった広島を褒めるべきだと思います。やっぱり寿人はすごい。

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東京は選手交代で攻勢に出ます。谷澤に替え千真を入れ、ルーカスをリンクマンにします。加えて羽生に替え大竹。今シーズン初登場。それでも広島の堅守を崩せません。終盤、加賀を下げバックラインを一枚削って平山を投入。3-5-2にします。結果的には、サイドでアクセントになっていた徳永と太田を使えなくなったので、効果的な攻撃ができませんでした。

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そのまま試合終了。東京0-1広島。

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負け惜しみ。広島のサッカーはおもしろくないです。極めて現実的で浪漫がなく、東京にはやってほしくないサッカーです。攻撃的なポゼッションサッカーを標榜しているそうですけど、騙されてはいけませんw。だけど、ポイチさんは計算してのことだと思います。結果が残らないとなんにもならないですよね。まして新人監督ですから。内容のいいサッカーをしても、勝たなければ監督を続けられない。ポイチさんとしては、まずは結果を残すということでしょう。ある程度勝ち点を積むことができたら、観て楽しいサッカーをしてくるかもしれません。得点時にGK西川がポゼッションに絡んでいたあたり、そんなサッカーを予感していると思います。ただ、今日も積極的な選手交代がなかったことが象徴するように、レギュラーと控えの差がとても大きいように感じます。怪我やサスペンションでレギュラーを欠くとき、どんな戦いかたをするんでしょうか。シーズンを通してみたら、ちょっと厳しい時期があるかもしれませんね。

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草民。また試合に出られるようになるチャンスでした。アクセントになるおもしろいパスを出していましたけど、試合の行方を決定できるまでには至りませんでした。酷なことかもしれないけど、梶山と比較するとやはりまだキープ力や推進力で大きな差がある。まあ、いまの梶山との比較はたしかに酷過ぎですけどね。ボランチとしてプレーするなら、守備の安定感も必要です。やはり草民は3センターの一枚か、サイドアタッカーとして使って活きるのかもしれないです。ドリブルが武器だけに、ポポさんにドリブルを封じられると心配な選手です。自分を見失わないでほしい。

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大竹。後半33分、ナオが走り込むスペースに送ったパスが大竹らしさを表現できてました。やはりon the ballの大竹は魅力的です。ボール捌きやボディコントロールに磨きがかかっています。パスを送る相手のスペースも見えている。だけど、自分のスペースが見えてないというところは、依然として課題のままのようです。自分のためのスペースメイク。ボールを引き出すための動き。そのためには、あえてボールを受けない、いわゆる無駄走りでチームに貢献することも必要です。チームには、羽生や谷澤という得難い目標がいるんですから、恵まれた環境を活かさない手はない。そのうえで彼らを超える個性を強化していくべきだと思います。しっかり課題を認識して取り組んでほしい。

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今シーズン初黒星です。絶望感がなく、チームを発展させるための課題が見えた、ポジティブな印象が残る敗戦です。優勝に向けて大事なことは、連敗しないこと。次戦に向け、しっかり準備してほしいです。

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さて次戦は、2年ぶりのクラシコ。帰ってきた多摩川クラシコです。桜咲くアウェー等々力は2010年以来です。あの時の悔しさを洗い流し、東京劇場を見せつけましょう!


2012J1リーグ第3節ヴィッセル神戸vsFC東京@ホームズスタジアム神戸20120324

2012-03-25 01:25:26 | スポーツ

2012シーズンの遠征染めは神戸です。

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神戸は初めてです。サッカーだけなら来ないかもしれません。僕らが旅に出る理由。カーネーションと平清盛のロケ地に行きたいのです。それに今シーズンの神戸が楽しそうなメンバーを揃えていることも。

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行きの新幹線で、倉敷商業がセンバツ一回戦に出ると知り、急遽甲子園に立ち寄ることにしました。学生時代に来て以来。当然改装後の甲子園は初めてです。メジャーの球場みたく綺麗になりました。

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甲子園駅に着いたら雨が降りだして、まるで雨雲を連れてきちゃったみたい。

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高校野球は外野席はフリーです。東京の試合まで時間がなかったので、外野席で見ました。いや、見たというか、雨が強くなったので一回表裏で出てきました。

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甲子園から神戸にむかうにつれ天気が良くなって、ホントに甲子園上空だけ雨雲があったんじゃないかと思います。御崎公園駅を出て道沿いに行くとホームズスタジアム神戸が突然現れます。思っていたよりデカイです。やっぱりサッカー専用スタジアムは、サッカーの空気感の純度を高めた独特の雰囲気があります。いいですよね。

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退場者が出て東京の数的不利な試合になりましたけど、勝ちました。今日は強かった。しかも今シーズン安定した成績を納めることができるように感じる内容で。

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神戸はスタメン4人が新加入。しかも伊野波が慣れないボランチで出場と、ハンデがありました。考えてみると、東京は前節の名古屋も怪我人が出てハンデを負ってました。こういうラッキーも調子の波に乗るために必要です。ポポさんは運を持ってるんでしょう。ちょっと逸れましたけど、今日の神戸。こと攻撃陣に関しては、神戸はとても適所な補強をしています。嘉人、野沢、橋本がボールを持てますから、この3人の誰にボールが入ることを合図に、攻撃陣が東京DFの背後を狙ってムービングを始めます。とくにSBとCBの間を狙ったフリーランニングが効果的。ボールホルダーは、走り込んだ選手にスルー。東京陣深くに一気に侵入し、シンプルにゴールに向かいます。吉田や嘉人がシュートしたシーンは、完璧に神戸の攻撃プラン通りだったでしょう。ただ、新戦力の出身クラブである鹿島やガンバと比較すると、ストラテジックではなく、まだまだ個の能力に頼った攻撃という印象です。それでも、シュート精度さえよければ違った試合結果になっていたかもしれず。戦術好きがどんなに抗おうとも、サッカーは基本的に個人能力に依存する球技なんだと痛感させられます。その意味では、現有する攻撃陣のシュート力は課題です。確実に二桁ゴールを期待できる外国人選手が一枚加わるだけど、恐ろしい攻撃力になるでしょうね。SBの攻撃力は申し分ないです。相馬、近藤ともペナルティエリアに侵入するシーンがありました。SBが得点できるチームは攻撃力のある魅力的なチームと言えます。ホムスタのお客さんは期待していいと思います。ゾーンディフェンスは、イニシアティブを握れている間はいいですけど、ゾーンの間に入った相手の受け渡しが難しく、あるいはクイックなショートカウンターで陣形を崩される弱点があります。ここは個人能力ではなく組織力が求められます。熟成が必要なところですね。

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伊野波。東京にいた頃に比べると同じ選手とは思えないほど上手になりました。プレーに自身が溢れてます。落ち着いているし、フィードが速く正確になってる。ただがむしゃらにプレーするだけの選手だと思っていたんですけど、試合の流れが読めるようになってます。

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今日の東京は、梶山をトップに据えた4-4-2で臨んでいたように見えました。梶山がボールを持って攻撃をコントロールできるので、寄りゴールに近い位置に梶山を置くことで攻撃を有効にしようという意図だったかと思います。これが攻撃のリズムを狂わせた原因かもしれません。神戸の守備はコンパクトなゾーンで、バイタルを消すことを意図してました。このため、配球するボランチと前線の距離が開きます。梶山にボールを付けることができない。梶山に渡りさえすれば基点になってくれるんですけど、渡らないと前進できません。それで、秀人がリベロの位置に下がる、いわゆる「3バック」を試しますけど、神戸が前線からプレスに来るとともに、配球先を両SBがしっかり抑えていたので、東京は低い位置でボールを回すしかなかったようです。そこで、梶山が本来の1.5列目に下がり、ゾーンの間にポジションを探し、ボールを受けるように変えました。これが機能しました。

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前半32分。東京が素晴らしいカウンターを見せます。自陣深くでボール奪取に成功した梶山が右サイドに張るナオに渡します。ナオはドリブルで神戸陣に進出。パス&ゴーで攻撃参加した梶山にリターン。梶山は羽生とクロスオーバーして左サイドに出たルーカスにスルー。ルーカスが丁寧に折り返したパスをナオが流し込み先制。神戸0-1東京。

直近2試合では、ボールを回しながら攻撃機会を伺う崩し方を見せていましたけど、今シーズンの東京は、鋭くコンペティティブなカウンターを持っています。富士ゼロックスで見せたアーリアのゴールはその象徴。今日のナオのゴールも美しいカウンターでしたね。

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梶山が前半でアウトし、谷澤が入りました。怪我のようですね。心配ですけど、梶山にはシーズン通していいコンディションを保って欲しいですから、時々おやすみするのはいいことです。梶山がいなくなることで東京の攻撃に影響があるかと思っていたのですけど、問題なかったです。要因はルーカス。梶山がいない分、ルーカスが奮迅の貢献をします。ルーカスがポストを受けるだけでなく、ルーカス自身がボールを奪いにいく。天皇杯でみせたスーペル・ルーカスは今シーズンも健在で、梶山不在時のスクランブルとして使える作戦です。ポポさんは幾重の攻撃パターンを用意しているのでしょう。

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そんなわけで、一見神戸が攻勢に出ているように見えましたけど、東京は十分コントロールできていて、後半は終始、試合のイニシアティブは東京側にあったと思います。選手交代も主体的にできます。神戸はアクシデントで北本を変えたほかは、流れを変えるための選手交代。残念ながら選手が替わるたびにチームのクオリティは低下したと思います。逆に東京の選手交代は合理的です。梶山が下がる分、トップに張ることが多くなった羽生に替えて、本職の千真。それ以上に興味深いのは、むっくんの投入です。ナオのポジションにそのまま入りました。草民というチョイスもあったのですけど、試合の流れがバランスの維持を求めているとポポさんは読んだんでしょうね。

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結果的には、その後アーリアが2枚目のイエローで退場しますから、むっくん投入が大正解となりました。神戸は数的有利になって攻勢に出ますけど、今日の東京は球際の守備が厳しかったです。安定していました。退場するアーリアをねぎらいつつ、レフリーに向かおうとするポポさん。しばらく猛抗議してましたけど、これチームが落ち着く時間を作っていたんだと思います。それからレフリーの矛先を選手から逸らす意図もあるでしょうね。ポポさんは素晴らしい監督です。

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試合を決めたのは権田と千真。権田のフィードが不安定なのが当面の課題ですけど、攻撃的なフィードはやっぱり可能性を持ってます。後半アディショナルタイム。権田は直接千真にロングフィードを送ります。千真は伊野波との1on1に競り勝ち、抜け出します。詰めてきた徳重もかわしゴール。神戸0-2東京。

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嘉人と吉田のシュートがどちらか一方でも決まっていたら、と思うと、まだまだ完勝というわけにはいきませんけど、想定の範囲内、ようするに試合をコントロールできるようになっていると思います。要因は、止める蹴るの基本を、高速かつハイプレッシャーのなかであっても安定して出来ていること。観る側にとっての影響も大きく、ミス、とくに意図の感じられないミスがぐっと減りましたから、ストレスを感じずに済むんです。今日もシュート数は一桁でしたけど、それが気にならないほど攻撃が充実しているように感じるのは、単純なミスが少ないからでしょう。ストレスなく観られて、かつプレーに意図が感じられれば、コアサポか初めて観戦する客かを問わず、またスタジアムに足を運ぼうとするでしょう。

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毎試合、ポポ東京の新しい魅力を見せてくれます。次ぎはどんな仕掛けを用意してくれるんでしょうね。