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ガンプラステップアップ(3)-HGファルシア作成【塗装編】

2012年10月05日 15時12分20秒 | ガンプラステップアップ

さてさて、長かったHGファルシアも今回でいよいよ完成です。
前回までの内容通りに作業した方は工作も各部のキズ、穴埋めも完了しているはずですので、最後の大詰め「塗装作業」に入ります。

今回の塗装では説明書通りに塗装しても良いのですが、良い機会ですので展示作品などでも質問の多い「GSIクレオスのクリスタルカラー」で塗装します。

クリスタルカラーというのは俗に言う「パール顔料の塗料」です。きめ細かい粒子により従来のメタリック系塗料とは一味違ったメタリック感、光沢を演出できる塗料です。皆さんにも一度は体験して頂きたい塗料です。

当店ではクリスタルカラーの他にも雲母堂本舗の「パール顔料」も置いてありますので興味のある方は試してみてください。

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では、作業に入ります。

今回使用した塗料は次の通りです。

Imgp2776

・Mr.カラー スモークグレー

・GXカラー ウィノーブラック

・クリスタルカラー ダイヤモンドシルバー

・クリスタルカラー ルビーレッド

この4色を使用します。

まず、クリスタルカラーなどのパール顔料の塗料を使用する際の注意点の説明から。

パール顔料は半透明の粒子からなっていますので、下地の色の影響がかなり大きいです。

もっともポピュラーな使用方法は、

①普通の塗料で塗装した上に同系統の色のパール顔料の塗料を重ねる。

②下地を黒で塗装し、その上に好みのパール顔料塗料を重ねる

といったところでしょうか。

今回は、下地をウィノーブラックで黒く塗装した上からクリスタルカラーを吹き付けます。

20120528130942

上の写真の様に全部の部品を真っ黒に塗ってしまいます。なお、同じ色を塗装するときは一度に塗った方が楽ですので、一気に全部の部品を塗装しています。

そうそう、今回の様に最終的に光沢仕上げにしたい時はGSIクレオスの「レベリングうすめ液」を使うときれいな光沢にしやすいので、こちらも是非試して頂きたいです。(今回の作例ではレベリングうすめ液を使っています。)

この後、各色ごとに塗装していきますが、写真がかなり少ないので、文章による説明がメインになってしまいますのでご了承ください。

さて、完成時に黒くなる部品をどうするかなのですが、あいにくとブラックパールなる塗料はないので、ダイヤモンドシルバーで塗装した上からスモークブラックをコーティングすることで黒くしたいと思います。

まずはダイヤモンドシルバーを塗装します。

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左の写真が一回吹き重ねた状態でまだまだ発色していませんので、2~3回吹き重ねます。そうすると右の写真の様にきれいに発色する様になります。

この状態からスモークグレーでコーティングして、黒いパーツの完成です。

続いて、ピンクのパーツはクリスタルカラーのルビーレッドをそのまま吹き付けます。ルビーレッドは名称こそレッドとなっていますが、塗装してみれば分かるとおりどちらかと言うとピンクです。

最後にグレーの部品ですが、このパーツはダイヤモンドシルバーとルビーレッドを混ぜて少々赤味のあるシルバーにしました。

全てのパーツの塗装が完了したら、最後に各部にスミ入れをして組み立てて完成です。

Imgp2636

この状態でショーケースに展示していますので、どんなものが出来上がるのか気になる方はチェックしてください。

(ちなみに、この作品は前回のジオラマ祭りで展示したもので、時間が足りずにクリアーコートと研磨を省いています。更に光沢やメタリック感を楽しみたい方はクリアーコートをしてコンパウンドなどで磨いてみてください。)


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