音楽が好きなんです

~音楽好き(ニッチーくん改め)マロくんのCD日記や、あれこれ~

132 AEROSMITH 『ROCKS』〈'76 アメリカ〉

2009年06月08日 20時01分56秒 | CD日記 '70洋楽編
                   

1. BACK IN THE SADDLE
2. LAST CHILD
3. RATS IN THE CELLER
4. COMBINATION
5. SICK AS A DOG
6. NOBODY'S FAULT
7. GET THE LEAD OUT
8. LICK AND A PROMISE
9. HOME TONIGHT

レコ屋自主作成のアルバムガイド小冊子で、レインボーにチェックが入ったお話しをしました。(←[CD日記 '70洋楽編 # 22]に記述)
もちろん、他にも気になるアーティストがいましたが、レインボーの次に聴きたかったのは、同小冊子内で紹介されていた、この作品でした。

エアロスミスというバンドは、それ以前から知っていました。
「アメリカンHRのベテラン・バンドは、KISSか、エアロスミス…」という印象でしたね。
2つのバンドを比べた時、どうしてもメンバー達が奇抜なメイクを施したKISSに興味がいってしまい、エアロスミスは後回しになっていました。
しかし当時、KISSを聴いて、「KISSはちょっと違う…」という感想でした(←〔CD日記 '80洋楽編 # 15〕に記述)。
数年後、ガイド小冊子での、この作品紹介に触れ、買ってみたのです。

エアロスミスの4枚目のアルバム。一般的にも、初期の最高傑作とされているアルバムです。
全体的に、“ドンドン、バンバン…”とした重量級の質感で、少々ブリティッシュHR的な匂いもします。
冒頭の1から、スティーブン・タイラーのシャウトとヘヴィな演奏に、心掴まれます。
2はスローで、ポップス要素(?)も感じられますが、続く3でヘヴィHRに。
4のラストでは、まるで地響きのようなヘヴィなプレイが聴けます。
ですが、ラストの9はジ~ンとくる壮大なバラード。タイラーの張り上げるVoが妙に切なく聞こえます。
トータルタイム34分ちょっとで短いですが、ヘヴィHRで一気に聴かせる内容なので、密度、時間的にも程良いものになっていると思います。
彼らはこの作品が“初期の頂点”となります。この作品から数年後のメンバー交代劇、また1985年には、見事オリジナルメンバーでの復活…、など紆余曲折を経て、現在ベテラン・ロック・バンドとして、君臨しています。
ある意味で、ローリング・ストーンズに続く、“大物ロックン・ロール・バンド”と成りうるのではないかと思います。

現在に至るまで、彼らの作品はそれ程多く聴いていませんが、彼らの持つ独特な重量感が好きです。
この作品も当時、私はたくさん聴きました。なので、思い出深い作品の1つです。 しかし不思議にも、“飽き”のようなものを感じません。聴くたびに新鮮で、またエキサイティングな気持ちになる作品です。 その分、“名作”と言えるのでしょうね。
[CD日記 '70洋楽編 # 23]

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