ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

雨の朝 - カタリナ便り

2013年07月24日 | カタリナ便り

 朝まだき、激しい雨の音に目覚めた。
 干天に慈雨、久し振りの雨に何もかも燃えるほどに熱くなった町も少しは冷やされそうだ。

 生憎なのがR君、両親に “こんな状況だが彼達には初めての京の夏休み、楽しい思い出を作ってやって” とメールをしたら、返信に “夏休み初日の明日は祇園祭の後祭で花傘巡行があります。 R は子ども御輿に参加予定、学校から連れて行って貰うようです” とあって喜んでいたのだが。

 Rehabilitation4そう言えば七月の中旬頃だっただろうか朝日に、“山鉾連合会は来年から巡行を17日の前祭(さきまつり)と24日の後祭(あとまつり)のふたつに分けることを検討している” との記事があったが、今年は花傘巡行をやるのかな、よく知らないけれど。
 祇園祭に限らず祭りには神社が行なう神事と地元の商店街の振興策と言う、同床異夢のようなところもあるのかも知れないが、それはともかくとして今日から大阪は天神祭りである。

 ところでカタリナ、二月前の昨日(5/23)ガラシアに転院したが、道すがら介護タクシーのなかで目を閉じ、ただじっと耐えていたことを昨日のことのように思い出す。
 お陰様で、すっかりとはいかないけれど大分元気になり炎天下リハビリに励む日々、偏に多くの方の励ましのお陰、多謝である。

 そのリハビリ、ステッキで歩けるまでに頑張った。褒めてやりたい。
 聞いた話だがこのステッキ使い、簡単なように見えてちょっぴり難しいらしく、手足の動きが微妙に違って慣れるまでちぐはぐに見えたらしい。健常者が山道などで用いるようには行かないのは当然だろうけど。

 六時頃になって明るさも戻り雨も上がったよう、甲山辺りに兆しの薄い靄がたなびきだした。
 天気は西から、この分だと花傘巡行が始まる頃には雨は上がり、子供たちの歓声が聞こえそうだ。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.671

コメント
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