アジア・オセアニアNews blog ~お日様とお月様の光と影~

アジア・オセアニア地域の通信社が配信する記事から『中国の領土紛争問題』を伝え日本の安全保障などのニュースブログ。

中国が暗に行う貿易制裁の代償 (ウォールストリートジャーナル)

2012年10月02日 | 米中紛争と東アジア
【社説】中国が暗に行う貿易制裁の代償
2012年 10月 2日 16:08 JST
ウォール・ストリート・ジャーナル社説抜粋

 こういった「いじめ」は代償を伴う。共通の利益のためにルールに基づくシステムを作ったパックス・アメリカーナはアジアでずっと支持されてきた。中国がいかにこのシステムを損なおうとしているか(と同時にそこから利益を得ようとしているか)を見るにつけ、周辺諸国はバランスをとるために米国との緊密な関係構築を図ってきた。

 中国は、世界貿易機関(WTO)に加盟したことでルールによる縛りを受けているのではなく、恩恵にただ乗りしている。中国が貿易を武器として使っていることがその証拠だ。それは、なぜデモクラシーがより信頼のおけるパートナーなのかを示す証拠でもある。政府が自国民をどう扱うかは、どう隣人を扱うかの良い指標となるからだ。

海外ファンド勢が日中の対立深刻化を憂慮 (ロイター)

2012年10月02日 | 中国バッタ屋経済の終焉
海外ファンド勢が日中の対立深刻化を憂慮、空売り加速
2012年 10月 1日 18:54 JST 抜粋(ロイター通信)

 日中の尖閣諸島(中国名・釣魚島)問題が経済に影響を及ぼすことは、疑う余地が
 ない。ロイターが8月31日─9月14日に実施した調査では、日本企業の41%が
 この問題による事業への影響を予測。一部は中国からの完全撤退さえ検討している
 とした。

 アジア太平洋地域への投資に馴染みの深いファンドマネジャーらは、この地域の各国
 間で日常のように起こるもめごとに対応する姿勢を学んできたが、今回の件はこれま
 でよりも危ういとみている。

 全員が最悪の事態に備えている訳ではない。他の投資家は経済への影響から中国が
 対立をさらに深刻化させる可能性は薄いとみている。