招きねこの手も借りたい

主婦のち仕事、ところによって母、時々芝居。

夫と着ぐるみ

2006年04月30日 | 日常
世間は連休で盛り上がっているなか、
仕事に励む夫と私。

待ち時間も仕事のうち…
と言いつつこうしてブログを更新する私。

自称『ナイスガイな国際派俳優』の夫だが、
今回は業者相手にいばり散らすご主人役を楽しげに演じている。
与えられた役になりきって演じられるのが彼の強み。


そんな夫は、趣味で子供向けの人形劇団を主宰している。
『七匹のこやぎ』では、狼の着ぐるみをつけ、
イソップの『ネズミの恩返し』ではライオンの着ぐるみをつけ、
『泣いた赤鬼』では全身青タイツに金髪アフロかつらにつのをつけ、
『ブーメランの音楽隊』ではロバの着ぐるみをつけ、
とにかくもう着ぐるみをつけまくっている。
着ぐるみをつけていると夫は嬉しそうだ。
子供たちに怖がられたり、からかわれたりすると
よりテンションがあがる。

いっそのこと日常生活でも、着ぐるみを着せておいた方がいいんじゃないかと思うほどだ。

『地域密着型 着ぐるみも着こなす国際派俳優』


多分、 世界に彼ひとりだと思う。

社員研修用ビデオ

2006年04月29日 | 日常
今日は、夫と一緒に某社の社内研修用ビデオの撮影の仕事にきている。
現場から携帯での更新。


私の役は、製品の不備にクレームをつけ、修理を依頼する主婦だ。
修理にきたメーカーの営業と、
代理店の店主に対して、
とにかくキレてキレてキレまくって下さいとのこと。
夫は、私のきれっぷりの尻馬にのり、
一緒になって文句を言う夫役。
自称ナイスガイな国際派俳優も、
今日はコテコテのわざとらしい演技を嬉々としてやっている。
むしろこっちのほうが本領発揮。

私は日頃人に対してキレるということがないため(嘘)
とまどいながら(嘘)
ムリヤリ役作りをした(大嘘)。

今日の撮影は久々にヘアメイクさんがついた。
昔から何度も仕事でご一緒したメイクさんなので、
すごく嬉しい。
合間にバカ話しができるので、リラックスして仕事ができる。
プロにしてもらったメイクで女っぷりは3割増しだ。


夫は相変わらずスタッフさん受けがいい。
手があくと、物を運んだり補助にまわったりしている。
家ではそれこそ縦のものを横にもしない人だが、
撮影現場では人が変わったように腰が軽い。
私は、しゃべりだけが取り柄なので、
合間合間に夫に突っ込みをいれて、場を和ますのが仕事だ。
見事な夫婦の連携プレイにより、
和気あいあいと撮影は進んでいる。


仕事の依頼

2006年04月28日 | 仕事
さっき電話がありました。


「サルまわし手配して、すぐ」


……ムリです。

一瞬、サルの着ぐるみを夫に着せて
後ろで私が太鼓を叩く姿が脳裏をよぎりましたが、
サルの着ぐるみも太鼓もないのでやめました。

うちは何屋なんだろうと自問自答する春の午後。

古紙回収車の笠智衆

2006年04月28日 | 日常
明日のビデオ撮影の仕事の台詞を憶えるため、
今日は外出せずに大人しくしている。

ということで、家にゆっくりいるので台詞を覚えながら
布団を干したり、草花の手入れをしたり、古新聞古雑誌の整理をしていた。
「これじゃあまるで、すてきな奥様だ」
などと自己満足していると、古紙回収車のアナウンスが聞こえてきた。
ちょうどたまりにたまった古新聞古雑誌を出せるいいタイミング。

玄関先から「お願いしま~す」と声をかける。
反対方向に向かっていたようで「このあたり1週してから行くわ」と返事がある。
ついでに玄関掃除をしながらのんびり待っていた。
いつもなら、納戸からトラックまで運んでもらうのだが、
待っているついでに積み込みやすところまで自分で運ぶ。

……遅い。
遅すぎる。
もしかして、忘れて別の町に行ってしまったか?
と思っていたら、ゆっくりトラックがやってきた。

「かんにんなぁ~」(ここらの年寄りがよくつかう、「ごめん」ということ)
と言いつつ運転席から降りてきた人は、
あたかも日本昔話しに出てくるおじいさんのようなキャラクターだった。
花咲じいさんのいい方のおじいさんとか、
舌切り雀のおじいさんとか、
おむすびころりんのおじいさんとか。
とにかくもう力いっぱいおじいさん。
誰かに似ていると思ったら、笠智衆だった。

で、足取りがなんだかふらふらしている。
トラックの荷台のふちに片手でつかまりながら歩いている。

「このあいだ、転んでしもてなぁ。おとろしておとろして。」(おとろして→恐ろしくて)

誰だ~っ!こんなお年寄りに過酷な肉体労働を強いている奴は。
出てこいっ。

たまりにたまった古新聞と古雑誌の山、全て私が自分でトラックに積み込んだ。
笠智衆は、その間「あんやと、あんやと」(あんやと→ありがとう)と言って、
トラックのふちに手をかけたまま佇んでいた。

「ほんなら、長いこと待っとってもろたし、手伝ってもろたし、おまけ」
と言って震える手で笠智衆は、多めにゴミ袋をくれた。

いいのか?
そんなので商売になるのか、笠智衆。

「気ぃつけて行くまっしね」(なぜか私までこてこての方言)

できることなら、このまま助手席に乗り込んで
じいちゃんの手伝いをしてやりたかった。




バトンをいただいた

2006年04月27日 | バトン
「浪花女の国際結婚」 ジェニさんからバトンをいただいた。
日頃面白い記事で思い切り笑わせてもらっているので、
謹んでいただいてきた。

実はバトンをもらうのは初めて。
このバトンには題名がついていない。
「プロフィールバトン」というところかな?


①このバトンを回す人を最初に5人書いておく。
 
   う~ん、どうしよう。
   では。   
   可愛いイラストでの思い出話と、ステキな雑貨の紹介が楽しい
   「ハッピーブログ 岡花見」さん
   子育て真っ最中元気主婦の「ナータんち」 naataさん 
   ガーデニングに、お料理に、インテリアにとそのセンスを発揮している
   「赤い日記帳」 ぷうさん
   お若いのになかなかの観察眼と独自の世界を持っている
   「独白場」 kyonさん
   最近公私ともに忙しそうなユリアさん。
   
   に、お願いしま~す!

②お名前は

   pecoです。
   不二家のペコちゃんからとりました。ほんとはpekoです。
   でも、最初にローマ字表記した人がpecoにしたのでそのままです。
   子どもの頃、不二家のペコちゃんに似ていました。
   今は残念ながら似ていません。

③おいくつですか

   先日骨密度検査で「骨年齢は30才!」と言われました。

④ご職業は?
   
   地元でマイクの前で喋ったり、カメラの前で戯けたり、
   訳の分からない仕事の依頼の電話の応対などをしています。
最近では夫のマネージャーのふりもしています。

⑤ご趣味は?

   芝居を見ること。時々出演すること。
   招き猫を集めること。
   夫のボケにつっこみをいれること。
   親分肌ではないのに、親分肌ぶること。

⑥好きな異性のタイプは?

   大きい人。
   身長も、人としての器も。
   知性とセンスとユーモアがある人。
   ケチじゃない人。
   鼻のかたちがきれいな人(私が鼻ぺちゃだから)

⑦特技は

   早飯。早口。

⑧何か資格を持っていますか

   そんないいものを持っていたら、こんな苦労はしていません。

⑨好きな食べ物、きらいな食べ物

   好きなたべもの
   和食全般。
   
   嫌いなたべもの
   「らっきょう」「たくわんの煮たの」
   このへんでお祝いのときにつくる「べろべろ」

⑩貴方の愛する人へのひとこと
   
   食べ物は私と仲良くわけあって食べてね。

てなかんじで、はじめてのバトンでしたっ!
   
  
 
   
   

   

ゴディバのチョコレートをいただきました

2006年04月27日 | 日常
とある方よりお礼にということでいただきました。

ゴディバ♪

人に差し上げることは多いけど、
いただくことはめったにない。

ひとつつまむと、お口の中はパラダイス。
さぁどれから食べようかとワクワクしながらお茶をいれて戻ってきたら
夫が先に2個一気に食べていた…。


まじかよっ!



最近の中学生

2006年04月26日 | 日常
修学旅行シーズンなんだろうか?
仕事で地元の観光地周辺を歩いていたら、スゴイ数の県外の中学生たちに遭遇した。
私たちの頃の修学旅行といえば、全て団体行動だった。
どこに行くのもぞろぞろなが~い列を作ってだらだら歩いていた。

最近の修学旅行は、グループ行動だ。
それも男女3~4人づつの小グループで、自分たちで何処へ行くか計画を立て、
要所要所で待っている引率の先生に連絡をいれながらまわっている。
それはそれで自主性が養われていいと思う。
しかし、今日遭遇した多くの中学生の小グループの仲の悪いこと!

まぁ思春期で異性を意識し始める時期だから、
自然に振る舞えないのかもしれない。
いや、それにしてもあんまりだった。
女子だけ固まってずんずん先を歩いていく。
後ろからだらだらしぶしぶついてくる男子の様子なんてまるでお構いなし。

地図の見方がいまいち下手くそな女子が迷っていると、
後ろで男子が文句を言う。
その文句に対して、逆ギレして口汚くののしる女子。

「おいおい。旅先で喧嘩すんなよ」とおばちゃんは思う。
男子も、地図を見るのはおそらく女子より得意なんだろうから、
あんたら先頭立って行けばどうや?
女子もいくら男子が頼りないからって、そんな口の利き方せんでもいいやろ。
そういうグループが、あっちにもこっちにもいた。
全く、そばで聞いていてこちらがうんざりした。

私が中学生の頃、グループで何か課題をやったり、
課外活動に行くときはとても仲がよかったような気がする。
それはべつに恋愛感情での仲の良さというのではなく、仲間として認めていた。
お互い適材適所の役割を果たして、尊重していた。
男子は女子に比べて子どもっぽかったり、大雑把だったりして
「まったくもう!」と思うこともあったが、
ちゃんと「さすが、男子」と思える頼りになる言動もしていた。

よくわからないけど、今の子達は、
男子も女子も自分の苦手分野まで全部自分の力で
こなそうとしてしまうのではないだろうか?
女子の言い方がキツイのは、育てている私たちの世代が、
男女平等の意識が強すぎて、日頃から家庭でも旦那さんをたてるような
口のきき方をしてこなかったからなのかもしれない。

いろんな意味で、ちょっとショックな現実を見た。



というわけで、今日の夕食

2006年04月25日 | 料理
しゃぼん玉で、かなり気分を持ち直した。

こういう日は、美味しいものを一生懸命つくると
余計なことを考えて鬱々しなくてすむ。
仕事がキャンセルになり、時間もあいたのでいつもより品数を増やし、
新メニューにも挑戦した。

できたのがこれ。


奥から、「茄子と鶏唐揚げのめんつゆがけ」母と私は大根おろしで食べる
左が、「冷しゃぶサラダ」クルミとリンゴのみじん切りトッピング
右が、「スナップエンドウとエビの中華炒め」
手前が、「冷凍里芋と賞味期限切れのちくわの煮物」←笑

スナップエンドウとエビの中華炒めは初挑戦。
ネギと生姜のみじん切りで油に香りをつけるのと、
エビに卵の白身と酒、片栗粉で下味をつけるのがポイントらしい。

夫のためにビアグラスを冷蔵庫で冷やしておいた。
自分のいい嫁っぷりに感動しつつ写真におさめた。

私は落ち込むと、整理整頓したり料理に凝ったりするようだ。
あれ?
ずっと落ち込んでいろってか?
そんなわけにはいかない。

開けずの引き出しから…

2006年04月25日 | 日常
仕事に行くのが気が重いなどと、書いていたら
ばちがあたり「今日は来なくていい」と電話があった…。
「わ~い!ちょうど行きたくないと思ってたんだいっ」

なんてふうには考えられないマイナス思考の私は、
「ああ、自分は必要とされない人間なんだ」とまた気が滅入る。

こういうときは、ものを考えなくてすむように引き出しや戸棚の整理をするに限る。

ずっと気になっていた、リビングのベンチのつくりつけの巨大引き出しの整理をした。
ベンチの前に大きいテーブルがあるため、よく使うトコロ以外は
めんどくさくてほとんど開けていなかった。
ずぼらさ炸裂だ。
いったい何をつっこんであったのだろう。
まるで、探検隊気分でそろそろと開ける。

いやはや、出てくる出てくるゴミとしか言えないがらくたの数々。
中身を全部だして、いらないものを捨てる。
とりあえずつっこんでおく自分のいい加減さにうんざりだ。
でも、なくしたと思ってあきらめていた折りたたみ式の買い物袋や、
保冷バッグが奥から出てきたのは嬉しかった。

皆さんお見せできるものなどほとんどなかったのだが、
こんなものが出てきた。


上のほうに並んでいる色違いのものは、
一人分の食事のホコリをよけるカバーだ。
正式名称を知らない。母は「ハエちょかけ」と呼ぶが、ハエちょかけってどうよ。
なんでこんな物を4本も買ったのかどうしても思い出せない。

当時、うちでは食事は作ってすぐ全員で一斉に食べていたはずだ。
作っておいて、各自バラバラに食べるなんてことはあり得なかった。
なぜ、こんなに買ったのか、当時の自分。
タイムマシーンがあるなら当時の自分に聞いてみたい。

あと、お菓子のおまけが出てきた。

たれぱんだのおもちゃと、アンパンマンに出てくるキャラクターの人形とカード。
カードを読んだら
『こゆきちゃん。 ふゆにゆきをふらせてくれる。
 たまにまちがえ はるにゆきをふらせてしまう こともあるんだ』
と書いてあった。

アンパンマンに、そんなキャラがいたとは知らなかった。
しかも、『たまにまちがえて』ってどうなんだ。
しっかりしてくれ『こゆきちゃん』。

あとは、しゃぼんだまが出てきた。
いったい何年前のしゃぼん玉液なんだろうと思ったが、
食べるわけではないので、ちょっと吹いてみた。
なんの問題もなく、ふわふわと漂う七色のしゃぼん玉を見ていたら
少し気持ちが癒された。

引き出しの整理もなかなか気分転換にはいいもんだ。
明日は、べつのところをやってみよう。



感受性

2006年04月25日 | 日常
ちょっといろいろあって精神的に不安定である。
感受性が強すぎる状態だ。
ここ1~2年たまにそういう時期がやってくる。

そういうときというのは、安定しているときにはなんともないことに対して、
もの凄く腹がたったり、ショックを受けたりする。
いちいち気にしていたらやっていけないと思うのだが、
気になるのだからどうしようもない。

夫と2人の昼食にテイクアウトの巻き寿司を買ってきた。
メインに蕎麦があるので、巻き寿司は1本。
巻き寿司についてきたサカナ型のお醤油も1個。
蕎麦がゆであがり、さあ食べようとしたとき、
夫は自分の小皿にお醤油を全部いれていた。

いつもなら「ちょっとぉ~、私の分も分けてよ」とか何とか言って、
台所に戻りお醤油をとってくるのだが、
今日はものすごく腹がたち、悲しくなった。

どうして、一緒に食べる人のことを考えられないのか!
と思いそう言うと、夫はしぶしぶ自分の小皿の醤油を
私の小皿に移そうとする。
いや、そういうことじゃないんだ。
私の言いたいのは、そういうところに配慮のなさや心の冷たさが出てるんだ。
と言うと、夫はわけわからん!と言ってキレた。

今こうして文章にしていると、どう考えても私がヘンなのはわかる。
たかだか醤油を分けるか分けないかで、そんなことを言われたくはないと思う。


でも、そのときはそう思ったんだから仕方がない。

仕事でかかってくる失礼な電話の応対も、いつもなら笑い話にするのに
今日は妙に傷ついてしまう。
いかんなぁ。

今から仕事に出かけるのだけど、気が重い。




好きな服

2006年04月24日 | 日常
クローゼットの整理をした。
収納部分が狭いので、まめに不必要なものを整理しないと、
取り出しにくくなってしまう。

サイズがあわなくなったものや、デザインがどうかと思うものを思い切って捨てる。
このごろつくづく思うのは、自分が着たいなと思う服と、
人から似合うと言われる服に大きなギャップがある。
こういう服が着たいんだ!
と思って試着するとなんだかしっくりこない。
おそらく自分自身、今の自分を受け入れていなくて、
一番スタイルがよくて肌も輝いていた頃のままのイメージを抱いているのだろう。

で、店員さんや夫が「こういうのが似合うんじゃないか」
と言う服は、自分的には全然好きではなかったりする。
「え~!まじで~。そんな服?おばさんくさくないか?」
と思いつつも、試しに着てみると確かに似合っていたりするのだ。
そういう服は、友人達からウケがよかったりする。
「センスいいね」とか「すごく似合っている」と言われる。
誉められると嬉しいので、そんなものかと思う。

でも。
その服を着ていて自分が嬉しいかと言うとまた話しは別だ。
誉められたいから着ているし、誉められたら気分がいいけど、
その服を着ることで自分のテンションが上がるわけではない。
うんと若いときは、人がなんて言おうが自分の好きな服を着る勇気があったけど、
このごろはなんだか無難にまとめようとしている自分がいる。

「うわぁ~、この人なんでこんな服を着るんだろう?」という人をたまにみかけるが、
多分そんな人は人から誉められるよりも、
自分が気持ちがいいほうを選んだんだろうなと思う。

たまには、思い切って「着たい!」と思う服を買ってみようかとちょっと思った。

買い物

2006年04月23日 | 日常
今度の連休に夫婦そろってビデオ録りの仕事がある。
その仕事用の衣装を買いに2人ででかけた。

夫は仕事用には、お手頃価格のポロシャツ半額セールのワゴンから選び、
それ以外に私服用にこのシャツを購入。


「仕事用にいいのを買えよっ」と心でつっこみつつも、
このシャツのコーディネートを考えたりする心優しい私。
白いTシャツをなかに着て、ジーンズを合わすとさわやかになりそうだ。
白いコットンパンツにもあうし、
紺ブレにもあうはずだ。


で、そのあと私の服を買いに行く。
実は、ついにというか、とうとうというか、やはりというか、
服のサイズがワンサイズ上になってしまった。
今まで「小太りです」と言っていたのが通用しなくなり、
「デブです」という他なくなったのである。

ま、それはいい。
大きなサイズの店にいけばいい。
私が気に入っているブランドでは、ちゃんと同じデザインを大きなサイズ用にして
こんな体型でもステキな服が着られるようになっている。
で、大きなサイズのほうのショップに行った。
「サイズ、ございますよ~」
「サイズお出ししましょうか」
満面の笑みで迎えてくれるお姉さんたち。


待ってくれ。
サイズがあるのはわかっている。
大きなサイズの店なんだから。
ここに出ている以上のサイズを着ろというのか。
ていうか、いくら私でもここにある一番小さいやつで充分だ。
サイズださなくていいし。

軽く傷つき、買う気をなくす私。
むこうは親切で言ってるんだろうけど、他に言い方ないんかいっ。
不機嫌なまま帰宅したら、ご近所から初物の竹の子をいただいてあった。
体調が良かった母が下ごしらえから、料理までしてくれてある。

で、出来た夫の食卓がこれ。


ひめかわのお吸い物も、竹の子ご飯もきちんと鰹節からだしをとってあるので、イイお味。
竹の子の煮物に添える木の芽がないのだけが残念。
明日、苗木を買ってきて植えておこう。
ごぼうのきんぴらと、昨日の残りのお刺身をつければ夫の酒の肴はOKだ。

私の機嫌は、無事なおったのは言うまでもない。



今夜のメニュー

2006年04月22日 | 料理
風邪もすっきりしたので市場で買いだし。

今夜は、ジャ~ン!!

手巻き寿司だっ。



これで、茶碗蒸しとか、お吸い物なんかがあったらベストだったけど、
病み上がりだからムリしないっと。

お抹茶

2006年04月22日 | 日常
風邪はよくなったが、今ひとつ頭がすっきりしない。

こういう時は緑茶や珈琲よりお抹茶がいいかもしれない…
ということでお抹茶をいれる。

残念ながら茶道の心得はない。
私の地元では、嫁入り前に茶道を習う人が比較的多いように思う。
私は21歳で怒涛のような勢いで結婚したため、全くお稽古ごとをしていない。
だからいれかたは、見よう見まねだし、飲み方も自己流…というおざっぱさだ。
侘びも寂もあったもんではない。
母は昔の人だから、茶道 華道 和裁 三味線 などなどありとあらゆる習いごとをしていた。
この年になっても何ひとつちゃんとしたことができない私に、がっかりしている様子だ。

でも、自己流だけどお抹茶を飲むのは好きだし、
お花を飾るのも楽しい。
この際きちんとお作法やしきたりを学ぶのもいいかなぁと
最近思わないでもない。
しかし茶道の場合長時間の正座が多分ムリ。
初釜に着ていく着物の用意も大変そうだ。

とりあえずは自宅のリビングで椅子に座ってのんびり楽しむことにする。

写真右は、金沢の和菓子屋『諸江屋』の落雁。
なんとココア味である。
1月~2月は生チョコを使って作るらしい。
しみじみした甘さがなかなかいい。




お休みの日

2006年04月21日 | 思い出場話(懐かしの昭和編)
風邪をひいて寝ていたら、小学校のころ風邪で休んだときのことを思い出した。

当時の学校給食はパンだった。
お休みすると、必ずクラスメートが給食のパンを持ってきてくれた。
今は米飯給食だからそんなことはしないんだろうな。
パンの日だったとしても、わざわざそんな手間暇かけないだろう。
のんびりした、ものを大事にする時代だったんだと思う。

もともと給食で出る食パンやコッペパンは、そんなに美味しいものではなかった。
なんだかぱさぱさ、もそもそしていた。
当時は小食だったので、いつも残してちり紙にくるんで持って帰っていた。
家でトーストすれば、それなりに美味しかった。
学校で食べるときに
「床に落としました」と言って給食室に持っていくと、おばちゃんが
「しょうがないね~。じゃあ消毒。」と笑いながら焼いてくれたので、
小ずるいクラスメートは、落としてもいないパンをそう言って持っていった。

私は小ずるく立ち回れなかったので、いつも持ち帰って家で焼いて食べた。

クラスメートが、給食のパンやその日もらったプリントを持ってきてくれて、
明日必要なものや、今日でた宿題なんかを伝言して帰っていく。
今なら電話かファックスかメールで充分だけど、
当時は電話なんてこどもが使うものではなかったし、
ファックスもメールもなかったから、わざわざ学校帰りに届けに行った。
ちょっぴりずる休み気分が入っていた日なんかは、
家に寄ってくれる友人に申し訳なくて軽く胸が痛んだりもしたっけ。

当時大好きだった男の子が休んだときは、家が反対方向にもかかわらず
「私が持って行きますっ」と張り切って手を挙げた。
今思うと、先生にもクラスメートにも見え見えだった。
コピーなんかなかった時代だから、
その日の授業のノートを手書きで写して添えたりもした。
いじらしいぞ、当時の自分。

全てのことがのんびりしていて、手間がかかっていた。
ちょっとだけ不便なあの時代が懐かしい。