招きねこの手も借りたい

主婦のち仕事、ところによって母、時々芝居。

名言

2009年03月31日 | 日常

「俺が守ってやる、俺が支えてやると言った男に
 本当に守ってもらったり支えてもらった女は多分、ほぼいない。
 本当に頼りになる男は黙っている」  by私の旧友

名言!
亡夫が、な~んにも私に改まってかっちょいいことを言わなかった…
死ぬ間際にもかっちょいい言葉を残してくれなかった…と愚痴った私に
苦労人の旧友が、チワワをだっこしながら言った。

 「あんた、寂しいからってうかうかと、かっちょいい言葉並べる
  あんぽんたんに騙されたらあかんよ」

とも言った。

はい。騙されません。
てか、そんなん寄って来ませんから。

で、午後から仕事へ行く私の運転手をかってでてくれたのだが、
出かける直前一応ばっちりメイク(ただし口紅はしていなかった)の私にむかって

 「え?ノーメイクで仕事行くん?」

それは、どういうことか?
まるでノーメイクに見えるほどナチュラルに仕上がっているという褒め言葉か?
いや、違う。
してもムダなくらいメイクが役に立っていないということだろう。

名言吐きの友人は、ウソを言わない。

とほほ。
明日からもっとメイクを工夫するぞ。

なんてことを言いつつ、いつものスタジオ、いつものスタッフ、いつもの仕事。
でも、たったひとつ違っていたことがあった。
原稿の文字がいつもの半分以下の小ささだった。

なんだこれは。
最近、かなり来ている私。
数ヶ月前の私なら多分読めた。
しかし、今はきつい。
目を細め、原稿を離しつつ読む。
おいおい。

試されてるのか。
この字を裸眼で読めないナレーターは、帰れということか。
そ、そんな。
たしかに仕事の内容は若者向けの内容だ。
でも、今までだって若者向けの内容を、
ちょっとムリして若い声出してこなして来たじゃないか。

「ん~っと、ごめ~ん。
 これ、拡大コピーしてくれたらうれしいなっと」
と、頼む悲しさ。

「あ、そうですよね。小さいですよね。
 クライアントから、今回なぜかこの大きさでメールが来たんですけど、
 やっぱ読みにくいっすよね」

意外に、すんなりことが運んだ。
言ってみるもんだ。

シニアグラス、いや、かっこつけるのはやめよう。
老眼鏡、買おうかな。
どんな原稿も読めるように。
で、とりあえずすっぴんに見えないようなメイクの技術をつけ、
なおかつあんぽんたんには騙されないようにする。

それが本日の教訓だ。
分かったような、分からないような。
ま、そういうこと。
明日はどんな日なんだろう。


ご褒美

2009年03月31日 | 日常
神様が、ご褒美をくれるようなこともあるのだと思った。
仕事と、プライベートの両方で幸せで楽しいことが続いた。

仕事のほうは、またこのブログで記事にして行くことになりそうなので、
お楽しみに。

プライベートのほうは……内緒。
2つの良いことがあった。

こんなことがあるから頑張れるのだなとつくづく。

明日は、旧友が愛犬を連れて遊びに来る。
ちなみにうちの愛犬と同じ犬種、同じ色。
遊ばせるのが楽しみだ。




案ずるより~

2009年03月28日 | 日常
たしかにイヤなことや厄介なこともあるし、
夫がいなくなったら手のひら返したようになる人もいる。
私にはとうてい背負いきれないと思える荷物を
背負わざるを得ない局面もあるし、
支えてくれると信じてよりかかったとたん、
「ムリムリ!」と引いていかれてがっかりしたりとかもあった。

でも、その分本当に私のことを思ってくれたり、
ダメななところも含めて「pecoさん、OKだよ」と言ってくれる人たちもいる。
そのことに気がつけたのは、イヤなことや厄介なことがあったならこそだと思う。

今日は、どうしようかと案じていたことのひとつが
なんとか打開策が見えた。
それは、これまでの夫と私と先方との人間関係があったからだと思う。

大丈夫。
なんとかなる。

先日、人を見る目に関して私が一目置く人が
「pecoさんは、生命力が強いんよ。
 エネルギーが強いんよ。側にいるとこっちも元気になってくる。
 それはpecoさんが元気がないときでも同じだよ。
 だから人が廻りに集まってくるんだよ」
と言っていたと聞いた。うれしかった。

強い私も、弱い私も、できる私も、ダメな私も、
全部が本当。
自分がまず自分を受け入れようと思う。

そして、まんまの私を受け入れてくれる人を
こっちが選りすぐって付き合っていけばいいんだ。

先日、居酒屋で本音炸裂トークを繰り広げられた年下の友人たち、
今日、夕方から鉄板焼きやで一緒に飲んだ大切な年下の友人、
友人たちに背中を押してもらう日々が続いている。

来週は中学卒業以来、久々に再会した
演劇部時代の友人と飲む約束がある。

セーラー服で「あえいうえおあお」と一緒に発声練習をし、
同じ人を好きになり、同じ時期にふられた少女2人は、
未亡人とバツイチになっている。
その空白を埋めるお喋りが、今からとても楽しみだ。

私の財産は、「人とのつながり」だと思う。


最後の講座

2009年03月25日 | 日常
12年間続けてきた朗読講座が、
自治体の都合でいきなり閉講になった。

今夜は最後の講座だった。
いつも通りストレッチをやり、発声をし、
コミュニケーションゲームで大笑いをした。
本当なら今年の発表会で上演する予定だった小説の一部を
みんなで朗読し、私が伝えられる全てをひとりひとりに伝えた。

私自身も、みんなから学んだことがたくさんあったし、
講座をもつことで成長してきた。
いい関係が続いていた。

帰りに、受講生のみんなから大きな胡蝶蘭の鉢植えをいただき、
不覚にも泣いてしまった。

始まりがあれば必ず終わりもある。
それは仕方のないことだ。

夫や私が撒いた種は、きっと増えていくと信じている。




腹立ち

2009年03月24日 | 日常
ほんっと、あり得ないしっ。
げっ、なんで!
そこ?
は?なにさま?
ほ~っ、そういう態度でくるわけね。
ええ~~っ、そんな。
ああ、そうなんだ。そういうことなんだ。
ふ~ん。
あ、そう。分かりました。はいはい。


今日私の身の上に起きた種々雑多な数多くのイヤな出来事に対して
私が心の中でつぶやいた言葉の数々を列挙してみた。

ああ、私はなんてイヤな女だとしみじみ反省…は、しないけど
まぁ重なるときは重なるのだとあきらめた。
てか、私がイヤな女だからこそ、こういう目に遭うのかもしれない。

もちろん、いいこともあった。
数日後には楽しみにしていることもある。
捨てたもんじゃない。

けど、ほんと今日は腹をたてている時間が多かった。

心が揺れる日だったんだろう。
笑う門には福来たる、座右の銘を完全に忘れていた。
明日は笑いまくるぜっ!

脱○○宣言

2009年03月21日 | 日常
「箱入り嫁御」

「温室育ち」

「幸せちゃん」

「年の割には甲斐性無し」

これらは、夫が生前の頃の私のことを指して言われた表現である。
言い得て妙っ!
否定できないっ!

経済的なことも、仕事の事務的なことも、
家の中のメンテナンス的なことも、
役所関係的なことも、
ぜ~んぶ夫が仕切ってきた。

私がしていたのは、
掃除洗濯料理。
仕事そのもの。
夫にいつも好き好き光線を出すこと。
私達家族の周囲の人たちへのちょっとした配慮。
夫の酒の相手。
年に数回、たま~に夫が愚痴ったり泣き言を言うとき
黙って聞いて、少しだけ励ますこと。
それだけだった。

事務所の経理や、役所関係のことなどは、
なんとかかんとかそれなりにやっている。
替えたことのなかった玄関やリビングの電球も
とりあえず、替えられるようになった。


そしたら、今日は風呂場の電球2つのうちひとつがきれた。
れがいい男と、しっぽり入浴とかなら、
薄暗いほうが体型と肌の衰えをごまかせ
なおかつムードがあっていいのだが、
ひとりでしっかりきっちり洗いたい私にムード無用。

多分、もうひとつの電球がきれるのも時間の問題だ。
替えよう。
な~に、こんなもの簡単さっ。
浴槽のふちに上り、手を伸ばす。
手は届くが微妙に高い。
電球のかさをはずそうとしたが、
びくともしない。
「押してもだめなら引いてみな」
水前寺清子の声が聞こえたので、押したり引いたりした。
だめだ。
まわす。
まわらない。
びくともしない。
柔い素材の電球のかさはこれ以上力を入れると割れそうだ。

仕事と経済的なことでへこむことが続き、
かなりネガティブな私は、
数日後両方の電球がきれた真っ暗な風呂場で
手探りでシャンプーするみじめな自分の姿がちらつく。
ああ、人生も風呂場もお先真っ暗だぁ~。

家のメンテナンス的な相談にいつも乗ってくれる芝居仲間に
ダメもとで電球の写メを添付したメールをする。

件名 ごめん、ちょっと助けて

どんなメールじゃいっ。
私ならこんな件名のメールあんまり開きたくないのだが、
ありがたいことに即返信が来た。

数回のやりとりの後、
「反対にまわしてみれば?」
とのアドバイス。

押してもだめならひいてみたが、
そういえば逆まわしをしていなかった。

………はずせた。

あほか、自分。
ありがとう、こんな私にアドバイスメール。

「脱箱入り嫁御」「脱温室育ち」「脱年の割には甲斐性無し」
あ、もうどうせ嫁御ではないか。
て、そういうことじゃないか。

で、肝心の電球の買い置きがなくて、結局風呂場は薄暗いままだ。
ちゃん、ちゃん。
電球買ってくるまでは、
アロマキャンドルつけて入ってやる。
お、これっていいかんじじゃんっ。
ひとりでムード出しまくってやる。

ポジティブに行かんとね。







鬼の霍乱

2009年03月20日 | 日常
昨日の夕方から、ちょっと身体がだるいなと思っていたら、
みるみるどんどん体調が悪くなり、
最終的には39度まで熱が上がった。

咳が出たり、鼻水が出たりはしない。

イ、インフルエンザか?
おかしい、予防注射はしたぞ。
あやしそうな人の側には寄らないし、
人混みも出来るだけ避けてきた。

仕方がないのでその晩行く約束をしていた集まりを、
涙をのんでキャンセル。
もし、インフルエンザなら人にうつしたら大変だ。
でも、すごく楽しみにしていたのに…
なんてことをだんだん朦朧とする頭で考えつつ、
布団を敷き、枕元に水と体温計と汗をかいたとき用の着替えを置き、
携帯と、家の電話の子機を手元に置き
とにかく横になった。

ものすごい悪寒。
どれだけ着込んでも、あんかや湯たんぽで温めても寒い。

この時間だと、どこの病院も閉まっている。
ていうか、もう動きたくもない。

ひとり暮らしでの発熱がこんなに心細いとは思わなかった。

だって、夫がいたとき私が熱を出しても
たいして彼は役にたってないように思えた。
料理ができるわけでもないし、
洗濯をしてくれるわけでもなかった。
せいぜいが買い物と通院の送り迎え。
でも、いるだけで安心できた。
「どうだ、熱下がったか?」
と、おでこに手をあてて心配してくれるだけでほっとした。

悪寒はやがて、猛烈な熱さになった。

熱が高くなると、アイスクリームが食べたくなる。
水分以外何も食べたくなかったが、
やはり昨晩もアイスクリームが食べたくなった。

夫がいたときは、買い置きがない時は
すぐに買ってきてくれた。

冷蔵庫までヨロヨロ行き、中身を確認。
やっぱりアイスの買い置きはしていなかった。
妥協してプリンを食べる。
何も食べないよりはましだしと食べたプリンは、
やっぱりしっくりこなかった。

ほんとは惚れ抜いた男がいるのに、寂しさに負けて、
つい横顔が惚れた男に似ている男の腕に抱かれたみたいな、
なんかきっとそんなかんじだった。

違う。
私の求めていたのはこれじゃない。

脱力感、マックス。

そのまま布団に倒れ込み、寝苦しさと闘いつつ
寝返りをうちまくる。

集まりに来ているメンバーたちから、
お大事にメールをもらったり、
ちょいと腹のたつ仕事の電話があったりしつつ、
とにかく眠ることに専念した。


で、今朝は平熱。
なんだったんじゃ~い。
ま、良かった良かった。




母、近況

2009年03月18日 | 日常
母は、先月末から食事付きの個室の高齢者住宅に移った。
私は1日おきに訪ねて、ざっと掃除をしたり、
必要なものを買っていったりしている。

建物内に、デイサービスもあるので、
週2日通所しそこで介助をしてもらい入浴する。
ヘルパーさんが週1回来て、細かい掃除と洗濯をし、
母の話し相手や散歩に付き合ってくれる。

入院中、食が細くなりやせ細っていたのだが、
ここに移ったことでたくさんの人と一緒に食べることで、
食べる量が増え体重も増えてきた。
骨折も順調に回復中だ。

ベッドの生活、ムリをしない生活が回復を助けていると思う。

昨日、入院していた病院に定期検診で行って来た。

笑顔で、迎える国分太一似の主治医。
「お、元気そうになったね」

「はい、おかげさまで」

母も私も、男前の先生のすっかりファンなので、
笑顔である。

ところが。

「で、ごめんね。僕、転勤になっちゃったんだ」

「どちらの病院ですか?」

「う~ん、○○県」

「え~~~っ」

母はおもむろに、

「あら、県外なら追いかけていけないねぇ」

て、おい、県内なら先生を追いかけて病院を変えるつもりだったんかいっ。

てなわけで、母の付き添いで唯一の私の励みだった、
男前先生の診察はなくなる。

「次に来る先生は僕の後輩だから、しっかり申し送りしておくね」
と、先生。

国分太一似の先生の後輩が、長瀬智也似なんてことは、
そうそうないだろうなぁ。

なんてことを考えつつ、
久々に外出した母と近江町市場を散策し、
お寿司を食べて帰ってきた。

一応親孝行のまねごとができた。

本当は、自宅に引き取ってあげるのが一番なんだが、
今の母の状態で自宅での生活はかなり負担になる。
母にも、そして私にも。

仕方ない。
できることを、精一杯するだけだ。
そして、できないことはあきらめるしかない。
来週は心臓の定期検診だ。

さて、来週は母とどこへ行こうか。

うれし泣き

2009年03月16日 | 日常
昨日、夫のあとを引き継いで担当していた講座の発表会を無事終えた。

朗読の発表会の演出は、これまで別のところで10年ほどやってきたが、
いつも夫にアドバイスしてもらっていた。
選曲もプロや夫に任せていた。
私はだしものを考えて、
その朗読の指導と、舞台での出入りのきっかけや
ちょっとした動きを考えるくらいで良かった。

今回は、だしものは夫が決めたのだが、
どう見せるのかとかバックに流す曲などは全く相談できないまま、
夫は逝ってしまった。

生まれて初めて、全てのイメージを自分で考えて企画したことになる。

朗読だけでは視覚的に飽きるので、小道具として着物や小物を出そうとか、
曲は、内容が和物だけどあえてチェロでクラッシックにしようとか、
必死になってひねり出して考えた。
象徴的なSEも、わざわざつくってもらった。

発表会の会場が、古民家を移築したところだったので、
玄関の土間に豪華な花を活け、美しいライトをあててもらい、
お香を焚き、
打ち水をしてお客様を迎えることにした。

夫が「発表会のコンセプトは、おもてなしだ」と言っていたからだ。

それらは、全て夫のことを支えてくれていた仲間たちが、
相談にのってくれたし、
ふたつ返事で実行に移してくれた。
会場の設営や撤収も、夫と一緒に活動してきた劇団のみんなが
入れ替わりで来てくれた。

お客様にも好評だったようだし、
発表会に出演した方たち(50代~70代のみなさん)も、
楽しかったと心から言ってくれた。

そして、感謝の花束をいただいた。
役者として舞台に出演していると、たくさんのお花をいただくが、
演出としてお花をいただくのは初めてだった。

久しぶりにうれし泣きした。

4回の発表会全て、夫の遺影を音響卓の横に置いて様子を見せた。
多分、頑張ったなと言ってくれると思う。

ま、これにはオチがある。
初日には、その遺影をちゃんと家に連れて帰ったが、
緊張で舞い上がった翌日は
遺影を会場に置きっぱなしにして帰宅してしまった。
「おいおい、俺は置いてきぼりかよっ」と
きっと文句を言っていたと思う。
さすがに、最終日は忘れずに持ち帰った。

が、しかし。
大事にしているはずの、夫の形見のストップウォッチを会場に忘れてきた。
ほんとに、大事にしているの?pecoさん?と、
みんなにつっこまれた。
もちろん、すぐに気がついて、ストップウォッチは今ちゃんと手元にあるけどね。

次の企画も、どうか順調に進みますように!

もう、遺影も形見の品も忘れないからさ、
見守っていてよね、

思いがけない優しさ

2009年03月05日 | 日常
昨日に引き続き、自分を励ますコース第二弾。

仕事の合間に、理髪店でのシェービングとパック。
伸びすぎていた前髪もついでにカット。
美容院に行くほどでもないし。

この理髪店とは長いお付き合いだ。
肌の状態や、私の様子で、身体や心の調子が分かるのか、
実家に帰ってきたかのような優しさで接してくれる。

今日もとびきり丁寧にマッサージとパックをしてくれた。
終わったあと、珈琲にお菓子までご馳走になり、
残りは包んで持たせてくれた。
写真が趣味のご主人が写してきたきれいな花の写真を見せてもらい、
和みのひとときを過ごした。
夫が亡くなってからは、
ここの奥さんは、私が帰るとき私の姿が見えなくなるまで
店の前から見送ってくれる。

実は昨日の記事には書いていないが、
映画を観に行った際、会いたくないイヤな同級生に出くわし、
不愉快な思いをした。

人をイヤな思いにさせる人もいれば、
こうしてただの常連客の私を温かく包み込む人たちもいる。
私も、人を優しく包み込める度量を持ちたいと心から思う。

理髪店での和みのひとときが効いたのか、
あまりにもひどい食生活を送ってきたことで、
身体がもとめたのか分からないが、料理をしたくなった。

蕪と人参でスープ。
蓮根のきんぴら。
ほうれん草のピーナツ和え。
厚揚げの納豆挟み焼き。

料理というには御粗末だが、自分のために野菜を刻む。

先日ある人に言われた。
他者に優しくしたり、他者に愛されたいのなら、
まず自分に優しく、自分を愛しなさいと。

さて、明日は早朝から仕事。
頑張るぞっ。



少年メリケンサック

2009年03月04日 | テレビドラマ・映画
ちょっといやなことが続いたので自分を励ますことにした。

とりあえず、しなければならない最低限を片付けて、
銭湯→ラーメン屋で餃子と枝豆に生中→おバカな映画
というしたことのないコースをひとりで楽しむことにした。

夕方まだ陽があるうちにラーメン屋で餃子に生中…
というのはかなり自虐的で気持ちいい。

話題のおくりびとは、夫の葬式を思い出すし、
オーストラリアもベンジャミンバトンも、
ちょっとなんか今の気分じゃない。
二十世紀少年第二章は、第一章を見逃してるしアウト。
ということで、徹底的におバカな少年メリケンサックに決定!

大好きな佐藤浩市が、元パンクロック少年をひきずりつつ
きっちゃない50男に成り下がってるけど、
最後はかっこいいパンクなおっさんになっちゃうというお話し。
意外にキム兄がかっこよく見えたり、
細かい小ネタや下ネタがツボだったりと、
酔っぱらい中年おばちゃんにはぴったりの内容でした。

おっさん、最高!
おっさん、万歳!と思ったよ。

おばちゃん、最高!
おばちゃん、万歳!みたいな映画も誰が作らないかなぁ。


携帯電話

2009年03月03日 | 日常
携帯メールの返信が早いことで有名な私。

仕事がら、日中比較的自由にメールができるのと、
仕事の連絡でも携帯メールを利用しているので、
時間さえ許せば、速攻返信する。
メールの文章を作るのも早いと思う。

返信を早くするのは、最近別の意味合いも出てきた。

いつも返信を早くしておけば、
返信が遅れたり、なかったりした時、
「ん?pecoさんの身の上に何かあったか?」
と、心配してもらえる。
ひとり暮らしの身としては、やはり
孤独死は避けたい。
連絡がとれないことを、早めに不審に感じて
見に来てくれる人が多いに越したことはない。

だから、メールの返信も留守電の返事も
今まで以上に早くなっていると思う。

そんな私がっ。

今夜の仕事に携帯電話を持って行くのを忘れた。
初めてのことである。
6時30分、友人の車に乗った数秒後忘れ物に気がついた。
が、とりに戻ると確実に仕事に遅れる。
帰宅はおそらく10時半。
ま、いいかと置いていくことにした。

どっちみち、仕事中は携帯を確認したり、
返信する暇などない。

帰宅すると、
8件の不在着信と、4件のメール。
お、もしかして心配されてるか?自分…
と、思いきや。
4件のメールは全然別の人からの別の用件。
8件の不在着信のうち6件は同じ人だったが、
私が電話に出ないことを心配するのではなく、
とにかく急ぎで自分の用件を解決したいだけだったようだ…。

けっ。
そうかい、そうかい。

日頃の私の努力はムダかよっ。

孤独死するぞ。
その時泣いてもおそいんだからなっ。