招きねこの手も借りたい

主婦のち仕事、ところによって母、時々芝居。

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11才が感じた理不尽

2006年10月31日 | 思い出場話(懐かしの昭和編)
小5、小6と、放送委員会に所属していた。
5年生になるとクラスの何人かは、いくつかある委員会に所属せねばならなかった。
放送委員会、保健委員会、体育委員会、園芸委員会、新聞委員会…
などなど。
私は迷うことなく放送委員会を選んだ。


念願の放送委員になると毎朝のアナウンス、お昼の番組、下校時のアナウンスを
当番制で担当することになった。
で、そのアナウンスのコメントは代々受け継がれてきたものが置いてあった。

朝。
晴れの日バージョン。
「みなさん。おはようございます。
 今日は良いお天気です。窓を全部開けて、きれいな空気を教室にいれましょう。」

雨の日バージョン。
「みなさん。おはようございます。
 今日は雨が降っています。窓を全部閉めて、雨が入らないようにしましょう。」

そして、曇りの日バージョン。
「みなさん。おはようございます。
 今日は曇っています。窓を半分だけあけましょう。」

て、おい。
なんで曇りだと『半分だけ』開けるんだ?
雨が降ってないんだから、全開にすればどうだ?
降ってきたら閉めればいいじゃないか。
てか、晴れの日と雨の日は、窓を開けたり閉めたりする理由を言っているのに、
曇りの日は説明なしかよっ。

11才の私は多いに悩んだ。
それまで、放送を聞いて窓を開け閉めしていた時は、
全く考えもせず素直に従っていたのだが、
こうしてアナウンスする立場になって、活字としてコメントを読むと
なんともはや合点がいかない。

先輩に聞いた。
「どうして、曇りの日は半分だけなんですか?」
先輩はじゃまくさそうに言う。
「今までもず~っとそういうことになってたから」
そんなんじゃ納得いかない。
「でも、これ変ですよね?」
「曇りの日に窓を半分だけ開けることで、あんたなんか困るわけ?」
いらっとした様子で先輩が言う。
「困りません。」
「じゃあ、いいでしょ?余計なこと考えないで書いてあること
 正確に読めばいいのよ。」

下校時のアナウンスにしても

「みなさん。下校の時間です。
 使っていたものをもとの場所に片付け、帰る準備の出来た人から
 早く静かに帰りましょう。
 では、さようなら。」

何十年も前の話なので、ばっちり正確ではないけど、まあこんなかんじ。
このコメントでももめた。

「早く帰るのは分かるのですが、なぜ静かに帰らなければならないのでしょう?
 早く帰ろうとすると、ばたばたざわざわどうしてもするのではないでしょうか?」

先輩の返事は、へりくつを言うなだった。

で、そのアナウンス練習の際、先輩たちは皆アクセントがおかしかった。
私は普段の会話はこてこての地元の方言で喋っていたが(今もそう)
マイクの前や舞台ではきっちり標準語で喋りたかった。
NHKのニュースやドラマを食い入るように見て、正しいアクセントを学んだ。
で、先輩がお手本で読んでくれたのを真似をして読むようにと言われても、
ど~してもおかしなアクセントで読むことに抵抗があった。

正しく読む。
すると、一言一句直されるのだ、おかしなアクセントに。

今は、情報網が発達していて地方でもかなりちゃんと標準語のアクセントを使える人は増えていると思うが、
当時の小学生にはほとんどいなかった。
少なくとも私の周りの先輩には。
せめて、顧問の先生が東京出身とかだったら良かったが、
地元から1歩も出たことのない先生で、
全くアクセントなど気にも留めない人だった。

私はよってたかっておかしなアクセントに直され、
泣く泣く違うアクセントで読まされた。

気にならない人には、全然どうでもいいことなのだろうが、
私は理不尽な思いに身もだえしつつ、
おかしなアクセントで、変な内容のコメントは読み続けた。

先輩たちが卒業したと同時に、アクセントを正し、
コメントの内容も先生にかけあって見直してもらったのは言うまでもない。


そして今。
理不尽なクライアントのごり押しで
おかしな内容になってしまったコメントを、
若いディレクターの間違ったアクセントのままで読まされることは
ごくまれにだがある。
大人になった私は、疑問をぶつけていい場かどうかの判断をし、
時には黙ってそのまま読む。

11才の私が、頭の後ろ側でため息をつくのが聞こえる。


 


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第二の劇団時代 (波瀾万丈編) その25

2006年10月30日 | 芝居
次々にペアは発表された。

サスペンダーとパタリロ。
ジュリーとふりふり。
とばしやとスーちゃんさん。
そしてロボットさんと……お嬢。
私は秀才さんとだった。

身長の釣り合いや、並んだ時のおさまりの良さを考えるとベストな組み合わせだった。
ロボットさんとお嬢は2人とも長身で、とてもキレイな並びになる。

他の4人はみんな同じくらいの身長だったので、
誰と組んでもそんなものだったのだが、
それぞれの踊りのレベルの釣り合いを考えての組み合わせなんだろう。
正直、全てのことに理論で対応する秀才さんがすこ~しばかり苦手だった私は、
ちょっとだけがっかりしていた。
横目で秀才さんの様子をうかがうと、
彼も「ちっ、どんくさいpecoちゃんとか」的ながっかり感を漂わせていた。
お互い様だ。

ということで、ペアを組んでの練習がはじまった。
今回出演しない劇団員も、各自相手を見つけて練習に加わる。
芝居の稽古を始める前のウォーミングアップも兼ねて、
ダンスレッスンは日夜繰り返され、時間もたっぷりとっていた。

高校時代の同級生のパタリロとサスペンダーはさすがに息がぴったりだった。
ふたりとも運動神経が抜群なので、見ていて気持ちのいいきびきびした動きをする。

スーちゃんさんととばしやも、年上のスーちゃんさんがうまくリードし、
とばしやも元来優しい性格なので、なんだかほのぼのしたカップルだ。

ジュリーは、顔はうっとりするくらい美しいのだが、残念ながら動きが美しくない。
それでも、ダンスの得意なふりふりがうまくフォローしている。

ロボットさんとお嬢は、すらりとした2人が組むと、
まるで少女漫画のカップルのようだった。
お嬢は、劇団でバレエレッスンするようになってからバレエに目覚め、
先生の教室に通い出していたので動きも華麗だ。
私は、自分の練習をするのも忘れて、ロボットさんとお嬢のダンスを見ていた。

秀才さんは、さすがに年上なので渋々とはいえ、
私との踊りをなんとかしようという責任感もあるようだ。
それでも、全然楽しそうではない。
義務と責任。
彼の周りからそんなオーラを感じて、ますます私は憂鬱になった。
息も全然合わない。
男性が女性を持ち上げるリフトの練習では、
タイミングがあわず秀才さんの横っ腹をしこたま蹴り上げてしまった私。

そういえば、アラレちゃんはどうしているんだろう?
あんなに息ぴったりで美しく踊るロボットさんとお嬢を見ていて、
彼女として悔しくないのだろうか?

アラレちゃんは、全くロボットさんの方など意識せず、
自分の練習に励んでいた。
そして、ロボットさんのほうも、全くアラレちゃんのことを構うことなく過ごしていた。

不審に思う私に、情報通のふりふりが囁いた。

つづく。

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キムチ鍋

2006年10月29日 | 料理
今日は、午後から出かけていて夕方遅くに帰ってきたので
夕飯はぱぱっと作れる鍋。

この前買った鉄鍋で作ってみることにした。

いつもなら、市販のキムチ鍋の素を使うのだが、
せっかく本格的っぽい鍋を使うので、自分でスープから作ることにした。
といっても、そんなに難しことはしていない。

鉄鍋にごま油をひきにんにくを炒め、
そこにざく切りのキムチと豚肉をいれていためあわせる。
そこにキムチの汁と、水。
コンソメキューブもいれる。
お醤油と塩と粉末唐辛子で味をととのえて、順に野菜投入。
写真を写すタイミングが遅れたので、いまいちぐずぐずだけど、
これね。

貧乏なので、つい特売のちくわでかさを増そうとしてしまう自分が悲しい。
今度お財布に余裕があるときは、鱈とか牡蛎とかを入れようかな。

母は辛いのがダメなので、同じ具を使ってひとり用土鍋で具沢山の湯豆腐にした。


写真撮るの忘れたけど、残ったスープで作ったおじやが最高においしかった!
溶き卵で辛さもマイルドになって、身体もぽかぽか。
これならお客さんにも出せそうだ。
食べたい人は、ご一報を。

厚手の鉄鍋は、熱が均等にまわるせいか何を作ってもうまくいく。
先日も、安物のステーキ肉をこの鍋で焼いたのだが、
とてもいい具合に焼けた。

買った当座はどうなることかと思ったが、
これはなかなかいい買い物をしたようだ。

いい鍋があると、料理への意欲がわく。
最近マンネリだわって方、気に入った優れ物の調理器具を買い足すことをオススメする。
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第二の劇団時代 (波瀾万丈編) その24

2006年10月28日 | 芝居
ひきつった顔で、ぎくしゃくと自主練を続ける私を見るに見かねてか、
バレエの先生が声をかけてくれた。

「ねぇ、pecoちゃん。踊ってて楽しい?」
楽しいはずがない。
楽しむ余裕はない。
ただただ、振り付けをなぞるのに必死だった。
「楽しくありません。むしろ苦痛です。」
正直に答えた。

「pecoちゃんは、頭で踊ろうとするからしんどいんだと思うよ。」
頭で踊るというのはどういうことなのだろう?
先生は続けた。
「振り付けを頭で考えてなぞるからテンポに遅れるのよ。
 思い出し思い出し踊ることに気をとられて曲、聞いてないんじゃんない?」
図星だった。
カウントで振り付けを覚えているのだが、
そのカウントのテンポは自分が振りを思い出すスピードに
脳内で勝手に変更されていた。

「この振り付けはね、ムリな振り付けになってないの。
 身体の動きに即した動きだから、曲を良く聞いて
 カウントをしっかりとって流れに身を任せていると
 自然と次の動きに身体がなるはずよ。」

そういうものだったのか!

「あとはね、これはちょっとずるい手だけど…」
と前置きをしてから先生は続けた。
「わかんなくなっても、間違えても、失敗しても、
 とにかくにっこにこの顔をするの。
 それで、キメのポーズだけはきっちりキメるの。
 pecoちゃんは筋力がないから、キメのポーズがぐらぐらしたり、
 メリハリつけずに次の動きにいっちゃうでしょ?
 それを、ぴって力いれてキメてごらん。
 あと、その時の呼吸にも気をつけて。
 吸ったり吐いたりしたときの身体の状態をうまく生かして。」

目から鱗であった。
よし。
これで私も今日からはダンス上手だ!

と思いやってみる。
しかし、残念ながら『曲を良く聞いてカウントをしっかりとって身体を流れに任せ』られないのだ。
愕然とする私。
ここまでどんくさいとは。

いつまでたってもうまくできない私にしびれをきらしたかかしさんは、
ダンスがうまいスーちゃんさんに私の特訓をするように命じた。
スーちゃんさんは、
「pecoちゃん!がんばろうねっ。」と励ましてくれた。
繰り返し繰り返し稽古に付き合ってくれるスーちゃんさん。

それでもなかなか上達しなかった。
とにかくバレエの先生から教えてもらったずるい手を実践するようにして、
なんとかキメとメリハリだけは格好になるようになってきた。
ただ、体力のない私は踊りながらにっこにこの顔をするのは至難の業であった。

やけにキメのポーズばかり大胆で勢いがあり、
表情は硬いというなんともはや、見ていて痛々しいような踊りだった。

それでも、どんどん振り付けは進み男女別々で踊っていたのを、
ペアを組んで踊るところまでいった。
かかしさんはペアを決めて発表した。

長身でダンスのうまいロボットさんと組んで踊ってみたいが、
こんなに下手くそな状態で組むのは恥ずかしい。
でも、組んで練習してみたい。
複雑な心境で自分のペアの相手の発表を待っていた。

つづく。


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小林幸子コンサートに行ってきた その②

2006年10月27日 | 日常
小林幸子コンサートに行ってきた その①を読んでからお読みくださいね。

さて、15分の休憩中も精力的に小林幸子グッズを売り歩くスタッフたち。
もちろんロビーでも、CDやグッズ販売をしているのだが、
お年を召した方などは休憩中も席を立たずに、客席で過ごす方も多い。
そこで、お席までお饅頭やタオルなどをお持ちいたしますということだろう。
事細かに、いかにこのお饅頭が美味しいかということを繰り返し放送されると、
思わず一箱買いそうになったが、思いとどまった。
ばら売りがあれば間違いなく買っていたような気がする。

あとは、小林幸子の顔がプリントされた缶に入ったのど飴500円。
「こののど飴をなめるとあら不思議、あなたもさっちゃんのように
 ころっころこぶしがまわるようになるかもしれない」
なんていいながら通路を売り歩くお兄さん。
しかし、10個とか11個しか入ってなくて500円は高くはないか?
誰が買うんだろう?
と思っていたら、斜め前に座ったおばちゃんが
「お兄さ~ん!ひとつちょう~だい。こっちこっち!」と手を振っている。
買うんだ。
さっそく缶をあけ、封をきり、飴ちゃんを口にいれるおばちゃん。
そ、そんなにこぶしをまわしたいのか!

そんなこんなであっという間の15分。
2部のステージが始まった。
幕が上がると、今度は黒の着物で芸妓姿の小林幸子。
年齢不詳の美しさだ。
正座して、口上を述べる第一声、
ひっくり返りそうな高い声を出して、「あら、失敗しちゃった」的な茶目っ気を見せる。
でも、それもわざとなんだろうな。
客席の空気を自在にゆるめたり締めたりしているのだ。

その後も早変わりで若衆姿になってみたり、大忙しである。
途中、衣装替えのあいだ和物のイリュージョンというか手品が入る。
舞扇がだんだん大きくなっていったり、
和傘がどんどん増えていったりみたいなやつね。
で、クライマックスで増えに増えた和傘の中から
白に大きな赤い花柄の豪華な振り袖姿の小林幸子が登場する。

多分、傘の中から登場するんだろうなとは予想していたから
さして驚きはないのだが、予想どおりというのもそれはそれで楽しかったりする。
周囲のおばちゃんたちも「ほら、ほらあそこから登場した」と嬉しそうである。
それも計算のうちか?

格別小林幸子ファンでもなかった私でさえ、なんとなく口ずさめてしまうヒット曲の数々。
「皆さん、ご一緒に。健康のために歌いましょう」
と盛り上げる。
上手、下手、中央、全てに愛想を振りまき、
振り袖の袖を大きく広げて披露する。

そうこうしているうちに、司会者が出てきて掛け合いで話しをする。
そして、私が驚いたのはこのあとに組み込まれていたさっちゃんにプレゼントタイムである。
お客様にではない。
さっちゃんに。
である。

客席から続々とお花や、紙袋を抱えたひとたちがステージに向かっていく。
お花はひとりだけだった。
みなデパートや、地元の銘菓の紙袋。

「あら、ありがとうございます。これ、なんですか?
 まぁ、きんつば!うれしい、きんつば食べたかったのよ。」
「わ~、うれしい。これは?
 まぁ、手焼きせんべい!だ~いすき。」
「あらあらあら、お酒ですか。えっ?おつまみも入ってる。
 バンドのみなさ~ん、いただきましたよ」

驚いたことに、ひとりひとりと握手しながらプレゼントの中身を聞き出し、
紹介していくのだ。

「あら、お父さん、お昼の部にもいらしてましたよね?」
と言われた人が2名ほどいらした。
2回観て、2回ともプレゼンとを渡しているということだ。すごい。

で、振り袖姿で最後に歌いいったん幕は降りる。
そこに、これまでの紅白歌合戦での衣装を振り返るビデオが流される。
へ~、昔は地味だったんだ。
クレオパトラとか楊貴妃をイメージした衣装のあたりは、
まだ衣装は派手なだけで大きくはなかった。
それが年々歳々エスカレートしていく様がよくわかった。

で、『そして2004年 幻の衣装』
と文字が出る。
幻というのは、もしかして着られなかったのだろうか?
記憶が曖昧で分からない。

盛り上げるだけ盛り上げて、幕が上がるとそこには
アテネ五輪をイメージした巨大衣装というかセット。
聖火台の上に立つ女神像のような小林幸子。
あまりのことに、歌の内容が頭に入ってこない。
まぁそれもどうかと思うが。

で、サビの部分で背中から大きな羽が何段階かに分かれて広がっていく。
その羽をばたつかせつつ
「高いところから失礼いたします。
 みなさ~ん。頑張ってくださいね。
 私も、頑張りま~す。」
頑張りま~すで、羽がばたばた。

小林幸子は、たしかに頑張っていた。

ぶっちゃけ、楽しかった。
マツケンや氷川くんのコンサートもきっとこんな感じで楽しいのかもしれない。

こうして人は演歌の世界にはまっていくのか?
はまるのか、私も?
どうなんだ?


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小林幸子コンサートに行ってきた  その①

2006年10月27日 | 日常
浮き世の義理で購入した小林幸子コンサートのチケット。
演歌のショーを見るのはじつは生まれて初めてだったりするわけで。

ひとりで行くのもなんなので、ユリアさんを誘う。
久しぶりのお出かけなので、今持っている中で一番派手なワンピースを着ていく。
ユリアさんは、先日購入したという着物にアップのヘアスタイル。
会場には、各々なりにおしゃれしたお客さんが続々とつめかけている。
最近地元の芝居を観に行ったりすると、会場内で私が最年長!みたいな恐いこともよくあるんだけど、
今日はもしかしてひょっとしたら私たち2人は年少ペアかもしれない。

さぁ、あたしたちを楽しませてちょうだいっと気合入りまくりの
諸先輩方の熱気に少々気圧され気味の私。

場内整理のバイトの黒服茶髪のお兄さんに混じって、
小林幸子側のスタッフは幸子と染め抜かれた赤いはっぴ姿で
「幸子饅頭 一箱千円」を売りまくる。

気持ち、うっすら居心地の悪さを感じつつも開演。

いきなり幕にプロジェクターで
「SACHIKO KOBAYASHI」と映し出す。
ほお~、最近の演歌のコンサートはこういう演出をするのかと思うまもなく
幕が上がるとそこにはっ!
もう、のっけからいきなりあの有名な舞台セットか衣装かよく分からない
舞台間口いっぱいいっぱいに広がり、高さは6メートルあるという
紅白で着ていた「ペガサス」の衣装を着て(衣装に名前がついてるのも小林幸子ぐらいだろう)
艶然と微笑む小林幸子が。

どよめき、ため息、そして歓声。
ラメと電飾にふちどられた小林幸子は、もはや巨大な観音像のようである。
もしかしておがんでいるおばあちゃんもいたかもしれない。
のっけの紅白衣装で、観客のハートをわしずかみにしてしまう演歌の大御所。
芸能生活43年目。
さすがである。

いったん暗転になり、5人のダンサーが場面をつなぐ。
あっというまに銀ラメのトップに白いロングジャケットスーツに着替えたSACHIKOは、
舞台所狭しと歌い、踊り。
お約束の、客席降りもけちけちせずにたっぷりと。
上手通路、下手通路、中央通路、くまなく歩き回りお客様に愛想を振りまきまくる。
歌いながら、合間合間に
「おかあさん、ありがとうね」「あら、おとうさんこんにちは」
「まぁ、おかあさんすてき」などなどお客さんとの会話をさしはさむ。
遠くから手を伸ばしてくるお客さんにも、イヤな顔ひとつせず
サビの部分を歌いつつ手をのばす。
プロである。


トークも絶好調。
客席から時折かかるかけ声にも応えつつ、
アドリブも交え、自分の年齢や加齢による体調の変化までもを自虐ネタとして
惜しみなく披露することにより、より観客からのシンパシーを獲得する。
大きく笑いをとったあとは、しんみりとした語り。
それまで全身を照らしていたピンスポットが、
幸子さんのしんみりした語りとともにじょじょに細く細くなり、
顔だけを照らし出す。

そして、売れなかった時代から今までの歌手人生を歌った「孔雀」という歌の熱唱にはいる。
不覚にも私はここで泣いてしまう。
私としたことが、義理買いしたコンサートで涙を流すとは‥。


そのあとの衣装替えにどうしてもかかる時間も、
プロジェクターの懐かしい昭和の画像と名調子風の司会者のナレーションでつなぐ演出。
そして、客席から割烹着に買い物かご、パーマネントウェーブの鬘姿で登場。
またまた、お客さんと握手、握手、握手。
トーク、トーク、トーク。
舞台では、ダンサーズとバンドの方たちとともに
ある意味ちょいとさむいギャグの小芝居。
小芝居といっても、ダンサーたちの台詞はない。
全てひとりでしゃべりまくる。

お客さんたちは、ねらい通りの反応をしている。
蘇州夜曲や銀座カンカン娘、君の名はなどなど、
諸先輩方が口ずさめる歌でもりあげたところで15分の休憩。

わ~、熱く語りすぎて長くなってしまった。
もう少し熱く語りたいので、続きは後で!




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小林幸子コンサート

2006年10月26日 | 日常
諸般の事情で今夜は小林幸子コンサート。
詳細は明日。

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あなたは誰?

2006年10月25日 | 日常
みなさんは、仕事先やお出かけ先などで、いきなり声をかけてきた相手が、
誰なのか思い出せずに、四苦八苦することはないだろうか?

私は、ある。
しょっちゅうある。
仕事先で、街角で、劇場で、スーパーで。
ありとあらゆるところで、四苦八苦している。

満面の笑みを浮かべて
「こんにちは~pecoさん!お久しぶり。」
と言っている相手に対して、

「え~っと、どちらさまでしたっけ?」
と正直に聞くことのできない小心者。
それが私だ。

相手のほうから
「○○でご一緒した※※です。」とか
「△△でお世話になった、××です。」
などと名乗ってくれれば助かるのだが、意外にそういう人は少ない。

「お元気でした~?」
と、フレンドリーに話しかけられ、とりあえず
「ええ、おかげさまで。」と無難な返事を返している間も、
私の脳内では
『誰だ、この人。どこで会った?最後に会ったのはいつや?』
という自問自答がぐるぐるうずまいている。

相手が私の名前をなんと呼ぶかによって、
学生時代の知人だと分かったり、劇団時代の知人だと判明したりすることもある。
困るのは、普通に「本名+さん」と呼びかけられた時だ。

相手がお喋りな人で、あれこれ知人の噂話をしてくれたりすれば、
その登場人物から記憶をたどって思い出せることもあるが、
そうでもない人の場合は、何を話せばいいのか分からない。
ひたすら、曖昧な微笑みを浮かべ、早くこの場から逃れたいと心の底から願うばかりである。
しかし、そういう人に限って劇場の座席が隣り合わせだったりして、
逃れようのない2時間弱をすごさねばならないという、地獄の苦しみを味わうこともある。

恥ずかしながら、私は人の顔を覚えるのが苦手だ。
よほど特徴のある人以外、何度も何度も会うとか、
ものすごく印象に残るようなエピソードがあるとかしない限り覚えられないのだ。
仕事で、今後何度も会うことになりそうな人と名刺交換したときは、
名刺の裏にその人の特徴や、その時にした会話の内容をメモったりすることもある。

しかし、プライベートでそこまではしていない。

最近では、新しいことを覚えるために
古いデーターをいつのまにか勝手に脳が消去しているのか、
昔の知り合いの記憶も曖昧になってきている。

頼むから、私に声をかける人は
声をかけられたときの私の目が泳いでいたら察してほしい。
名乗って。
お願い。

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第二の劇団時代 (波瀾万丈編) その23

2006年10月24日 | 芝居
翌日から、また連日の稽古が始まった。
今回は、ラストにダンスシーンをいれるということで、
ダンスの稽古も並行して行われる。

私はダンスが苦手である。
苦手などという表現では生やさしい。
正確に言うと、ダンスができない。

振り付けを覚えるのが人一倍遅い。
リズム感が悪いため確実にワンテンポ遅れる。
不安のあまり隣りをチラチラ見ながら踊るので、
そのせいでさらにワンテンポ遅れる。
自信のなさが踊りに出るためのびのびした感じがしない。
みんなになんとか付いていこうという必死さが表情に出るので、
顔つきは悲愴なものになっている。
ノリのいい曲が流れ、みんな表情豊かに踊っているなか、
一人歯を食いしばり悲愴感を漂わせて、
ツーテンポ遅れて踊る私は悲しいほど目立つ。

かかしさんの知り合いのバレエの先生に来ていただき、
時々バーレッスン、フロアレッスンなどを見ていただいているのだが、
運動神経のいい男優陣はめきめき腕をあげているし、
身体も柔らかく、心も柔軟で素直なパタリロ、お嬢、ふりふり、スーちゃんさん達は、
難なくこなしていた。

バレエの基礎レッスンは下手くそな私でも、
ジャズダンス系の振り付けならなんとかごまかしがきくのではないかと思っていたのは間違いだった。
自分の鈍くささを骨身にしみて感じることとなった。

この劇団に入るときかかしさんに、
「運動神経が鈍いのでダンスやマット運動でついていけないかもしれないです」
と相談してあったとはいえ、
まさかここまでどんくさいとは予想していなかったであろうかかしさんは頭を抱えていた。

人の倍稽古すればなんとかなるかと思って、やってみるのだが、
ひとりでやっていると振りつけがごっちゃになってきて分からなくなったり、
おかしな動きのクセがついたりする。
やはり、みんなとあわせているときに
まわりの動きを感じて、身体にたたきこんだり、
客観的に見て、あれこれ細かいところを直してくれる存在が必要なのだ。
しかし、私は他のメンバーに自主レッスンに付き合ってくれとは言えなかった。

芝居の稽古や、マット運動くらいならお互い教えあいをしたり、
アドバイスをしあったりするのだが、
ダンスとなるとみな慣れないことゆえ、自分のことで精一杯だった。
しかも、舞台でなんとかして自分を輝かそうと必死なので、
下手くそに付き合うよりも、自分がいかにしてより格好良く踊れるかということに夢中になっているのだ。
当然である。

こうして、ダンスはうまい人はますますうまくなり、
どんくさいものはとことん無様なまま稽古は進んでいった。

いっそ、ラストのダンスシーンからはずされたほうがマシだとすら思っていた。
そんな私に、アドバイスをくれた人がいた。

つづく。
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明け方の爆音

2006年10月23日 | 夫ネタ
明け方、浅い眠りと覚醒のあいだをいったりきたりしていると、
古いバイクのエンジンをむりやりかけているような爆音が聞こえる。

エンジンがかかって、出発してしまえば静かになるだろうと思っていたが、
かかったかと思えばまた、途切れる。
いつまでたっても、グオーッン、グオーッンという音が聞こえる。

うるさい!

起きて見に行こうと身体をおこそうとして目が覚めた。

爆音のでどころは、隣りで寝ている夫であった。

枕を動かし、頭の位置を少し変えるといったんイビキは止む。
が、またしばらくするとはじまる。
あまりにもうるさいときは、いつもならむこうずねを軽く(あくまでも軽くね)蹴る。
しかし、昨日ドライブに連れていってもらった感謝の気持ちもあり、
蹴るのはちょっと申し訳ない気がした。

そこで、軽く手のひらをとんとんと叩いてみた。


………握り返す夫。
いや、そうじゃなくて。
そういうことじゃなくて。

また、夫は古いオートバイのエンジンをかけるような爆音を立てる。

鼻炎の薬やビックスベポラップを塗るとか、ミントのスプレーを使うとか、
いろいろやってみてはいるのだけれど。

なんかいい方法はないものか。
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白山スーパー林道

2006年10月22日 | 日常
珍しく、夫に予定がなにもない日曜日。
思い立って、白山スーパー林道をドライブすることにした。

早起きしてお弁当を作る。
お天気は気持ちのいい秋晴れ。

こんな滝に見入り、



こんな絶景を眺め、



頂上部分の紅葉にうっとり。




もちろん景色を見ながらおにぎりをほおばり、



帰りに、かんぽの宿の温泉にはいった。
私はジャグジーに満足。
夫は、休憩室のマッサージ椅子に満足。

おみやげの数々。


木酢液は、冬場のわがやの入浴剤の定番。
いつも買う市販のやつの半値で売っていた。
木酢液をいれたお風呂は、温まるし湯冷めしないし、お肌もすべすべだ。
ハーブのルームスプレーも買ってみた。
とちもちは、ここらへんの名産。つきたてでぽちゃぽちゃ。
こんにゃくとうふというネーミングに心惹かれ、
わさび醤油でお刺身にして食べることにした。
赤と黄の丸い実は、「なすの花」という名前らしい。
1ヶ月はもつとか。
玄関の秋の飾りにする予定。

日帰りの駆け足レジャーだったけど、満足!



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第二の劇団時代 (波乱万丈編) その22

2006年10月21日 | 芝居
キャストが発表された。

主役の高校生にサスペンダー。
男性教師役は、ジュリーと、途中入団した秀才さん。
秀才さんは私より年上。進学校を卒業した理論派の演劇人だ。
途中入団とはいえ、貫禄がある。
サスペンダーの恋人役にすーちゃんさん。
冒頭になんの脈略もなく、おちゃらけファッションショーがあるのだが、
その司会と劇中劇での用心棒役をロボットさん。
ファッションショーと、ラストのダンスシーンにお嬢とパタリロとふりふり。
そして、サスペンダーのぶっとんだお母さん役。

年齢やキャラ的には、豪傑姉さんか乙女がうってつけだと誰もが思っていた。

しかし。
それは、私だという。
そこにいた女優陣はみな一様に驚いている。
そのなかで一番驚いていたのは私自身である。

サスペンダーとは1才しか違わない。
親子に見えるのか?
そして、このぶっとんだお母さんと息子のシーンはかなり長い。
前回の芝居でぼろぼろだった私に、
2人だけの長いシーンを持たせることができるのだろうか。
連続して舞台に立てる喜びよりも、
不安のほうが大きかった。
サスペンダーとは、さるかに合戦で恋人役を演じたことはあるものの、
丁々発止と早いテンポでやりとりするのはこれが初めてになる。
大丈夫なのか自分。

苦手のダンスシーンは、出なくてもいいのかと思えば、
かかしさんは「もちろんpecoちゃんも踊るように」という。
やばいぞ、自分。

「あ、あとお母さんの登場は歌いながらだから、歌の練習もするように。」

なんだか今回は私にとって、試練の舞台になりそうな予感がする。
踊りも歌も、私は大の苦手なのだ。
う~む。

それでも、台本を読んでいるだけで吹き出してしまうような
楽しいやりとりがたくさんある。
とてもやりがいのある役なのだ。
尻込みしていてはいけない。
頑張ろう!
決意も新たに、私は真新しい台本の自分の役にマーカーでしるしをつけた。

「明日から本格的に稽古に入るから、よく本を読んでおくように。
 では、解散!」

もうすでに、みんなの頭のなかは今日千秋楽を終えた公演から、
来月の公演のことに切り替わっていた。
私も早くスイッチを切り替えないといけないと思いつつ、
帰り支度をする私の視界に、
かかしさんに何か必死で訴えかけている乙女の姿が入った。

どうしたんだろう?

このとき、乙女が何をかかしさんに訴えていたのかを知るのは
しばらくあとになってからのことになる。

つづく。

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パエリアをつくってみた

2006年10月20日 | 料理
夫が買った鉄鍋で、パエリアをつくってみた。


はい、これね。



わざわざ市場まで行ったのに、今日はたまたま大きめのあさりがなくて、
シジミ並の大きさしかないあさりしか手に入らなかった。
ムール貝も売っていたのだが、大皿にてんこもりで売っていて、
少人数のわがやでは食べきれないと思い買わなかった。
でも、こんなにしょぼいあさりなら、あのムール貝を買っておけばよかった。

などと、偉そうなことを言っている私だが
実はパエリアをつくるのは初めてだった。
ネットで、レシピを探していつくかのレシピの中から選び
それを見ながらの調理だった。

ていうか、パエリアを食べたことが1度しかない。あははは。
だから、どういう状態が正解なのかよく分かっていない。
外国人が巻き寿司をつくるみたいなもんだ。

じゃあ、なぜパエリアをつくろうと思ったか、て?

それはね、夫も母もパエリアの味に詳しくないから
失敗したとしても、それが失敗かどうか分からないからだ!
「あ、そういうもんなのよ。」
「それでいいみたいよ」
「そこが、パエリアの特徴なの。」
そう言ってごまかせるからね。

しかしありがたいことに心配した味のほうは、まずまずのできだった。
次回はトマトソースを使わないバージョンでつくってみようかな。
だって、このレシピだとせっかくいれたサフランの色が生かされないからね。
サフランの香りはとてもいいかんじだった。

おこげが美味しかったので、石焼きビビンバ風もこの鍋でできるかもしれない。
わが家的にはそっちのほうが好みかも。

パエリアは、こんなごっつい鉄鍋がなくてもフライパンでもできるようだ。




慣れない鍋を使っての慣れないパエリア作りで精魂尽きたため、
サラダは超簡単に。
洗っただけ、袋から出しただけ、茹でただけ。
せめてドレッシングを手作りすれば良かったかと反省。

あとは、残りのちっこいあさりでワイン蒸し。

安物の白ワインでかんぱ~い。



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第二の劇団時代 (波瀾万丈編) その21

2006年10月19日 | 芝居
公演の千秋楽を無事終え、後片付けと掃除をしていると、
「手があいた者から、集合!」というかかしさんの声がかかった。

連日の稽古と、本番を終えた安堵感でぐったりしていた私は、
早めに帰って銭湯にでも行きたい気分だった。
反省会でもするのだろうか?
できれば明日にしてもらえたらいいなぁ。
きついなぁ。
そんなことを思いつつ、稽古場の真ん中につくられた輪のなかに混じった。

「来月の公演の台本を配る。今からキャストの発表をして、読み合わせだ。」

え?え~~っ?
ほんの数時間前に、公演が終わったところだ。
前にいた劇団や、他の劇団なら打ち上げの飲み会に繰り出すところだ。
たしかに今の劇団は、そんな余裕もなく次々公演を打つために、
休みなしで稽古をするというのは分かっていたが、
まさか千秋楽の終演後、いきなり次回公演の稽古って…。
私は驚いた。
厳しさは覚悟の上だったとはいえ、その覚悟はどうやらあまっちょろいものだったようだ。
パタリロやるふりふり、お嬢あたりは当然のように平然としている。
かかしさんとの付き合いが長い分当たり前なのだろう。

考えてみれば、今回の公演のキャスト以外の劇団員たちは、
稽古したくてうずうずしていたはずだ。
スタッフワークも大切なことと、理解しきっちり仕事をしていても、
やはりみんな舞台にたって台詞を言いたい、スポットを浴びたいと思っているのだ。
公演が終われば、当然次は自分たちの番だとばかりに張り切るのもムリはない。

私は自分の甘さを反省した。

次回公演の台本は、かかしさんのオリジナル台本だ。
サスペンダーたちが高校時代に、演劇部で上演したものに
手をいれて、一部キャストを変更して上演することになっている。
みんなが大好きな、つかこうへいテイストたっぷりの芝居である。
真新しい台本のページをめくると、わくわくするような面白い台詞がたくさんある。
今回は男性が主役。
女性は出番がたくさんあるのは2人だけだ。
台詞のあるキャストは男女ともに少ない。


あれ?
そういえば、さっきかかしさんは「キャストの発表」と言っていた。
オーディションはしないのだろうか?
前の劇団では、配役は必ずオーディションがあった。
もしかして、上層部のほうでは配役のだいたいの見当はついていたのかもしれないが、
とにかく全員に平等にチャンスがあるようにという配慮でなのか、
前もってオーディションを行った上で配役を決定していた。
さっきまで、上演していた公演もオーディションで配役したので、
てっきりこの劇団もそうだとばかり思っていた。

あ、そうか。
これは以前サスペンダーやパタリロたちで上演しているから、
そのメンバーを中心にやるのかもしれない。
そうだ、きっとそうだ。

かかしさんは、順にキャストを発表していった。
それは、みんなの意表をつくものだった。

つづく。
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お買い物

2006年10月18日 | 日常
珍しく、夫のほうからデパートに行こうと誘ってきた。
創業祭でお買い得品が山積みである。
平日の創業祭、当然ながら右を向いても左を向いても女性である。

私たちは、平日に買い物に行くことが多いので
夫は女性ばかりのなかに入って行くことには慣れっこになっている。

すいすいと人混みをかきわけていくうちに、
催事場にあった岩手産の鉄鍋コーナーに釘付けになった夫。
また、そこの担当のおじさんの説明がうまい、うまい。
こちらをのせる、のせる。
確かに、本格的で料理も美味しくできると思うけど、
もっのすごく重いのよ、その鉄鍋。
手入れもイマイチ面倒そうだし。
だいいち、かわいらしさのかけらもない無骨さ。
ま、そこがいいんだろうけど。
ジェニさんとこの記事で、ル・クルーゼの鍋が可愛くてなおかつ優れものだと知り、
うちにもどうかな~とか、
びーさんとこで圧力鍋でつくるカレーの記事を読んで、圧力鍋もいいかな~とは思っていたけど、
鉄鍋なんて全く私の眼中になかった。

しかし。
こういう無骨系、本格的な道具系にめっぽう弱い夫。
自分が使うわけでもないのに、目がきらきらしている。
「この鉄鍋で焼いたステーキはうまいよ」
「おお~。」
て、自宅でステーキ焼くことは年数回だよ、あなた。

「これで揚げた天ぷらは絶品だよ」
「はぁ~っ」
て、先日新しい天ぷら鍋買ったばかりじゃないのさ。
揚げるのはいいにしても、その後の油を漉すために
この鉄鍋を持ち上げるのは誰だと思ってるんだ、お前さん。

「焼き芋もできるよ」
「へえ~っ」
て、焼き芋専用の鉄鍋があるじゃないのさ、あんた。

「すき焼きもこれでやると、全然味が違う」
「ほほぉ~っ」
て、すき焼き用の鍋もあるよ、ちょいと分かってるの!

「鉄鍋で、鉄分補給。貧血も解決!」
「それはいい!」
て、あんた貧血じゃないじゃないのさ。

「なんと、IHクッキングヒーターにも対応!」
「素晴らしい!」
待てこらっ、うちは思いっきりガスなんですけどっ。

結局お買い上げ~。
はい、これ、ドン!重さを感じていただくために写真を大きめにUP。
   


どうよっ。
どうなのよっ。
色気もなにもない無骨さよ。
私が持っているダンベルより多分重いのよ。
お料理するたび、筋トレ状態よ。
お手入れ用に、ささらまでホームセンターで買ってきたわよ。

ほんとに、これ私に使いこなせるのかぁ~?


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