招きねこの手も借りたい

主婦のち仕事、ところによって母、時々芝居。

退院しました!

2008年06月09日 | 夫ネタ
本日、夫は退院しました。
治療はまだ続くのですが、通院治療で大丈夫とのこと。

仕事も、体調の様子を見ながら
これまでどおりやっても良いということで、
実は明日早速CMの撮影の仕事をいれた夫。
いつもならひとりで行くのだが、
大事をとって、私もマネージャーとして付いていく。
とはいえ、このマネージャー甲斐性がないので、
現地までの運転は夫本人。
先方との打ち合わせも本人。
じゃあ、意味ないじゃんという声も聞こえないでもないが、
付いて行こうか?と聞いたら、
珍しく夫は「おお、そうしてくれ」と即答だった。

体調はすこぶるいい。
まだ病巣は残っているのだが、
食欲もあるし、体重も少しづつ戻ってきている。

仕事をするほうが、気が紛れ、
張り合いもできていいと私も思っている。

というわけで、ムリをしない範囲で、
いつも生活に戻して行く予定である。

ご心配下さったみなさま、
とりあえずは一区切りです!

ハートマーク

2008年05月16日 | 夫ネタ
今回入院するまで、夫から私へのメールは
「了解」とか「確認よろしく」とか「必要なし」とか
電報かよっと言いたくなるほど
簡潔明瞭、単純明快、良く言えばシンプル。
悪く言えば味も素っ気もなかった。

しかし、娘へのメールには文中や文末に
やたらマークが飛び交っていたようだ。

まぁ、そんなもんだろう。
べつに私も、50をすぎた古亭主から
マーク満載のメールをもらっても残念ながらときめかないし。

ところが、この頃の夫からのメールは
マークの大安売りになっている。
一応毎日夫のところにおかずとフルーツを届けているので、
それを食べた感想にはもちろん、
朝のおはようのメールにも、寝る前のおやすみメールにも
必ずと言っていいほどはついている。

他の絵文字もかなりうまく使いこなし、
カラフルなメールを送ってくる。

私はをつけるのは、微妙に気恥ずかしいので
めったにつけない。
それでも夫からのメールにはムダにが、乱舞している。
これはもしかして私へのサービスのつもりなのか?

だから、べつにそれうれしくないし…
と言ってやろうかと思うのだが、
カドがたつのもなんなので放置してある。

どうも今回彼は入院してみて初めて気がついたことがあるらしい。
毎日女房がおかずを持って見舞いに来る入院患者は
そんなにいないということ。
これまで当たり前のように洗濯物を私にことづけていたが、
わりと自分で院内のコインランドリーで洗う患者が多いということ。

5回目の入院にしてやっと気付いたのかよっ
とつっこみたいところだが、
気がついただけ良しとすることにした。

一応感謝しているようである。
で、その感謝をどう表していいか分からない夫は、
メールにを大安売りすることで表しているつもりらしい。

は、使いすぎると価値が下がることに気がつかないところが夫らしい。


私はマークよりも、
先日私が帰り際に夫がふともらした
「もう帰るのか?」のひと言のほうがずっと嬉しかった。
そのあたりに気がつけ、夫よ。


ひとあし早い結婚記念日の計画

2008年04月29日 | 夫ネタ
ようやく夫に、外泊許可が出た。
明日、明後日と自宅ですごすことになった。

今日は天気が良かったので、夫の布団のシーツを替え、
ベランダに干した。
結婚記念日の5月2日には、3回目の抗ガン剤投与が待っている。
ということで、明日はひとあし早く記念日を祝うことになった。

自宅でのんびりするつもりで段取っていた私に、
昨晩夫からメール。
「30日は、どっかドライブに行ってうまいものでも食べよう。」
て、おいっ。
ドライブって。
夫の胸の上部の血管には点滴用の穴があいたままである。
体重も少しずつ戻っているとはいえ、かなり減ったし、
貧血症状もあり気をつけないないと
歩いていてふらついたりもしている。

私が甲斐性のある嫁ならば、
「よし、私に任せとき!」
と、ハンドルを握るところだが、
何度も言うようだが私は黄金に輝く伝説のペーパードライバーだ。
私にハンドルを握らすということはものすごく危険な賭けだ。

もちろん夫ははなからそんなつもりはない。
自分が運転して、私をどこかに連れて行く気満々だった。

大丈夫なのか?

不安はあるが、体調が悪くなったりしたら
無理せずすぐ引き返すということで、
明日は富山チューリップフェアに行って、
その後庄川で鮎料理を食べて帰ってくることになった。

実は、このコース、以前夫が同じ病気で無菌室に入っていた
数年前の同じ時期に娘とバスツアーで行ったコースである。

あの時は、結婚記念日は無菌室の中だったっけ。

それに比べればましだよね。

では、明日のレポートお楽しみに~。

おいっ

2008年04月03日 | 夫ネタ
昨日は、諸般の事情で夫のところに見舞いに行けなかった。
もちろんメールで、あれこれ連絡はとりあっていた。

で、今朝早く夫からメールが来た。

「今日は何時にこっち来るの?」

ん?寂しいのか。
ようやく私のありがたみがわかったか。
ふふふ、いい傾向じゃないか。

「昼頃になるよ。寂しいの?」

と、返信したら速攻で返ってきたメールがこれ。

「うん。懐が。テレビカードがきれた。新しいのを買う2千円がない。」

おいっ。
こら~っ。
そっちかいっ。

ふん、しょせん夫婦は他人。
金の切れ目が縁の切れ目か。
と言いつつ、雨の中バスを乗りついで病院に向かう私であった。

舞台サイズにおさまりきれない男の話

2008年03月09日 | 夫ネタ
先日、夫がエキストラ出演する歌劇「カルメン」の舞台を
娘と一緒に観てきた。
メインキャストを東京から招き、
重要な脇役はオーディションで選び、
その他は地元の合唱団の老若男女で構成し、
舞台美術や衣装、キャストのヘアメイクなどは、
地元の学生達が参加して造りあげたものである。

夫はもちろん歌えないので、
動く装置としての役割との認識で参加した。

夫にふられた役は煙草工場の前にいる「オレンジ売り」と、
酒場の「ギター弾き」と、
闘牛場前で観客を整理する警官役である。

正直な話し、夫の舞台での活躍には全く期待していなかった。
だって、土俵が違う。
メインキャストの邪魔をしないように、
衣装をつけて舞台空間を埋めることに専念するのが仕事だ。

しかし、夫は自分の役を私達に説明するのに、
「情熱のオレンジ売り」とか
「さすらいのギター弾き」とか
「厳格な警官」などといちいち余計な枕詞をつけていた。

なんだ、その情熱のオレンジ売りって。
さすらいのって、なんなんだ。
私は一抹の不安がはしった。

で、幕が上がると、その不安は的中した。
舞台のはじで、やたら大きなアクションで
オレンジを売って売って売りまくる
身体の大きなスキンヘッドを発見したからだ。
意識してかしないでかは知らないが、
ひんぱんにライトの当たっているエリアに入り、
高々とオレンジを持つ手をかざして、
周囲の人にアピールするおっさん。
スキンヘッドにライトがあたり、ぴかぴかと輝いている。

何もそんなに必死にオレンジを売らなくても…。
舞台前面で、キャストたちが唄い始めても、
上手花道から主役のカルメンが登場しても、
私と娘の視線は、舞台の隅で
情熱的にオレンジを売りまくるおっさんに釘付けであった。
よくあれで、演出家に「ワル目立ちするからやめてください」と
言われなかったものだと、
娘と手をとりあって心配する私。

しばらくしてオレンジ売りが舞台を去ってくれたおかげで、
ようやく私達母娘は舞台に集中することができた。

休憩をはさんで2幕。
酒場のシーンの幕が上がると、
またまた私と娘は後ろにのけぞった。
舞台中央、カルメンの横にぴったりついて、
背中に哀愁を漂わせつつ
ギターをかき鳴らす夫を発見したからだ。
ギターは本当に弾いていないのが客席にバレルと困るので、
終始後ろ向きで…との演出と聞いている。
夫は、その後ろ姿にムダに余計な哀愁を漂わせ、
「このギター弾き、何かあるんじゃなかろうか?」
と、思わせるほど存在をアピールしている。
あくまでメインは、カルメンなのだが、
これでは、もしかしてこのギター弾きが
後々ストーリーに大きくかかわってくるんじゃないか
ととれるほど背中で何かを語っている。
雄弁すぎる後ろ姿。
曲が盛り上がるにつれ、
ついにはイス立ち上がりギターをすごい勢いでかき鳴らす。
あとで聞いたら、後半は立ち上がって出来る限り派手にやってほしいと
演出家に言われたとのことだったが、
見ていた私と娘は「わ~~~っ、お父さんやっちまった!」感が強かった。

で、本人はそのさすらいのギター弾きのドラマを自分で造りあげ、
物語の中心で無言ながらも叫んでいるのだが、
残念ながら衣裳の帽子のサイズがあっていない。
頭の大きな夫のスキンヘッドにちょこなんと乗ったつば広の黒い帽子。
鬘の用意もしてもらってないため、
スキンヘッドの襟足が丸見えの後ろ姿。

格好つけても、ある意味滑稽なのである。

ギター弾きの短い出番が終わると、私はほっとした。

最終幕で、警官で出てきた時も、
ひとりきびきびと細かい小芝居をいれつつ、
舞台を縦横無尽に動きまわり、観客役の子供たちを整理している。
ちょっとはじっとしてたらどうなんだ。
私ははらはらして見守っていた。

娘は
「お父さんの芝居は昔から大きいと思っていたけど、
 近年ますます大きくなってきたよね。」
と、感想を述べる。
そういえば、以前東京の演出家に
「その演技は、キャパ150人の舞台では大きすぎるよ」
とダメ出しされたことがあった。
カルメンの舞台はキャパ2000人の舞台なのだが、
それでもおさまりきれていない。

いったい夫の芝居はどこでならちょうどいいんだろう。

「お父さんは、舞台が好きだから『水を得た魚』状態になってるんだよ」
と私がムリムリにフォローしたら
「う~ん、『水を得た魚』と言うよりも
 『陸にうちあげられた魚』が、びちびちと飛び跳ねてるかんじ?」
と、娘が言った。
なるほど。うまいこと言う。

テレビや映画の仕事でもいつも「芝居が大きい」とか
「ムダな小芝居をやめて」とか言われる夫。
派手なオペラでならそのその大きさがマッチするかと思ったのだが。

なんだか別の意味でハラハラドキドキした
カルメンだった。
ま、こんなに余計なことを考えつつ見てたのは
おそらく私達母娘だけだったと思うけどね。









朝の誤解

2008年02月03日 | 夫ネタ
先日の朝のことである。
あまりにも夫が静かに寝ているので、
一瞬息をしているのか不安になった。

思わず夫の寝顔の側に接近して確認した。
大丈夫。息をしていた。
と、そのとき。
目をつぶったままの夫が
「ん?はいるのか?」
と言いつつ、布団の端を持って持ち上げた。

おいおい、新婚夫婦じぁあるまいし、
入らないよ、全くもう…
何を考えてるんだ、この親父。
まぁ、昔はそんなこともあったっけなぁ(遠い目)

と、短時間でいろいろな思いがぐるぐる駆け回った私。

布団の端を持ち上げたままの夫が、
片眼だけあけて私の姿を確認すると、
ものすごくがっかりしつつ次のように言いやがった。

「な~んだ。お前か。」

な~んだって。
お前かって。
じゃあ、誰だと思ったんだっ。
あんたの好きな鈴木京香か?
宮沢りえか?

そんな美女が、くたびれた親父がちゃんと息をしてるかどうかなんて、
確認してくれるのか?
言ってみろっ、え?

寝ぼけやがって。くそ~。

「いや、ちとせかと思ったんだ」

確かにチワワのちとせは、寒がりなのでよく布団に潜り込んでくる。
それにしても永年連れ添った女房と、
犬の気配の違いも分からんような奴か、あんたは。

お前の気配が、ちとせ並に可愛らしかったからだよ…
なんて歯の浮く弁解は、もちろんしなかった。

来月で満一歳、体重3キロのチワワに負けた女。
それが私だ。



残念!

2008年01月23日 | 夫ネタ
昨日記事にした、オペラ公演エキストラ出演の件だが、
とても残念な報告をすることになった。

出っ腹マタドールの出番はなくなった。

エキストラ出演者10人中8人までは、
マタドールでの出番があるのだが、
夫は残り2人の中に入ってしまった。
どうやら、エスカミリオ役の方とのバランスで、
その他大勢のマタドールたちの身長を揃えることになり、
180㎝ある夫ははずれることになった。

「で、あなたはなんの役をやるの?」
「警官と…」
「ああ、警官は始めから予定してたもんね。それと?」
「……物売り」
「………。」

物売りねぇ。
まぁ、物乞いでないだけいいか。
て、カルメンに物乞いは出ないんだっけ?

とにかくどんな衣装なんだろう!
とわくわくする楽しみはこれでなくなった。

あとは、自暴自棄になった夫が、
ムダに大きい芝居をすみっこでやって
ワル目立ちしないことを祈るだけとなった。

夫曰く、
「ど~してもお前が、僕のマタドール姿を見たいと言うんなら、
 舞台監督とは旧知の仲だからごり押しすることもできるが、
 それはかっこわるいだろ?」

はい。かっこわるいです。
50面下げて、そんなことで駄々をこねてごり押しをするもんじゃないです。

「だろ?『正直の頭に神宿る』だ」

うむ、なんか例えが適切ではない気がするが、
まぁそういうことにしとくか。

しかし仮に、夫が正直だとしたら、
頭に宿っている神はきっと、
神は神でも『貧乏神』だろうという憎まれ口はたたいておいた。

頭を丸めました

2007年10月27日 | 夫ネタ
頭を丸めたと言っても、
べつに某ボクサーのように謝罪会見をするためではない。

いや、本人は
「病気になっちゃって、各方面の皆様方にご迷惑をおかけしてすんません」
と会見しようかと冗談半分本気半分で言っているけど。


今週もなんとか外泊許可がもらえた夫は、
金曜の午後から月曜の朝まで自宅で過ごす。

1回目にいれた抗ガン剤の副作用が出始めて、
血液中の様々な数値が下がっているため、
感染症などには細心の注意が必要なので外出は禁止。
外に出るときはマスクをしている。
本当は、病院にいたほうがいいのだが、
担当の先生はぎりぎりのところで帰宅を許可してくれた。

髪の毛も抜け始めてきたので、
昨晩夫は自分でバリカンでつるつる坊主に剃り上げた。
これは毎度のことである。
どんどん抜け落ちていく髪の毛を見るのはやはり寂しいし、
寝具も汚れるということで、
毎回少しでも副作用が出始めたら、
まだまだ髪の毛は残っていても
すぱっと剃り上げてスキンヘッドにしてしまう。

髭も抜けちゃうので、全部そってしまったため、
夫の顔はつるつるである。

頭が寒いのでこれをかぶる。

夫と私の間ではこの帽子は「田中小実昌」帽と呼んでいる。

これをかぶり、作務衣を着て、
老眼気味なのでメガネを少しずらして新聞を読んでいる姿は、
神田の古本街の親父のようである。

あと何度かの治療で、おそらく食欲が減退していき、
体重がぐんと減り顔をげっそりやつれることになるのだが
そうるすると夫の面差しは、僧侶のようになる。
もともと普段から、悟りを開いた僧侶的な発言が多いので、
それはそれでかなりさまになる。


病気をすると、体内時計の目盛りの幅が大きくなるようで、
夫のなかで流れる時間はかなりゆったりとしたものになる。
これまで私はその時間の流れになかなか慣れず、
ひとりせかせかしては、夫にたしなめられてきた。
さすがに、病気も4回目となると、
私もそのゆっくりした時間の流れに身を任すこつが分かりつつある。

一緒に、静かにゆっくりと過ごしている。
食欲は落ちているとはいえ、幸いまだ食事は美味しく食べられるので、
家にいるあいだは美味しいものをゆっくり味合わせてやりたいと思う。

今夜は手巻き寿司と茶碗蒸し。
明日は牡蛎フライと牡蛎ご飯。
どれも夫からのリクエストだ。

一緒に自宅で過ごせる時間を大切にしようとつくづく思う。






千の風

2007年09月14日 | 夫ネタ
夫は呆れるほど忙しい。
ちょっとオーバーワーク気味で、心配なのだが、
日中無理やり時間を作って昼寝をしたりして、
なんとかこなしている。
入院までのあと半月の間に、
めどをつけておかないといけない事が山積みなので
仕方がないとはいえ、やはり心配だ。

疲れてくると夫は、歌を唄って元気を出そうとするのだが、
今日は
「千の風になって~~」
などと唄いだしやがった。

「まだ、千の風にはならなくてよろしいっ!」
速効でつっこんでおいた。

ただでさえ、私はナーバスになりがちなのだから、
そんな歌を朗々と歌われると困る。

夫は病気になると、毎度毎度ものすごい自虐ギャグをとばしまくる。
笑えませんから。
とはいえ、これだけ回数を重ねてくるとそうも言っていられない。
私ももう少し図太くなったほうがいいようだ。

そんなことを考えつつ、むっつり黙っていたら、
「おや、奥さんどうされました?お元気がないようですね?」
と、夫に言われた。
「ご存じないかもしれませんが、夫が病気になりましてね。元気も出ませんよ。」
と答えた。
「ほ~、それはお気の毒に。ご主人によろしくお伝え下さいね。」
「はい、ご丁寧にどうも。」

こんなことを言い合っている場合か?
大丈夫か、うちらは。

明日から3日間も、なかなかハードな日々である。
自虐ギャグだろうが、なんだろうがとばしまくって
乗り越えていかないといけない。

17日には、放蕩娘が仕事の合間をぬって帰省してくる。
可愛い娘の顔を見たら、夫も元気が出るかもしれない。
それまで、頑張れ夫。
頑張るぞ、自分。



東京日帰り

2007年09月06日 | 夫ネタ
夫は仕事のために、今朝早くの飛行機で東京へ向かった。
仕事で東京へ行く時は、たいてい1泊か2泊してついでに芝居を観てきたり、
芝居の本を買いに行ったりする夫。
しかし今日はなんと日帰りする。

今晩、はずせない用事がはいっているからだ。
地元のロータリークラブのメンバーの定例会に呼ばれて、
夫婦で芝居についての短いお話をして、
小さな演劇ワークショップをすることになっている。

ここのところバタバタ忙しい夫は、ちょっと疲れ気味である。
なんとか私がフォローできればいいのだが、
ワークショップはあまり得意でない。
さて、どうなるのだろうか。
その様子は、今夜追記しようと思う。


さて私は、家の中を片付けたら母の病院へ行ってくる。
ポータブルトイレを昨日から使い始めた母だが、
筋力が衰えていて看護士さんの介助なしでは立つことができない。
そのことにかなりショックを受けている母を励ましてこようと思う。
気長にリハビリをして行くしかないのだが、
せっかちな母は自分の身体が歯がゆいようである。
さて、なんと言って慰め励まそうかな。



内視鏡検査

2007年08月29日 | 夫ネタ
夫は、本日一日がかりで大腸の内視鏡検査だった。
1時間内に、下剤1.2リットルを飲まされ、
大変だったそうだ。

で。

ポリープが見つかった。
2個。

良性か悪性かを調べるため、組織をとって検査に出した。
結果が分かるのは、来月6日。

正直、私はへこんだ。
夫は淡々としている。

悪いところがあるなら、切っちゃえばいいだろ?
治療すりゃ、治るんだし。

と、いたって普通だ。
たしかに、私たちの周囲の夫の同世代には
大腸ポリープや大腸ガンを患った人が多い。
そして、皆さんちゃっちゃっと切って、
結構けろっと元気に生活している。

だとしても、もし私が夫の立場だったら、
どよ~んと暗くなると思う。
あれこれ悪いこと考え、取り越し苦労をし、
おろおろすると思う。

夫は、とにかく検査結果を見ないと分からないことに、
むだにおろおろしない。
仮にあまりいい結果でなかったとしても、
へこまずに、淡々と治療をする人である。
このへんは、彼のすごいところだと思う。

そして、淡々としているわりには、
「今の検査の機械、すごいぞ~。
 腸の中がものすごくはっきり見えたぞ。
 ぼくの腸、それはそれはきれいなイイ色だったわ」
と、うれしそうに腸の色自慢をしている。

はぁ。
すごいね。

と、一応力なく相づちを打つ。
腸の色自慢をされてもなぁ。

明日も私は朝7時半から18時までロケにつきあい、
夜は朗読教室の発表会の稽古がある。
かなり忙しい。
忙しいほうが、私もいらぬことを考えて
暗い気持ちにならないですむので助かる。
よしっ、頑張ろう!

ということで、皆さんのブログをおたずねするのは、
また後日。







元気になりました

2007年07月30日 | 夫ネタ
みなさんにご心配をおかけしましたが、
夫は土日に大人しく養生していたら、
今日は元気になりました。

痛みもお腹の張りも全くなく、食欲もあり、
3日間の便秘も解消!
病院の先生も驚くほどの回復力。

ただし、原因はよく分からないままである。
おそらく、消化不良をおこしたのであろうということで、
まぁ、年齢も年齢だし、大病を3度したという病歴もあるため、
念のため来月半ばに胃カメラと大腸の内視鏡検査はやっておくことになった。

日頃の暴飲暴食(というほど量は飲み食いしてないけど、飲み会の回数は半端じゃない)への、
身体からの警告だったのではないかと思う。

先生からは、ビールは一日350CC、
日本酒なら1合と釘を刺されて帰って来た。


実は、腹痛で倒れた日、
病院で「病歴が病歴なので再発の可能性も視野にいれておかないと」
と、言われたこともあり、
気が気ではなかった。
今度再発するとしたら、胃に出るのではないかと、
前回の大病のときに言われたこともあり、
心配で眠れなかった。

当の夫は、根拠なくぜったい大丈夫と思っていたようだ。
彼は、いつもそう。
ものすごい壮絶な状況で治療を受けているときも、
「自分はこのまま死ぬ気が全くしないから大丈夫」
と平常心だった。
担当医から副作用の痛みが辛そうだからモルヒネを使いましょうか?
と言われた時ですら
「大丈夫。大丈夫。」と言う人である。

そんな夫と、さっきビールで乾杯した。
もちろん、350CC限定。
人にとって一番大切なものは、健康なことだと、
改めて思った。

皆さんも、自分の身体と家族の健康に気をつけてあげましょうね。

ほんとに、お騒がせしました。


物知りな夫

2007年07月09日 | 夫ネタ
夫は、物知りである。
広く、浅くではあるがかなりの分野をカバーして、
なんでも知っている。
私が疑問に思う程度のことであれば、
まるで百科事典か、PCの検索か、
てなくらいに「あ、それはだな…」と解説してくれる。

便利である。
ありがたい。

たまには、言葉に出して感謝の気持ちを伝えておくか。

「すごいね~。ほんとになんでも知ってるよね~。助かるわ~。」

すると夫は言った。

「おお。金儲けの仕方と、女を口説くやり方以外ならなんでも知ってるぞ。」

う~ん。それって微妙。

本日の会話

2007年07月06日 | 夫ネタ
夫がやたら忙しそうである。
私も忙しい。
2人で忙しさ比べをしていたところでらちがあかない。
とりあえず、今目の前にあるしなければならないことに関して、
その時点でそれをやる時間があり、それを解決する能力がある方が、
やるというスタンスにした。

で、今朝。
ゴミ捨てを終えた夫(私の捻挫のおかげで今のところゴミ捨てを嫌がらずにしている)に、
布団をあげてくれるように頼んだ。
が、ゴミ捨てを終えた夫は、ソファに座り大リーグの番組を見だした。
おいおい。
頼みますよ。

「ひとつやるごとに、休憩をいれないと身体がもたないんだ」

じじいか、あんたは。
という言葉を飲み込み、

「あらやだ、わがやの大黒柱がそんな情けないこと言わないでね」

と、おだだててみた。

「あ、ぼく、パネル工法だから。そこんとこよろしく。」

ああ言えばこういう男。
てか、口を動かさずに身体を動かせよな。
そしてわがやはパネル工法じゃないぞ。
しいて言うなら、うさぎ小屋。

さて、うさぎ小屋の掃除、掃除!

気がつかない

2007年07月02日 | 夫ネタ
夫は、バリカンで自分の髪を自分で刈る。
口髭は、数ヶ月おきに床屋でととのえてもらったのを、
ふだんは自分で維持している。

風呂場や、洗面所で、ひっそりといつのまにかやっている。

今朝起きると、
「お前さぁ、ぼくが髪を短くしたり、髭をととのえても全然気付かないよな」
と、ぼそっと言った。

へっ?

あ、そういえばなんかすっきりしてるかも。

「あ、ごめん、ごめん。ほんとだ。」

「ぼくに興味がないんだろ」

「ま、『ある!』と言えばウソになるわな」

「ひどい女房だ、まったく」

そういう夫にしたところが、
私が美容院へ行ってきても全く気がつかないのである。
まぁ、私の場合万年ボブスタイルで、
1ヶ月半に一度のわりでこまめに切っているため、
美容院へ行ってもさして変わらないから仕方ないと思っている。

夫にしたところが、バリカンで1~2㎝切っても、
印象はそんなに変わらないのである。
気がつけと言うほうがムリだ。

そんなことを言い出したら、
夫は私が後頭部に寝癖をつけていても気がつかないし、
サマーセーターを裏返しで着ていても、
木綿のワンピースを裏返しで着ていても(ていうか、私、裏返しで着ること多すぎだ)
全く気がつかない。

以前、冗談で
「私が半けつだして家のなか闊歩しても気がつかないんじゃないの?」
と言ったら、かなりまじなテンションで
「あり得るな」
と答えた夫。


お互い様ですから。

みなさん、パートナーの細かい変化に気がつくほうですか?