母は、骨折のほうは順調に回復しているが、
心臓のほうが調子が悪い。
今、いろいろ検査をすすめている。
昨年の手術で、僧帽弁は快調だが、
不整脈がすごくて、突然動悸がしたりするようだ。
こんな状態で、長兄の住む町に行けるのだろうか?
母は長兄に心配をかけたくないと、
心臓の調子が思わしくないことを長兄に知らせていないし、
私にも知らせるなと言っている。
長兄は私に言われて、毎日母に電話をかけるようになったが、
自分の話しだけをしてさっさと電話をきっている。
私のほうには、あれからいっさい連絡をしてこない。
母の様子をきくでもない。
長兄のほうの母の受け入れ態勢準備についての相談があるわけでもない。
ただ、もう私は長兄と話し合うのがイヤなので、
向こうから何か言ってくるまでは放っておくことにした。
日々、淡々と母の世話をするまでだ。
長兄のところへの引っ越しが、母の体調で延期になったり、
中止になったりする可能性もありそうだが、
先のことは考えない。
ここには詳しく書けない、
ちょっと大変なことがあった。
その処理や、今後の対策が先決だった。
そのことも大きなストレスとなったこともあり、
夫の体調がここ1週間ほど、とても悪い。
1日から、また抗ガン剤治療なのだが、
前回の抗ガン剤の効果がなくなったのか、
また食欲が落ち、息切れがひどい。
副作用でのことかと思っていたが、
どうもこれは以前にガン細胞が大きくなり、
腹水がたまったときの症状と似ている気がする。
ここまで、抗ガン剤が効かないのも初めてだ。
夫も私も薄々それに気がついている。
でも、それをお互い口にするのが怖くて黙っている。
夫はとても無口になった。
1日の主治医の診察の際に、相談するのだが、
もしかして再入院の可能性もないとはいえない。
夫は少しづつ、いろんな芝居の企画を進めていた。
仕事も夫なしではにっちもさっちもいかない。
経済的にも、さすがに逼迫してきた。
なんだか、足元ががらがらとくずれていきそうな
どうしようもない不安感でいっぱいになる。
正直、いろんなことが怖い。
乗り越えられない困難を、天は与えないというが、
本当にそうだろうか?
健康な私がせめてしっかりしないとだめだとは思う。
いちばん辛いのは、当人の夫と母なのだ。
もしできることなら、私の寿命を夫や母に分けたい。
この世から逃げ出す勇気もないのだが、
夜眠るとき、このまま朝目が覚めないほうが
気が楽かもしれないと思う日がある。
夫も、母も、娘も、
私の存在が必要なのは痛いほど分かるのだが、
それを負うには、あまりに私はいろんな意味で弱くて無力だ。
強くなりたいと心から思う。
心臓のほうが調子が悪い。
今、いろいろ検査をすすめている。
昨年の手術で、僧帽弁は快調だが、
不整脈がすごくて、突然動悸がしたりするようだ。
こんな状態で、長兄の住む町に行けるのだろうか?
母は長兄に心配をかけたくないと、
心臓の調子が思わしくないことを長兄に知らせていないし、
私にも知らせるなと言っている。
長兄は私に言われて、毎日母に電話をかけるようになったが、
自分の話しだけをしてさっさと電話をきっている。
私のほうには、あれからいっさい連絡をしてこない。
母の様子をきくでもない。
長兄のほうの母の受け入れ態勢準備についての相談があるわけでもない。
ただ、もう私は長兄と話し合うのがイヤなので、
向こうから何か言ってくるまでは放っておくことにした。
日々、淡々と母の世話をするまでだ。
長兄のところへの引っ越しが、母の体調で延期になったり、
中止になったりする可能性もありそうだが、
先のことは考えない。
ここには詳しく書けない、
ちょっと大変なことがあった。
その処理や、今後の対策が先決だった。
そのことも大きなストレスとなったこともあり、
夫の体調がここ1週間ほど、とても悪い。
1日から、また抗ガン剤治療なのだが、
前回の抗ガン剤の効果がなくなったのか、
また食欲が落ち、息切れがひどい。
副作用でのことかと思っていたが、
どうもこれは以前にガン細胞が大きくなり、
腹水がたまったときの症状と似ている気がする。
ここまで、抗ガン剤が効かないのも初めてだ。
夫も私も薄々それに気がついている。
でも、それをお互い口にするのが怖くて黙っている。
夫はとても無口になった。
1日の主治医の診察の際に、相談するのだが、
もしかして再入院の可能性もないとはいえない。
夫は少しづつ、いろんな芝居の企画を進めていた。
仕事も夫なしではにっちもさっちもいかない。
経済的にも、さすがに逼迫してきた。
なんだか、足元ががらがらとくずれていきそうな
どうしようもない不安感でいっぱいになる。
正直、いろんなことが怖い。
乗り越えられない困難を、天は与えないというが、
本当にそうだろうか?
健康な私がせめてしっかりしないとだめだとは思う。
いちばん辛いのは、当人の夫と母なのだ。
もしできることなら、私の寿命を夫や母に分けたい。
この世から逃げ出す勇気もないのだが、
夜眠るとき、このまま朝目が覚めないほうが
気が楽かもしれないと思う日がある。
夫も、母も、娘も、
私の存在が必要なのは痛いほど分かるのだが、
それを負うには、あまりに私はいろんな意味で弱くて無力だ。
強くなりたいと心から思う。