招きねこの手も借りたい

主婦のち仕事、ところによって母、時々芝居。

竹の子づくし

2010年04月29日 | 料理
冷蔵庫のたけのこ祭り解決のため、
竹の子ご飯、筑前煮、竹の子とスナップえんどうとカラーピーマンのサラダ、
竹の子のお吸い物を作って人にふるまった。

久しぶりにちゃんとした料理をした。
腕は落ちていなかった。

ああ、写真とっておけば良かった。

それにしても、料理は自分のために作れない。
食べさせる相手いてこそだと思う。

美味しい!
すごい!のひとこと、
笑顔が見たくて作るものだ。


ご飯も誰かと一緒なら食べられる。

5本の特大茹で竹の子は、
2本を友人にもらってもらい、
本日の竹の子づくしメニューで2本を消化したので、
あと1本となった。

半分を中華炒めにして、
半分をkarenさんが教えてくれた佃煮風にして冷凍しようかな。

GW後半の3連休はヘビーな仕事が入っている。
またそこで、食生活が乱れそうな予感がする。
ヘビーな仕事のスタッフは
長年のおつきあいのある信頼できる方達なのだが、
いかんせん打ち合わせ不十分な感がある。

今の私は集中力と瞬発力はあるが、
持久力と忍耐力が足りていないので
きちんと準備していかないと
現場で迷惑をかけることになりかねない。
あと、へぼい自分を人前にさらすのは
プロとしてのプライドが許さない。

とりあえずは、必要な資料が揃うのを待ちつつ
体力をつけておこうと思う。

・・・・・・と、言いつつ明日の夜は諸般の事情で徹夜だ。
だ、大丈夫か私。







交渉

2010年04月28日 | 日常
交渉が苦手だ。

とくにお金の交渉については、結婚してからずっと
全て亡夫にまかせっきりだった。

今は私がやらざるを得ないので
仕事でもプライベートでもなんとかかんとか自分でやっている。

失敗したなぁ、もっと値切れたのになぁとか
ああ、ふっかけすぎたかなぁとか
たくさん失敗もしている。

けれど、だんだんその頃合いや
交渉のやり方がなんとなくわかってきた。

昨日は、リフォームの件で
先方が出してきた見積もりをみながら値引きしてもらえないか交渉した。
担当者のキャラを見て、情に訴える作戦と、
先方の弱みをちょこっとだけつっつき
ある程度成功した。

そのあと、仕事のギャラの交渉の電話もした。
この件はこちらがいただく側なので
少しでもアップしてもらえるように、
正直にこちらの事情をお伝えした。
これ以下では、全く事務所の利益がでないですと
訴えた。
こちらもおそらく通りそうである。

先日は仕事のギャラ交渉で
ほんとは先方に予算がたくさん組んであることに気がつかず
かなり遠慮がちな金額提示をしてしまった。
これは失敗例である。

駆け引きとか、腹の探り合いが基本的に苦手だ。

正直にお互い内情を話し合い、
真正面から話しができる相手との交渉ならできる。

駆け引きと、腹の探り合いが出来たら
もっと貯金できるんだろうなと思うけど、
ちょっとムリかな。

ぜいたくな悩み

2010年04月26日 | 日常
タイトルのぜいたくな悩みについて書く前に・・・・。

このブログの昨日の訪問者数は148。
昨日は更新していないので、
まぁいつもだいたいこんなかんじ。
で、驚いたのは閲覧数が1123にもなっていることだ。
これって、どういうことなんだろう?

いったいどこの誰が、どの記事を読みに来ているのだろう?
私はgooブログアドバンスに入っていないので、
アクセス解析はできないので分からない。

せっかく記事を書いたのだから
たくさんの人に読んでもらいたいが、
いったいどんな人がなんで読んでいるのかも気になったりする。


さて、贅沢な悩み。
今私はめっちゃ胃もたれしている。
先日の女ふたり天麩羅パーティーの時よりも
胃もたれしている。

筍の食べ過ぎだ。

近所の日曜朝市で、地物の大ぶりな朝掘り筍を買った。
ほりたてなので、あく抜きの必要もなく
ものすごく柔らかい。
昆布と一緒に1本煮た。
鍋いっぱいになった。
薄味に仕上げたので日持ちしない。
食べさせてやろうと思った人がドタキャンになり、
昨日の夜から今夜にかけてひとりで食べた。

そこへもってきて、今朝
また朝堀りの筍を5本ももらった。

まじかよ。

買えば高い。
ほんとにありがたい。

が。

ひとり暮らしに筍5本は多いぜっ。
しかも、鮮度が大切だからすぐに茹でないといかん。
出かけねばならないところを、
下ごしらえにおおわらわになった。

そして、うちの冷蔵庫は今筍祭り状態である。
茹でた筍は、水を毎日換えれば1週間は日持ちするが、
それにしてもだ。
筍は、結構腹持ちがいいのだ。

もうね、お腹いっぱいになるのだ。

明後日、1本もらってくれる人を見つけたが、
それでもまだ4本。

和洋中、なんにでも使えるし、
旬のものだし、
喜ぶべきことなんだけどさ。

多いよっ。
てか、あんまり最近料理する気ないのに、
宝の持ち腐れになるよ。

ご近所に配りたいところだが、
この筍、町会の方からいただいているので
おそらくご近所中の冷蔵庫が筍祭りのはずだ。
うちのそばには、筍の山があるのだ。

とりあえず、今日は胃薬をのんで寝る。

せっかくだから定番のたけのこご飯以外は、
今まで試したことのないレシピでつくってみようかと思ったり
思わなかったり。

いやはや、ほんとに胃が重たい。

これは?

2010年04月24日 | 日常
正面壁面に大書された
「脊椎ハウス」


???

積水ハウスをもじったギャグなのか?


いやいやいや、
正面壁面を使ってそんな壮大なギャグをかます必要はあるのか?


じゃあ まじなのか?

時間がなくて 向かい側から写真にとるのが精一杯だった。
もしかしたら整体院かもしれない。

だとしてもだ。

脊椎ハウスはどうなんだろか。
次回前を通った時は、ちゃんとなんの店か確認して来よう。

修繕とリフォーム

2010年04月23日 | 日常
車庫から事務所に入ったところの壁の雨漏りが
半端ないことになってきた。

玄関ドアの汚れも落ちないほどひどい、
玄関アプローチに敷き詰めた煉瓦がところどころ割れている。
風呂釜もときどき調子悪い。

姑が、応援してくれるというので、
この際きっちり修繕とリフォームすることにした。

亡夫が頑張って建てた家をきれいな状態で保てと姑。
ありがたく援助を受けることにした。


5年前、亡夫が選んで買ってくれたスーツがある。
セレモニーに着ていく前提で買ったので
そこそこいいものだ。
サイズは13号。
当然ガバガバである。
しかし、素材や色やデザインが
なんとなく今流行りっぽい。
ジャケットは、丈を詰めたら
黒のパンツやジーンズに合いそうだ。
着回しがきくってやつ。

昨年ワンピースとスカートをリフォームしてもらった店に
持っていって相談した。
あのときより、2サイズダウンした私に驚く店長。

安物のスーツが買えるくらいの金額の見積もりが出た。

家の修繕とリフォームを、姑が応援してくれるのだから
せっかくの思い出のスーツ、
蘇らせたほうがいいと判断。

預けてきた。

他にも夏服で13号とか15号サイズのワンピースがある。
捨てるに忍びないし、
タンスの肥やしにしておくのももったいない。
安物の新品を買うよりも、リフォームしたほうがいいと思う。

小さいサイズを大きなサイズにするのは大変だけど、
大きいのを小さくするのはラクだと
リフォーム店の奥さんは言う。

でも、あまりのサイズの変化に
「これ以上痩せたらだめよ」
と、真剣に諭された。

とりあえず、家も自分も現状維持で
頑張ろう。












自分のばか~~~っ

2010年04月21日 | 日常
ちゃんとした食事をするのは、生きていくうえで仕事だ!

と、叱られたので
久しぶりにご飯を炊いた。

炊飯器で炊いているにもかかわらず、
あり得ない失敗をした。

1合の米に、水を1合半の量をいれて
やわらか~いご飯になった。

私は、固めのご飯が好きだ。
こんな病人食のようなご飯は嫌いだ。
でも、捨てるのはもったいない。
今日、ほしかった春物のカーディガンを買ってしまったから
小さいところからこつこつ節約しなければいけない。

・・・・食べてみた。

まずい。

ただでさえ食欲がないのに、
余計食欲が減退した。

それにしても、なんでこんな初歩的ミスをするのだろうか。

ご飯を炊いてウン十年。

呆けたか?自分。
いや、先日のMRI検査では呆けは始まっていないと言われた。

ほんのしばらく、ご飯を炊いていないだけで、
こんなに能力が落ちるのだろう?

ショックだ。
おにぎりにしたら食べやすいかと思い
にぎってみたら、しょっぱいおはぎみたいなことになった。
実はおはぎが嫌いだ。

自分の、ばか~~~っ。






小さな悟り

2010年04月20日 | 日常
思い込みが強い。

起こった事象について、自分の思い込みだけで
勝手に解釈し、一喜一憂してしまう。

自分の感覚のみで、客観的に見られず、
深読みして悲観したり、ぬか喜びするのだ。
愚かである。

そして、無い知恵を絞り、
なんとか自分のペースにしようと
頭の中でいろいろ想定し、企もうとする。

が、浅知恵なので
たいてい目論見ははずれる。

だいたい、私の頭の中で書かれる脚本は
登場人物全員が私と同じ思考回路であることが前提なのだから
外れて当然なのだ。

バカか、自分。
と、最近ようやく自覚してきた。


で。
今日は、全く深読みもせず、企みもせず、
起きている事象をそのままうけとめ、
それに対して自分がどうしたいかということだけを優先させて
行動にうつしてみた。

・・・・・・・うまくいった。

小さなイライラやストレスもあるにはあるが、
そのうまくいったことで元気が出た。

今日あったイヤなことより、
偶然ラッキーだったことが印象に残った。

ラッキーなことは、みんな小さなことばかりだ。

仕事に行ったら、偶然後輩と一緒になり、
彼女の車で次の目的地まで送ってもらえたこと。
事務所が違うのに、仕事で最近よく彼女と一緒になる。
お茶したり、次の目的地まで快く送ってくれる。
彼女と話しをすると、明るい気持ちになれる。

本屋に桐野夏生の「ナニカアル」を買いに行ったら
もう1冊今の私にぴったりの本を見つけた。
これについては、また後日書こうと思う。

今日は月に一度のボランティアの日だった。
これについては、ストレスの要因にもなりがちなのだが、
今日はストレスを乗り越え、
なおかつムリっと思っていたことを
周囲に助けられて時間ぴったりにおさめることができた。

私の実力のおかげよっとは思わない。
意外なことに、「ああ、こういうタイプは苦手だな」
と思っている人たちに今日は助けられた。
借りをつくったといえばそうなのだが、
多分次回会うときは、
ほんの少しその人達への苦手意識がなくなると思う。

夕食を作るのが面倒くさいので
デパ地下に寄ったら、時間が時間だったので
食べたかったお総菜が2割引で買えた。

バスが、良いタイミングで来た。

帰宅したら、月イチで届くお茶のサンプルが届いていた。

小さいことを喜べるのがうれしい。

明日は、何があるのだろうか。
余計なことは考えず、今目の前にあることを
そのまま、あるがままとらえて
自分の欲求と感情に正直になれば
きっと、さほどイヤなことばかりではないはずだ。




初めてのMRI

2010年04月19日 | 日常
薬さえのんで眠れば、とりあえず6~7時間熟睡できていたのが、
ここ最近、5時間弱ぐらいしか寝られない。

昨日は、午後9時半頃に薬をのんで寝たら
午前2時過ぎくらいに目がさえてしまった。
2時間ほどもう一度寝ようと頑張ったが
ムリだったのであきらめて4時起きした。

録りためてあるドラマや映画をぼんやり見てすごす。
やたら午前中が長く感じた。

今日は、通院日なので相談。
その他気になる症状もあったので
ま、一応とりあえず年齢も年齢なので
一応念のため脳波とMRIをとってみようということになった。

脳波は、数年前調べたことがあったが
MRIは初めてだった。

20分間のあいだ頭を固定されて
定期的に「ドンドン」という音を聞かされるというのも
なんだか不思議な感じだった。

結果は、なんの問題もなかった。

どっか血管がつまっているとか
ぼけが始まっているとか、
そういうことはなかった。

私の年齢にしては、結構いい感じの健康さだったようだ。
脳波も、右脳の波の動きが弱冠激しい部分があるそうだが
とりたてて問題にするほどでもないという。

良かった、良かった。


・・・・・・・・じゃあ、なんで眠れないんだよっ。

血液検査とかもしたので、
結局1万円近くの支払いとなった。

脳は健康だという安心をお金で買ったという感じか?
けど、不眠やその他の症状の根本解決には繋がらなかった。


1万円あれば、あの店にあったラベンダー色のカーディガンが買えた
などと思ってしまう。

先日うちに泊まった友人は、
ベッドに入ったら1分で眠れると言っていた。
うらやましすぎる。

バスのなかで5分爆睡とかならできる。
だが、夜うちで寝ようとすると全然眠れない。
薬をのまずに寝ようとすると、
朝刊が新聞受けにコトンと投げ込まれる音がするのを聞くはめになる。

どんなに疲れていても、寝られない。
いいと言われることはほぼやった。
ストレッチとか、ハーブティーとか、
わざと退屈な本を読むとか、
寝る前にパソコンやテレビの画面をみないとか、
音楽をきくとか
足を温めるとか。

昔は、なんであんなにすぐにぐっすり眠れたのだろうか。
不思議だ。
ま、脳とか内臓とかは健康みたいだから
あとは、気持ちの持ちようなんだろう。

そのうちきっとぐっすり寝られる日が来るだろう。
生死にかかわるわけでもないから、
気長に自分とつきあって行こう。




食生活

2010年04月18日 | 日常
手持ちのパンツやスカートが全部ぶかぶかになったので、
先日、5号サイズのパンツを2本と、
23インチのジーンズ1本を買い足した。

それにしても痩せすぎだ。

とにかくちゃんと食べようと思い、
14日から今日まで、友人との会食を心掛けた。
ひとりだと、どうしてもおざなりになってしまう。

14日は、舞台で母娘役をした友人と、
串焼きに、ギョーザに、ピザに、シーザーサラダに、おにぎりに、卵スープ。
16日は、観劇のあと芝居仲間4人と
おでんに、鶏皮ギョーザに、ジャンボコロッケに、山菜天麩羅に、
筍の煮物に、たけのこご飯。
17日は、泊まりがけで友人に来てもらい、久々に天麩羅をあげまくった。
山菜、アスパラ、茄子、しいたけ、チーズちくわ、海老。
今日も、観劇の後友人を招いて、グラタンと、鶏手羽元と大根のスープ、昨日の天麩羅の残りを食べた。

正直、今胃もたれしている。

けれど、身体は温まった。

新調したパンツは、今度仕事で着ようと思っているのだが、
これだけ食べたらもしかしたらきつくなるかもしれない。
パンツ2本は結構良いものを買ったので
はけなくなるのはもったいない。
が、5号サイズは種類も少ないので
基本7号サイズでキープしたほうが選ぶ楽しみはある。
体型的にも、体力的にも、今の状態はやばいなぁという危機感を感じている。


とはいえ、来週はご飯の約束はいっさいしていない。
ひとりで食事となると、どうせまた手抜きな食生活になりそうだ。

困ったもんだ。


名言

2010年04月14日 | 日常
1週間ほど、全く食事のためにガスを使わなかった。
電子レンジと湯沸かしポットで作れるものと
そのまま食べられるものだけしか口にしていない。

そんな話しをしたら

「食生活の貧しさは、心の貧しさ!」
と、ある人に叱られた。

以前、部屋の片付けができていないときは、
別の人に

「部屋の乱れは、心の乱れ!」
と、指摘された。

最近のファッションセンスがちょっと変わったことについて
また別の友人に

「センスが下品になった。なんかがっついてるん?」
と、訊かれた。

どれも心あたりは、うっすらとある。

名言だと思う。

とりあえず、昨日は掃除して、
メイン料理はデパ地下総菜だったが、
中華スープだけは手作りし、
清楚な(笑)服を着てみた。

とりあえず、外堀から埋めてみよう。


あああああ。

2010年04月13日 | 日常
車庫からの玄関入り口のコンクリート打ちっ放しの壁への
雨漏りがもう耐えられないくらいひどいことになっている。

家を建てて12年。
建ててわりと早い時期から、その部分は雨漏りがしていた。
当然、施工業者に相談した。
原因であろう部分のベランダの継ぎ目に
簡単なコーティングをしてもらったが改善されなかった。

亡夫は基本、クレームベタである。
施工業者の担当のおじさんはとても人柄の良い人だが
ものすごく大雑把な人だった。
私は、このままではイヤだと思ったが
亡夫はまぁいいやんかと流していた。
私も、自分で業者と交渉するのもめんどくさいし、
亡夫がいいやんかと言っているのをあえてそこまで・・・
と思いそのままにしておいた。

住宅の保証期限は10年。
ぎりぎりの10年目の頃は亡夫の闘病でそれどころではなかった。

夫が亡くなってから、どんどんその雨漏りはひどくなった。

ということで、業者に来てもらった。
人柄はいいが大雑把な担当のおじさんはリタイアして、
その部下のやる気満々の30代くらいのお兄さんが来た。

「これ、保証期間の間に絶対治しておくべきでしたよ!」
と、ひと目見て言う。

「☆☆さん、なんでそのとき徹底的にやらんかったんやろ。
 う~む。」
と、考え込むお兄さん。

専門的なことは私には分からないが、
ベランダ部分のコンクリートに防水加工をした上で
原因の場所の上にあたるところへコーティングをするという
かなり大きな工事になるようだ。

保証期限がすぎてるから、当然工事費は実費だ。

これって、そもそもの工事の仕方に問題があるんじゃないの?
と、思いつつも
おそるおそるざっくりした費用をたずねてみた。

詳しい見積もりは、後日出してくるそうだが
数十万はかかりそうだ。

ああああああああ。

これって、ほおっておくとどうなるの?
と、訊いてみた。
建物内部の構造に影響が出るので
これから長く住みたいのであれば、
ちゃんと治しておく方がいいという。

あああああああ。

実は、ガス給湯器もいまいち最近調子が悪い。
こっちは、とりかえると30万ほどかかるらしい。

もう一回、あああああああ。

どうするか、決めるのは私だ。
亡夫と相談したい。
いろんなことの決断を任せてきたが、
今は自分で決断しなければいけない。

ああああああ、と言っている場合ではない。

それにしても。
全てにおいて完璧だと思っていた亡夫の決断は
案外「おい、おい」的ないい加減なものや
イマイチ理解に苦しむ選択をしていたものが
案外たくさんあることに最近やっと気がついた。

今年は旅行に行ったり、習い事をしたりする年になる予定だったが
家の補修をする年になりそうだ。




寸借詐欺顛末

2010年04月06日 | 日常
それは、土曜の午後8時半頃のことだった。


繁華街からはちょいと離れた知人の店にひとりで飲みに行く途中のこと。
一応大通りとはいえ、人通りはほとんどない。
私は、バスから降りると急ぎ足で目的地に向けて早足で歩いていた。

道路に停車していた軽自動車の窓があき、
「すみませ~ん。助けてください。」
という声が聞こえた。

足をとめると、70歳前後のおじいさんの情けない顔。
「なんですか?」

「お姉さんに助けてもらいたいんです」

・・・・・・うん?
この時点で私はかなりひいていた。
ほんとに困っている感じがしない。
喋り方とか、漂う空気で判断しているだけなので
とりあえずは話しを聞こうと思った。

「コンビニで買い物している間に、財布盗まれてしもて。
 ほら、この車窓の鍵が壊れてるもんだから」
と言って、車の窓のロックをがちゃがちゃしてみせる。

コンビニで買い物と言いながら、
ペットボトルの入ったコンビニの袋を見せる。

しかし、コンビニの袋はえらくよれっとしている。
善意に解釈したとして、エコでマイコンビニ袋を持参したとしても、
まてまてまて・・・・・。
買い物するのに、なんで財布を車に置いていったんだ?
もう、この時点でこのじいさんうさんくせぇ~っ!
と、私はどん引きしていた。

が、ふりきって歩き始めるタイミングが見つからない。

「で、なんですか?」
と、つとめて普通に訊いた。

「ガソリンがもう全然ないんやわ。
 ほんで、○○(結構遠い距離の市外地)まで帰らんなんのやけど、
 ガソリン入れるお金ないんで、
 お姉さん、千円貸してもらえんかね。」

「は?」

「いや、交番行けばいいっておっしゃるかもしれんけど、
 わし、今日免許証うちに置いてきてしもて交番行ったら
 免許証不携帯で、点数ひかれるし・・・。
 もう、点数ほとんどないんやわ、わし。」

交番へ行けばどうですか?とも言わないうちに
ぺらぺらぺらぺら喋るじいさん。

私は車の運転をしないので、
免許証の点数のこととか、ガソリンスタンドが何時まであいているのかとか、
よくわからない。
わからないが、このじいさんは本当に困っているにしては
流暢にあれこれ喋りすぎる。

多分、この手で何度も千円をくすねていて慣れているんだと思う。

「貸してくれって、どうやって返すのですか?」
と、きくと
「あ、お姉さんの連絡先教えてもらえたらそこに」
と、しゃあしゃあと言う。

こんな胡散臭いじいさんに、私の連絡先など教えるかっ!

「ほんと、お姉さん、助けてくれんかね」
と、「お姉さん」を大安売りして拝む。

お姉さんと言われても、小指の先ほどもうれしくない。
むしろ、マ~イ。古いか。

ああ、足を止めるのではなかったと後悔する。
早く店に行って、芋焼酎のお湯割りをきゅきゅっと行きたいのに。

「イヤです」とか「他の人に頼んでください」とかが言えない。

てか、こんな姑息な手段で千円せしめようとする爺さんが哀れにも思えてきた。
哀れに思えつつも、それもこの爺さんの作戦かなとも思える。
だとしたら、ふりきって歩き出して、
おっかけて来られても怖い。

この微妙な感じ。

一刻も早くここから無難に立ち去り、
旨いお酒を早く飲みたい。

車のナンバーをひかえるとか、
じいさんの連絡先を訊いてメモるのも
めんどくさかった。
とにかくもう、係わりたくなかった。

「千円差し上げます。」

私は、千円札を差し出して行きたい方向に歩きだそうとした。

「ええ~、お姉さん申しわけない!
 お姉さん、近く?どこ行くの?せめて送って行くわ。
 乗って、乗って。」

乗るかっっ!!

てか、ガソリン全然ないんじゃろがっ。

と、心でめっちゃつっこみつつ

「いえ、大丈夫です。すぐそこなんで」

と、スタスタ歩きだした。

「あんやとね~、あんやとね~」
と、言いながらじいさんはどこかに走り去って行った。

千円という金額が絶妙。
五千円だと即座に断る。
三千円でも断るだろう。

まぁ、大人だったら財布に入っている金額。

そして、返してくれと大騒ぎするのも、
警察に届けるのもなんだかなぁな微妙な金額。
それが、千円。

それにしても、バレバレの下手くそなウソで千円せしめるじいさんは
どんな人生を歩んできたのだろうか。

また、別の場所で同じことをするのだろうか。
私の渡した千円は、パチンコ代になるのだろうか。
それともカップ酒になるのだろうか。
それとも、家には寝たきりの奥さんが待っていて
千円でお弁当でも買っていくのだろうか。

なんかそんなことを思いつつ店に行った。
根っからのお人好しで、人を疑うことをしないマスターに
事の顛末を話したら、
「う~ん、たしかに胡散臭いけど
 もしかしたらほんとに困ってたのかもしれないですよ。」
と、穏やかな顔で言う。

まじでか?
どんだけお人好しじゃいっ。
だから、あんたは人に騙されやすいんやわと思う。
でも、騙す人より騙される人のほうがいい。
そんなマスターのお店だから人が集まって来るのだとも思う。

てか、知らないおじさんに気前よく千円渡した私のほうが
お人好しか。


これからは、夜道で知らない人に話しかけられても
返事をしない。

私は、結構知らない人から
道を聞かれたり話しかけられたりするキャラだ。
前に書いたが、アジア系の外国の方に駅の西口のバス停で
英語で道を聞かれて説明できず、
目的地に行くバスが停車する東口まで連れて行ったこともある。

スーパーでは、年配のおばちゃんに
食材の下処理の仕方をきかれたりもする。
なんで、私?と思いつつも分かる範囲で丁寧に説明する。

話しかけやすい空気感が漂ってるんだろうか。

でも、夜道で知らない人には気をつける。
うん。
これからはものすごく気をつける。

皆さんも、「気をつけなはれやっ」←お笑いのダブルエンジンの口調で。

長文、読んでくれてどうもでした。





自分で自分を褒める

2010年04月05日 | 仕事
5月3~5日の3日間にびっちり仕事が入った。
しかも、苦手ジャンルの仕事。
そして、ギャラもあまりよろしくない。
断ろうと思えば断れる。

が、オファーしてくれた方が
困っている様子にちょっと心が揺れた。
苦手意識があるので、
私でいいんですか?と何度か念を押したら
「いや、むしろ、pecoちゃんにぴったりなんだ」と、
多分、連休にスケジュールがら空きの同業者がいなくて
電話してきたであろう方は
その必死さをお世辞のオブラートに包んで口説く、口説く。

最近苦手ジャンルの仕事が良くはいる。
これは、あえてそこに挑戦しろという
天からの啓示?みたいにも思える。

今までしなかったこと、避けてきたことに
あえて挑戦することで、
もしかしたら新たな展開があるかなとも思える。

ゴールデンウィーク、どうしようかなぁと思っていた矢先だった。
6月に、東京へ遊びに行く予定があるので、
近場で友人と適当に・・・・・とか
ひきこもって、おうちで映画とお酒ざんまい・・・・・とか
まぁ、あんまりお金を使わない方向でと考えてはいた。

じゃあ、ギャラはイマイチでも、
新しい挑戦をしたほうがいいかと判断。
口説かれることにした。

偉いぞ自分!と、自分で自分を褒めてやろうと思う。


あと、先週の土曜の夜、
多分寸借詐欺の被害にあった。
被害額は千円。
話しを聞いている途中で、
絶対この人はウソをついてるなぁという確信があった。
だから、正確に言うと被害とはいえないかもしれない。

話しのタネと、ブログネタを千円で買ったと思っている。

けど、千円あればレディースデイに映画が観られるし、
TSUTAYAで5本レンタルできる。
美味しいランチも食べられるし、
雑誌を2冊は買える。
文庫本も薄いのなら2冊買えるな。
飲み屋で、お酒も2杯くらい飲める。
ああ、こんなふに書き出すと千円が惜しくなってきた。

が、寸借詐欺に遭う経験は
なかなかしたくてもできない。
うむ、したくはないか。
けど、まぁ、なんていうか
面白い経験ではあった。
面白い経験ではあったといえる自分をまた褒めてやろうと思う。

とにかく、この話しは明日詳しく!




「50歳の恋愛白書」を観てきた

2010年04月03日 | テレビドラマ・映画
「人生半分過ぎたら好きなことだけしようよ。」
とか、
「大人たちよ、間違った恋をしよう。」
というキャッチコピーや、
タイトルのせいで、
気軽にポップコーンとペプシ片手に観られる映画かと思った。

イケメン俳優の組み合わせ「シャーロックホームズ」と
どっちを観ようか迷ったのを、
とりあえず気楽に大人のメルヘンを見るつもりで
ポップコーンとペプシ片手に劇場に。


まず。
良い意味で期待を裏切ってくれた。
気軽じゃなかった。
ものすごく深かった。
覚悟をせずに観ちゃったから、
自分に重なることがあったりして結構きつかったのだが、
娯楽作品ではなく、きちんとした文芸作品だった。

だとしたら、この邦題とキャッチコピーをなんとかしたらどうだ。

恋愛映画じゃない。

こっからは、軽くネタバレなので
これから観ようと思ってる人は読まないほうがいいかもです。




これは50歳の女性がそれまで歩んでたヘビーな人生と抱えたトラウマ。
周囲から羨まれる幸せで平穏に見えるかの
偽りの自分と現在を維持するために抑圧している苦しみ。
夫と自分の友人との不倫を知り、
別離を決意した直後の夫の死。
そこで、初めて自分自身と向き合う話しだ。

15歳年下のクリスとの恋は、なんかおまけみたいなもんだった。
きっかけにはなったんだろうけど。

私が一番感動したのは、
それまで主人公ピッパを忌み嫌っていた娘との和解のシーンだ。
ピッパは、薬物中毒で過干渉だった自分の母親と和解できぬまま死別している。
そして、似たようなことを自分の娘にしてきたのだ。

お母さんが薬物中毒とか、
いきなり銃を出してきてランチ中に当てつけ自殺する女とか、
家出して頼っていった優しいおばさんが同性愛で
ぶっとんだパートナーとその友達が出入りしてたりとか、
根っからの農耕民族な私はうっすら退きそうになった。

が、どうしてそうなってしまったかとか、
人として本当に大事なことは何かとかは分かる。

夫の不倫相手のうざったさ(ウィノナ・ライダー怪演)に
嫌悪感を感じつつも愛しさも感じた。
きっとそれは私に似たところがあるからだ。


ただね。
50歳のヒロインを演じた彼女の実年齢が撮影時43歳だそうで、
いねぇ~よ、そんなすっぴんがキレイでスタイルのいい50歳!と、
つっこんだ。
それと、15歳年下の恋人役を演じたキアヌ・リーブス!
上半身前面にキリストのタトゥーをしてるんだけど、
その身体がぽっちゃぽちゃ。
ていうか、彼実年齢45歳。
実年齢では、彼のほうが年上だし(笑)

いくらキアヌが若く見えるとはいえ35歳には絶対見えない。
私が仕事先で出会う35歳前後の彼らは、
もっと青くてぴっちぴちだ。


陰があり、言葉少なくウソがつけない誠実さや
年上の女性への包み込むような優しさには惹かれるけど、
見た目が個人的にNG。
まぁ、キアヌも私を大NGだろうけどね。がははは。

ちゃんとリアルに50歳に見える女優と、
35歳に見える俳優で観たかったな。

あとね。
やっぱり、なんかタイミング良すぎ。
夫の不倫がわかり、夫が病死する前後に
ものすごい良いタイミングで年下男子が係わってくるのが
ムリすぎる。

いくら不倫が分かり離婚を決意しているとはいえ、
夫が生死の境をさまよっている時に、
15歳年下の彼氏と最後の一線を越えられるもんだろうか。

で、その直後脳死状態の夫のところに行って
「あなたを愛してるわ」
て、そこは意味不明だ。

翌日、「おとうさんを死なせてあげましょう」と、
家族3人で生命維持装置をはずすのを見守るとこも
なんかあっさりしすぎじゃないか。

亡夫の意識がなくなり、
心臓が止まった状況が続き、
心臓マッサージと電気ショックを何度か試みていたが、
医師から
「心臓マッサージのせいで、もう肋骨も折れています。
 続けるのはご主人にとって辛い事だと思います。
 これ以上続けますか?」
と、言われるまでは、
私も娘も奇跡を信じていた。
この映画の場合、脳死だったから状況は違うかと思うけど・・・・・。



ラスト、夫の葬儀は娘と息子に任せて
若い彼のキャンピングカーに乗って旅たつのだが、
そこも?????だった。

そこは、ひとりで旅だてよと。
もしくは、和解した娘との関係をもう少し深めろよと。

なんてことを思うのは、
ヒロインの奔放さが羨ましかったりするからだろうか?
いや、私は全てを捨てて15歳年下彼氏とキャンピングカーで旅立ちたくはない。
10日間くらいならありかもしれないけど。あはっ。
今の仕事や、人間関係を手放したくない。
だから家や家財道具を売り払えなどと、
口が裂けても娘に言わないな。


それにしても、夫が自分の親友と不倫してたら・・・・・

絶対に、ゆるせ~~~ん!!!