招きねこの手も借りたい

主婦のち仕事、ところによって母、時々芝居。

オーディション結果

2006年07月31日 | 仕事
先日受けた 映画の台詞有りエキストラのオーディションの結果が届いた。

採用だった。

来月、1泊2日で撮影に参加することになった。

葬式でうわさ話をする主婦役である。
またまたまた、うわさ話キャラ。
うわさ話をさせたら右に出る者がいないという、
通称「うわさ話のpeco」の名に恥じない芝居をしたいと思う。

撮影がすんで、詳細があきらかになったらまたここでご報告します。
ていうかまだ、映画の正式タイトル、主演女優、出演者、な~んにも聞いてません。
願わくば、男前な役者さんが現場にいるとひじょうに嬉しい。
オダギリジョーとか、岡田准一とか。
加藤雅也とか、佐藤浩市とか、真田広之とか。
しぶ~い役者さんもいたら嬉しい。
小林薫とか、緒方拳とか、
もしくは、役者として尊敬している女優さんがいてほしい。
藤山直美とか、樹木希林とか、加藤治子とか、室井滋とか、もたいまさことか。(敬称略)

あ、仕事だった。
ミーハー気分は、いかんいかん。

だいたい映画の撮影といっても、主要な役者さんがでていないシーンなんかだと、
地味~に地元のエキストラだけでさくさく撮影して、はい解散!ということが多い。
役者さんともろ、台詞を交わす場合もたまにはあるが、
それが自分の大好きな役者さんだったりすることはまれなことである。

ちなみに今までエキストラ出演したなかで、
一番男前な役者さんと同じ画面のなかにいたのは、
沢田研二さん主演の映画である。
私は沢田さんの後ろをうどんの丼を乗せたお盆を持って通りすぎるだけだった。
得意のうわさ話の演技すらしていない。
忙しそうに通り過ぎるだけ。

当然大芝居も小芝居もする余裕なし。
しかもできあがった映像のなかに私を見つけることは
照明が暗いのと遠景から撮っていたのとで不可能だった。

鈴木清順監督に撮影の合間に
「お嬢さん、それ重くないですか?大丈夫ですか?」と
声をかけていただいたことだけが嬉しい思い出だ。

さて、今回はどんな現場になることやら。



最初の劇団時代 (紆余曲折編 その45)

2006年07月31日 | 芝居
代表の懐の大きい申し出を、ありがたくお受けすることにした私は、
歯科医院で働くことになった。

地元にいながら、芝居関係の仕事をして生計を立てられるようになる日までは、
定職に就いて、経済的に自立した暮らしをすることが大事だと思ったのだ。

さるかに合戦の稽古は追い込みにはいっていた。
あんなに馴染まなかったかにのはさみも、そのうち身体の一部のように感じられた。
歯科医院での仕事は、いろいろ覚えることも多く緊張することもあったが、
仕事が終わって稽古場に行くとそんな疲れは吹き飛んだ。
同期のみんなや、とばしやたちとわいわい言いながらいろいろ工夫する時間が、
とても楽しい。
しかし、この「さるかに合戦」の公演が終われば、
かかしさんたちの劇団のみんなは、自分たちの劇団に戻って行く。
この劇団に残るのは、私たち同期とロボットさんたちより上の世代の先輩方だけになる。
そう思うと、寂しさと不安が押し寄せてきた。

Pちゃんは、今の劇団の方針もすんなり受け入れていたし、
今後子ども向けの芝居が中心になって行くであろうことも気にしてはいなかった。
私がそれではどこか物足りないと感じていることは、気づいているようで、
後悔しない決断をしたらいいよと言っていた。

かかしさん達の劇団の、稽古場兼劇場の完成の日が迫っていた。
さるかに合戦の稽古と並行して、劇場のこけら落とし公演の稽古もしていた。
男と女の2人芝居だという。
男はサスペンダー、女はふりふりとパタリロのダブルキャストだという。
私は、思い切ってその稽古を見学させてもらうことにした。

サスペンダーは、さるかに合戦の栗役のときとは
打って変わって引き締まった顔で舞台にいた。
相手役のふりふりも、ふだんのほんわかした喋り方とは全くちがった
ドスの利いた声で、何者かに追われる不安な女役を演じていた。
かかしさんが、次々に指示をだし、
2人は真剣な表情でそれに従っている。
ダブルキャストのパタリロも、2人の演技を食い入るように見つめている。
ダブルキャストの場合は、自分ではないほうが稽古の時もしっかり動きを見ておかないと、
自分が代わって稽古をする際に、同じ指示を演出や相手役にしてもらうことになる。
稽古の時間を節約するためにも、何一つ見逃したり聞き逃したりしないようにしないといけない。

ぴんと張り詰めた緊張感が稽古場に漂っていた。

稽古を一番後ろの席から見ていた私は、ある決断をした。

つづく。

農協の朝市

2006年07月30日 | 日常
歩いて、10分ほどのところに農協がある。
毎週土日の朝8時から朝市をやっているのだが、実は行ったことがない。

今朝は、夫と散歩がてら覗いてみることにした。

8時ちょっとすぎに到着したのだが、レジはすでに行列。
皆さんの買い物かごはすでにいっぱいだ。
おそらく8時前から行って、すぐにお目当ての品に殺到したのだと思う。
すでに、品切れのものまである。
陳列台は、もう隙間ができている。
はやっ!



今朝、畑から収穫したばかりの枝豆が100円。
ちょっと育ちすぎた感のあるきゅうりや、曲がったきゅうりも袋にぎゅうづめで100円だ。
ピーマンや、じゃがいも、インゲン豆もある。



 これはかぼちゃ?食べられるのかな?飾っても可愛いかも。
      


 カブトムシもつがいで売ってるし。

あと、お花も250円で小菊の束があった。
おこわや、ちょっとしたお総菜まである。
それぞれ、みんな生産者や作った人の名前が記入してある。
作ったものに責任を持って販売している姿勢がいい感じ。


これだけ買って、530円也。安ぅ~。

で、これがこちらの地元特産の野菜の「金時草(きんじそう)」

葉の部分だけをむしり、湯がいてよく冷やしてから
酢醤油とおろし生姜で食べる。
表面がぬるっとして、モロヘイヤみたいなかんじ。
色がきれいな夏野菜。
湯がくと、深緑色になる。

来週は、もう少し早い時間に行ってみようっと。









長岡旅行

2006年07月29日 | 日常
無事長岡より帰宅。

今回の旅行は観劇が目的の1泊2日の駆け足旅行。
しかし、fujikoさんご夫妻が観劇までの間、車で市内を案内してくださることに。
なんだか、ご好意に甘えっぱなしになってしまった。
初めてお会いしたご夫妻は、とても気さくな方で、
地元の歴史や特色についてとても詳しくお話してくださった。

私たち夫婦でただぶらぶら歩いていたのでは、土地の特徴や歴史など知ることもできなかった。
車で案内していただいたおかげで、何カ所もまわることができた。
fujjikoさんご夫妻にひたすら感謝である。


ここは、その昔養命酒と並んで、売れていたというサフラン酒の店舗跡。
こういう古い建物を見ると、なんだかほっとする。


立派な土蔵。
みごとな彫刻がほどこしてある。鏝絵というそうだ。


こちらの詳しい説明は、fujikoさんのご主人よかもんさんのブログに詳しいので、興味のある方はぜひご覧下さい。

そのあと、朝日山酒店でお酒造りの古い道具やお酒にまつわる様々な道具の展示を見た。
見るのに夢中で写真をとるのを忘れていた。
fujikoさんのブログで、私たちを案内してくださるために下見に行かれた様子が紹介されているので、
そちらをご覧いただけるとよくわかる。

お酒のゼリーも、ひねり餅もとっても美味しかった!

最後にへぎそばをご馳走になった。
これも、つるつるとした食感がとても新鮮だった。
生わさびをおろしたり、ごまをすったりして薬味にした。
ああ~幸せ。

そのあと、ホテルまで送っていただきご夫妻とはいったんお別れ。
夜は、観劇。
観劇後、知人達と食事に行った。
その件は、また後日べつの記事にしたいと思う。


おみやげの数々。

越乃寒梅は、なんとfujikoさんご夫妻よりいただいた!
うれしいっ。

笹だんごは母のリクエスト。
湯ノ花は、次兄へのおみやげ。
昆布塩は、自分たちへのおみやげ。天ぷらにつけても、おにぎりにしてもうまうまだとのこと。楽しみ~。

定番の柿の種は、ご近所でいつも生協の荷物を預かってくださっている方へ。


帰りの電車では駅弁を買わず、長岡のお醤油で炊いた醤油おこわというのを買ってみた。
餅米も、水も、全て地元のものを使った手作り。
あまりの美味しさに、写真をとりわすれた。
豆が数個入っているだけのシンプルなおこわだったけど、
噛めば噛むほどふんわりとお醤油の香ばしい香りが広がった。
合成保存料も着色料も、化学調味料も一切使っていない、
ちゃんとした懐かしい味が嬉しかった。

またまた、命の洗濯をしてきた。
今私の命は、多分ぴっかぴか!











新潟にいます

2006年07月28日 | 日常
夫と新潟の長岡に来ています。
お芝居を見て明日帰ります。
先ほどまで、ブログがご縁で知り合えたfujikoさんご夫妻に、長岡を案内していただきました。

詳しいことは、戻ったらまた記事にしますね。


夏支度 その2

2006年07月27日 | 日常
いただいたひまわりなどを、母が飾った。
こういうのは、私はうまくできない。
花生けのかごは、伯父が生前好きだったものだ。

ホームセンターでかわいい浮き球を見つけた。
魚と亀。

ガラスボウルに浮かべてみた。

色合いが涼しげだ。



わんこが熱くてへばっていたので、「99%純アルミ板NEWひえひえ」なるものを6千円で買ってきた。
手のひらをのせるとひんやりして気持ちがいい。
この上で寝たら、うちのわんこもさぞ気持ちが良かろうと、意気揚々と箱をあけ置いてみた。




こらっ!
そこのわんこ。
乗らんのかいっ。

最初の劇団時代 (紆余曲折編 その44)

2006年07月27日 | 芝居
代表からの話しは、私の就職先の件だった。

不安定なバイトの掛け持ちで食いつないでいた私を心配した代表が、
「ぼくの兄の歯科医院で、受付と電話番と雑用をしてくれる子を探してるんだ。
 pecoも、いつまでもバイトだけというわけにはいかんだろ?
 カレンダー通りに休みがあるし、場所も自宅から徒歩で通えるところだし、
 9時~5時で仕事は終わる。悪い条件ではないと思うがどうだ?」
と、願ってもない話しを持って来て下さった。

代表は、私の中学時代の恩師でもあり、
高校時代は放送部のアナウンスコンテストの際もとてもお世話になった。
私のことを、とても可愛がってくださっているので、
就職の件もお兄さんが探しているというより、
もしかしたら代表のほうから頼んで下さったのではないかとも思える。

土曜日が半休なので、結婚式の司会も続けられるという。
今の劇団の稽古や公演にも支障がない。
慣れ親しんだ和菓子屋さんを辞めるのは寂しいが、正式採用してくれるところで、
定収を保証されるのは大きな魅力だ。


しかし。
ここで、代表の紹介で代表のお兄さんの医院に務めたら、
劇団を移籍するのは難しいのではないだろうか。
そんな、恩を仇で返すような、後ろ足で砂をかけるようなやり方はできない。
この話しをありがたく受け入れるということは、
劇団を移籍しないということになるのではないか。

そんなことをあれこれ考えていたら、代表は全てお見通しだった。

「pecoが、かかしたちの劇団に行こうかどうしようか迷っているのは分かっている。
 べつにぼくは、pecoをうちの劇団にしばるために仕事を紹介しているわけではないから。
 そういうこととは、一切関係なく仕事をどうしたいかと言うことだけ考えて返事をすればいいぞ。」

と言ってくださった。

ありがたさで胸がいっぱいになった。
代表は、地元で演劇を続けて行くには、まず定収入と家族の理解が大切だと言う。
自分自身の時間の使い方もムリをしては、長く続かないと。

かかしさんたちの劇団の無鉄砲ともいえる勢いの良さと
着実で安定した今の劇団の代表の考え方のはざまで私は揺れていた。

つづく。



譲れないこと

2006年07月26日 | 夫ネタ
わが家はベッドではなく布団で寝ている。
あげおろしが面倒といえば面倒だが、部屋もせまいし仕方がない。
布団は先日買い換えてとても快適に寝ている。

あげおろしはほぼ私の担当だ。
しかし、昨夜は夫が急に睡魔に襲われめずらしく自分で2人分の布団をひき先に休んだ。

私が1時間ほど遅れて寝室へ行くと、
なんと、夫は私の布団で寝ている。

「あら、そんなに私の香りに包まれて寝たいのね。うふっ♪」
などとは思うはずもない。

「おいおい、勘弁してくれよ~、あなたのおっさん臭い香りが私の布団に移っちゃうじゃないのさ~」

と思う。
でも、夫は爆睡中。
移動させるのは忍びない。

しぶしぶ夫の布団で寝る。
そこはかとなく漂う夫臭。
夫「臭」とまで言うのは可哀想だが、
あきらかに自分とは異質な香りに包まれて寝るのは、微妙な気分である。
夫の名誉のために付け加えると、べつに不快な香りではない。
この年齢のオヤジにしては、こざっぱりしている方だとも思う。
それでも眠るときにその香りに全て包まれて眠りたいと思うようなラブラブ時代は、
残念ながらもう過ぎてしまったのだ。
自分自身の寝具でゆっくり休みたい。これだけは譲れない。

夫は枕もよく間違える。
カバーを色違いにしてあるし、枕も敷き布団も少しずつ材質を変えてあるので、
間違えようがないと思うのだが、間違える。
そういうところをあまり認識していないのだろう。
枕など間違えられた日には、絶対寝られない。
枕の場合は、夫が爆睡していようが頭を持ち上げて交換する。

今朝、夫はぐっしょり寝汗をかいて起きてきた。
シーツ交換は週末と最近は決めているのだが、
速攻で2人分の寝具のシーツ交換をし、布団を干したのは言うまでもない。

こんな私は、夫の箸と自分の箸をよく間違えて使う。
夫は嫌がりはしないが、なんで間違うかなぁと呆れる。

あ、夫が私に対して譲れないことは以前私が夫の安全カミソリで
脇のむだ毛処理をしたことだった。
夫の安全カミソリはとても切れ味が良く気に入っていたのだが、ばれたら
「ヒゲを剃るもので脇を剃るな!」
と、かなり怒られた。
私の脇はそんなに忌み嫌われなければいかんのか…とちょっと悲しかった。

それを言うなら、私の眉毛の毛抜きで鼻毛を抜くのだけはやめてほしい!
鼻毛と眉毛…かなりいやだ。
鼻毛カッターを手渡した。

夫婦で譲れないこと、皆さん何かあります?








いちばんキライな家事

2006年07月25日 | 日常
みなさんはなんだろうか?
私は…
掃除?
洗濯?
整理整頓?

それは、ゴムの入れ替えだ!

今、「へ?」と思った人はたくさんいることと思う。
ゴム通しが苦手な人を私はあまり知らない。

何がキライって、パジャマだのジャージだのステテコ(夫が愛用している。とほほ)の
伸びたゴムを新しいゴムに入れ替える作業が、泣くほどキライである。
なぜかやたらと夫関係の衣類のゴムの入れ替えが多い。
ゴムが伸びた衣類は、容赦なく捨てる!という贅沢をやれるものならやってみたい。
しかし、戦中派の母に育てられた私は布系のものを粗末にできない性分だ。
あきらかにゴムさえ替えれば、充分着られる衣類を捨てたりできない。

器用なほうではないが、スカートの裾やズボンの裾を手縫いでまつり縫いにするとか、
ボタンやスナップを付け替えるとか、
ほころびを繕うのは平気である。
なぜか、ゴムの入れ替えだけがダメなのである。

今日も、夫から手渡されてステテコのゴムを3回も挫折してしまい、
気分転換としてこの記事を書いている。

あと、もう少しってところでゴム通しからゴムが抜け落ちて今までの苦労が水の泡となることがとても多い。
だいたい、途中の縫い目のところで、ゴム通しがひっかかってにっちもさっちも行かないことが多すぎる。
艱難辛苦を乗り越えて、やっと入れ替えに成功したところが、
ゴムの適正な長さが分からずに、適当に切っていたため妙にきつくてやり直しということも多々ある。
自分でもなんでこんなにゴム通し作業と相性が悪いのか分からない。

とにかく、少しづつちまちまとゴムを通していく根気がない。
布をたぐっている途中でイライラしてくる。
ゴム通しからゴムがはずれて、積み上げてきたものが無になる瞬間の空しさ、悲しさ。
「さ、もう1回やろ~っ」なんて明るく言えない。

夫が、なにげなくジャージやステテコのゴムをびよ~んとひっぱったりすると
「やめろ~!ゴムが伸びる!!」
と心のなかで悲鳴をあげる。

もしも、「ゴム通し承ります」みたいなお店があったら頼みたいくらいだ。
ないよな、そんな店。



最初の劇団時代 (紆余曲折編 その43)

2006年07月25日 | 芝居
こんなにいい環境のなかで、芝居にかかわって行ける自分と同世代の
サスペンダーやジュリーや、とばしやや、ふりふりや、パタリロや、お嬢。
かかしさんや、ロボットさんを中心にして、まるで家族のように仲良く
この空間で新しいことをやろうとしているのだ。

頭にかにのはさみをつけたまま、私はその場で考え込んでいた。
稽古が始まり、「おっかさん~。死んじゃいやだ!」と号泣しながらも、
自分はこのままでいいのかと自問自答していた。

しかし、私はかかしさんからもロボットさんからもこの劇団で一緒に活動しようと誘われていなかった。
ダンスシーンをとりいれたり、アクロバット的な動きもいれた芝居をする方針だと聞いていた。
前転、後転がやっとの私にはムリな話しだ。
ダンスも踊ったことがない。
やはり私は、こうしてかにのはさみを頭につけて、
らくなペースで子ども向けの舞台をやっているほうが向いているのかもしれない。
私の心は振り子のようにいったりきたりしていた。

休憩中に、とばしやと、サスペンダーが
「pecoちゃん、うちの劇団に来ないの?」と聞いてきた。
「だって、運動神経鈍いからなぁ」と答えると
「練習すればいいやん」と2人はからっと言う。
「稽古日程、ハードなんだって?」と聞くと
「慣れるよ、そんなもの」とあっさり言う。

私は、やれない理由ばかり探していたことに気がついた。
本当に、みんなのことが羨ましくて自分もそうなりたいのなら、
やれない理由をあれこれ並べているよりも、
どうやったらやれるようになるかを考えたほうがよっぽど建設的だ。

マイナス要因ばかり並べ立てて、人を羨んでばかりいた自分が恥ずかしくなった。

とにかく今は、さるかに合戦を成功させるように努力した上で、
自分が本当にやりたいことはなんなのか、
それをするにはどうしたらいいのか、何が足りないのかをちゃんと前向きに考えようと思った。

芝居を地元で続けて行くには、今の劇団に残るにしても、かかしさんたちの劇団に移籍するにしても、
基本的な収入がないとだめだった。
とくに、かかしさんたちの劇団は劇団員から団費を集めて家賃をまかなっている。
その団費は、月1万円だった。
20数年前当時の月1万円はかなり大きい金額だ。
他にもいろいろ持ち出しは多そうだ。
将来的に、地元でお金を儲けられる劇団になろう!という大きな夢はあるようだが、
とりあえず、最初は自分の食い扶持はなんとかしなければいけない。
実家にいるとはいえ、不安定なバイト生活ではだめだと思った。

そんなとき、所属劇団の代表からこんな話しが持ちかけられた。

つづく。


バトン

2006年07月24日 | バトン
のほほん雑記帳 びーさんからバトンをいただきました。


【ルール】
*①、②、③で、バトンを回してくれた人が④で挙げた質問に答える
*④で、次にバトンを回す人への質問を3つ挙げる
*⑤でバトンを回してくれた人へのメッセージ

①サマージャンボで3億円当たったら? 

     いろいろ月並みなことは思い浮かぶ。
     南の島に移住とか、船で世界一周とか、利息で生活とか。
     でもね、なんか持ち慣れないお金を持つと幸せになれないと思うから、
     発展途上国に、学校とか病院を建てようかな。
     そんで、学校に通う子どもたちから定期的に絵とか作文(勿論翻訳してもらって)を送ってもらって楽しむ。
     ちょっと偽善的かなぁ。

     発展途上国の子の里親になって、手紙をもらうというシステムがあるらしい。  
     そういうのって余裕ができたらちょっとやってみたいと思う。


          
  ②タイムマシンがあったら行ってみたいのは過去?未来?

      幕末の明治維新のころ。
      坂本龍馬とか、土方歳三を見てみたい。
      NHKドラマの影響か(笑)
      それか、元禄文化華やかな頃の、花のお江戸の裕福な商人の娘になって、
      毎日歌舞伎見物とか、呉服屋めぐりとかしてみたい。
      もしくは、貧しい長屋住まいだけど、粋でいなせな大工の女将さんとか、火消しの女将さんとかになって
      「お前さん。行っといで」とか言ってカチカチって火打ち石を打ちたい。これも時代劇の影響か(爆)

  ③あなたにとっての「三種の神器」とは?

      仕事的には、システム手帳、携帯電話、パソコン。
      もしくは、 吸入器、クララ、ヴィックスドロップ。
      個人的には、面白い本、良い舞台、刺激を与えてくれる人。


  ④次の方への質問
      では、このバトンは浪花女の国際結婚 ジェニさん   に。
      
      1. ここ一番、気合を入れたい時はまず何をしますか?
        
      2.どんなばあさんになりたいですか?

      3.最近読んだ本で、面白かった(もしくは感動した)ものは?


  ⑤   びーさんのブログのイラストがいつも楽しみです。
      住んでいらっしゃるところならではの、記事やコメントもとても興味深い!
      しかも、私には未知の世界、バンドで女性ベーシストというのも興味津々。
      それでいて、久世ドラマが好きだという私との共通点もあって、
      ピックアップブログから訪ねて行って、イイ出会いができて嬉しいです。
      これからもよろしくね。
      いつか、そちらにぜひ旅行に行きたいです。その時は案内してね~。


      

土用の丑の日

2006年07月23日 | 料理

実は、これ昨日の夕食。
ほんとは今日なんだけど、諸般の事情で昨日のうちに食べた。

数年前まで、うちでは生の開いたうなぎを市場で買ってきて、
母が串を刺して、七輪で焼いていた。
一度に何本も焼いて、お世話になっているところに差し上げたりしていた。
母の焼くうなぎは評判が良かった。
焼く途中で、うなぎを水にくぐらせるのだが、
そのためか、皮も柔らかくなり、油も適度に落ちてあっさりする。
タレは、うなぎを買うときに分けてもらった市販のたれに自分で少し調味料を足していた。
しかし、年々体力が落ちてきて、うなぎを焼いた後は、
まるで自分の羽を抜いて布を織る鶴の恩返しのつるのようにふらふらになってしまうので、焼くのをやめた。
私は、多分そんなマネできないと思うので焼き上がったうなぎを買ってくる。
出来合いのうなぎでも、丼鉢がきれいだとなんだかそれなりに見えるから不思議。
この丼は結婚が決まったときに、伯父が6組持たせてくれた私のお気に入りだ。


で、こっちがこのあたりの名物どじょうの蒲焼き。

どじょうを開いて、蒲焼きにしてある。
外はかりっと香ばしく、中はふっくら。
ごはんにも、お酒にも、ビールにも合う。

これを食べて、夏を乗り切ろう!

とはいえ、高カロリーなものばかり口にしているのが心配になることもある。
で、お昼にこんなのを作ったりする。

これ、お友達のBARで、出してくれる「上海素麺」がすごく美味しいので、
見よう見まねで以前何度か作ってみたもの。
先日、ジェニさんが、パスタのカロリーはすごく高い!という記事を書いていて、
では、パスタのかわりに素麺を…ということで。

2人分で、素麺3束くらい?2束でもいいかも。
固めに茹でて洗い、水切りしておく。
レタスは細めに切って、かなりたくさん入れる。多いほど美味しい。
挽肉はお好みで適当に。
サラダ油にしょうがのみじん切りを入れ、香りが出るまで炒める。
そこに挽肉、レタスを入れて、酒少々、塩胡椒適宜、味の素ちょっと。
最後に素麺をいれて、炒め合わせる。

お店で食べるのはすんごく美味しいのだが、これはすんごくは美味しくない。
ほどほどに美味しい。
多分、決定的に何かが足りないとか、何かが違うものがあるはずだ。
そう簡単にそこらの主婦がマネできるようなものをプロは作らないだろう。
でも、お昼にちょこちょこっと食べるのなら、これで充分だと思う。
お中元でもらった素麺が山積みになっている方、お試しを。


ウルトラマンショー

2006年07月22日 | 日常
地元の遊園地の一角で行われているウルトラマンショーに、
知人が何人も係わっている。
今日は、初の試みとして7月のお誕生日の人をウルトラ怪獣やウルトラマンが
お祝いしてくれるというイベントがあるというので、行ってみた。
当然、ちびっこだらけだ。
目を輝かせたちびっこと、ちょっと疲れ気味のお父さんお母さんたちとともに
イベント会場の長蛇の列に並ぶ、長身のヒゲ男と小太りの女はちょっと不審なかんじだ。


                                  
こういうときは、絶対小さい子ども連れでないとさまにならない。
もう、孫がいてもおかしくはない年齢にさしかかっているので、
この際孫型ロボットなんてのがあるとありがたい。
「だっこ~」
「のどかわいた~」
「おしっこ~」
「これ、買って!」なんて言葉がアトランダム出てくれば完璧だ。
孫型ロボットがないため、仕方なくよそのうちの子どもにさりげなく近づいてみたりする私は、
ますます不審者色が濃厚になる。

ということで、イベントが始まった。
いつもは、この舞台で有料でアトラクションが行われる。
着ぐるみ怪獣とウルトラマンと司会のお姉さんで、アクションを交えた、
歌有り笑いあり、感動ありのミニシアターと言ったところか。
実は、少し前までそのショーの怪獣やウルトラマンたちの声を
うちの事務所で担当していた。
予算の関係で1回の収録でひとり3役くらいを声を変えて演じる。
夫は主に悪役担当だった。夫のバルタン星人はかなりのものであった。
ちなみに私はやったことがない。
いろいろ事情があり、最近は収録していない。
    愛想よく、子ども達を案内するカネゴン。かわいい。
隣りにいるのは「うるとらにゃん」だそうだ。初めて見た。


踊り狂う、カネゴン、ウルトラマンたち。
ブースカが超プリティだ。

     

ウルトラマンに将来の夢は何かと聞かれ、とっさに答えられない少年。
後ろ姿が寂しげだ。少年よ、大志を抱け!
てか、4歳児に夢は何?と聞いてもよく分からないようだった。
大人になったら何になりたい?ぐらいのきき方をしてやればいいのに。



しかし、そういうウルトラマンもうるとらにゃんに将来の夢を聞かれて考え込んでいる。

この、ウルトラマン。
いちいち動作が女っぽい。
なんだかくねくねなよなよしている。
こんな奴が、地球を守れるんだろうかと心配になってくる。
もしかして、なかにはいっているのは女の子か?と気になって後で関係者に聞いたら、
「女っぽい、男性が入ってます」とのことだった。
いいのか、そんなんで。

でも、事前に登録してある7月生まれのお友達は全員名前を呼んでもらい、
ステージ前によばれ、ウルトラの仲間たちからプレゼントをもらったり、
最後は、全員で記念撮影をしたりする。
親も子も大喜びだった。
なんの関係もない、ヒゲ男と小太り女もそのかわいらしさに自然とテンションが上がる。
大人も、登録していいとのことだ。
夫の誕生日11月には、ぜひ参加したいものだ。

しかし、「将来の夢は?」と聞かれて、
「穏やかな老後」と答えそうで、それだけが心配だ。

のりのりで、帰りにショップにてこんなのを買ってしまう。
ブースカの「しおしおのぱ~」覚えてる?


ブーメランバトン

2006年07月22日 | バトン
いつも、楽しいコメントを寄せてくれている元気主婦 ナ~タんち naataさんから
ブーメランバトンというのをもらいました。

バトンを受け取った場合、

①3つの質問に答えていただき、
②次に回す方を指名して、
③私へのメッセージを
④次の方への質問    という項目を押さえてくださればご自由にやってください。とのことです。

では、やってみます。




① 今まで見たドラマで、おすすめは?

     すご~く古くて申し訳ないけど、久世&向田が組んだドラマのすべて。
     古き良き昭和の家父長制度が、とってもステキに描かれている。
     出てくる小道具や、着物、ちょっとした季節行事の様子が懐かしい。
     小林薫、田中裕子、加藤治子の組み合わせが大好き。
     
     あとは、山田太一の作品とか、北の国からの前あたりの倉本聰作品とか。
     脚本家とか、演出家でドラマを選んで見てた。
     
    
     
② ストレス発散方法は?

     友達とのおしゃべり。
     あとは、細々した小物の買い物。
     高いものだと、高いものを買ってしまったということがストレスになる(笑)

③ 嫌いな食べ物・物・人は?
 
     前にやったバトンでも書いたけど、
     嫌いな食べ物は ①沢庵の煮物
             ②らっきょ
             ③べろべろ(このあたりの郷土料理)

     嫌いな物    家のなかに侵入してくる全ての虫さん。
             外にいて、私によって来ない分にはOK。


     嫌いな人    言い訳ばかりする人。
             人の気持ちを無視して土足で踏み込んでくるような人


 次にバトンをまわすのは、kanaさんに。
 質問は、①今まで買ったもののなかで、これは買ってよかった!と思うもの
     
     ②これまでで一番痛い思いをした思い出

     ③初めて行ったコンサート(ライブ)は誰の?

naataさんへのメッセージです。
     
     双子という私にするととても興味深い関係のひ~たさんとのことを
     いろいろ面白可笑しく書いている記事が楽しいです。
     同居はいろいろ大変なこともあるだろうけど、いつもプラス思考だし男の子2人のお母さんは
     何かと忙しいだろうけど、 
     常に好奇心旺盛な生き方をしていてステキだなぁと思います。
     ついつい流行りものに疎くなりがちな私の情報源として頼りにしてるよ!
     これからもよろしくね。
 





ご近所への挨拶

2006年07月21日 | 日常
「よく降りますね~」
「ほんとにいやな雨ですね」

「お宅のおばあちゃん、お元気?」
「はい。おかげさまで。」

「あら、お出かけ?」
「ええ、ちょっとそこまで。」
「お気をつけて」
「どうも」

こういうやりとりが、ごくごく自然に出来るようになったのは、
いつからだろう。
結婚前の若いころや、結婚してしばらくは、
ゴミ捨てや外出する途中に突然話しかけられ天気のことを言われても、
心のなかでは「知るか、そんなこと」的な思いが巻き起こる。
そんなどうでもいいことで、話しかけて来て時間をとられたくなかったのだ。

「お宅のおばあちゃん、お元気?」にしても、
病気だったら治してくれるか?とか、お元気だったらどうするんだ?
という疑問が渦巻き、なんとなく不機嫌になった。


「あら、お出かけ?」とか「どちらまで?」も言われたくなかった。
どこへ行こうと勝手だろう!とすら思った。
それを聞いてどうするんだと問い返したい気分だった。


しかし、そこそこな大人になってからようやく気がついた。
べつに、聞いているご近所さんはお天気の話しや、お互いの家族の健康状況確認や、
今から何処へ行くのかについての調査を本気でやりたいのではないのだということに。

この、一見ムダに思える会話を通して、コミュニケーションをとろうとしているだけなのだ。

「おばあちゃん、お元気?」と聞かれて、
延々と現在の血圧数値やコレステロール値や食欲の状態を答えられても、とまどうだけだ。
ちょっと具合が悪くて、寝たり起きたりしていても、
「まあ、家のなかでしなしなと(ここらへんの方言)やってます」とか
「やわやわと(これもここらへんの方言)おります」と答えておけばいいのだ。

『しなしなと』と、『やわやわと』は、
老人の健康状況をなんとなくぼんやりと説明するのに、とても便利な言葉だ。
関西弁で言うところの、「ぼちぼち」に近いのだろうか?

そんなことを会得してしまってからは、自分からも積極的に
こういうどうでもいい会話を自分からするようになった。
そのおかげで、タケノコの季節にはタケノコを、
お向かいのおばあちゃんからは、庭に咲いたお花を、
かどの奥さんからも手作りパウンドケーキなんかを頂くようになった。

地方都市の住宅地に住むものの知恵なんだろうか。
こういう会話がない町は、どこか冷たく寂しい気すらするようになった。
これって日本だけのことなんだろうか?
日本でも都会では、下町ならいざ知らずこんな会話成立しないだろう。
では、海外の田舎ではどうなんだろう?
ちょっと興味がある。