招きねこの手も借りたい

主婦のち仕事、ところによって母、時々芝居。

今年最後の更新

2009年12月30日 | 日常
昨日、年末のご挨拶をしておきながらも、
気が向いたので更新。

亡夫の墓参りは、都合により行けなかった。
ま、笑って許してくれると思う、彼は。

大掃除はしないのだが、3日にうちで大新年会をすると
みんなにメールした手前、
うわっつらだけをちょろちょろっとして、
なんか正月っぽい飾り付けだけしてみた。

何年か前にブログで公開した写真のものと
ほぼ変わらない。
羽子板とか、母の帯とか、干支の置物とか、
リースとかね。

今の浮ついた私には、うわっつらをちょろちょろっとで充分だ。

性根がすわったら、
サッシの溝とか、窓磨きとか、風呂のタイルのカビ取りとか
靴箱の整理とか、台所の食器棚の整理とかするし。
いつすわるんだ、私の性根(笑)

今年は、幅広い年代の人とたくさん交流をもてた。
年下の友人知人から、
「はっ」と気付かせてもらえたことがたくさんある。
年上の友人知人からは、
当然ながら人生の先輩としてたくさんアドバイスをもらえた。

亡夫の人徳の財産で、
なんとかかんとかしのいだ感がある。
お金は残さなかったが、人をたくさん残してくれた亡夫よ、
ありがとう。

なかには、
「旦那さんの人徳があっても、pecoさんがイヤな人だったら、
 どうにもならんよ。
 こうしてたくさん周りに人が集まるのは、pecoさんにも人徳があるからだよ」
と、嬉しいことを言ってくれる人もちらほらいたりする。

その言葉を裏切らないようにしたい。

でも、ムリして良い人ぶったり、
嫌いな人にいい顔するのはやめた。

ありのままの私でOK!という人に的をしぼって
楽しく人生やっていきたいと思う。

年明けには、パソコン講座の体験コースをすることにした。

思いがけない臨時収入が入ることになったので、
それはなかったものとして、
習い事とか、旅行とか、
将来の自分のための投資に使おうかと目論でいる。

来年は、旅行に行きたいなぁ。
習い事は、何を習いたいかよく考えてみる。

義母が、自転車に乗れない私のために
頼みもしないのに大人用三輪車を買ってくれた。
先日乗ろうとしたら、ハンドルがぐらぐらでペダルすら踏み出せなかった。
結局横転。
右足首に、大きなかさぶたができた。
舞台の直前だったので、
これでケガをしたらたくさんの人に迷惑をかけるから
という理由で練習を放棄した。

今は天気が悪いという理由で乗っていない。

春になったら、練習しないと行けなくなる気配だ。

これは、イヤだ。

バランス感覚がない私には、ムリなのだ。
しかも、三輪車は全然スタイリッシュじゃない。
こんなのに乗ってお出かけとかしたくない。

義母の好意はありがたいが、
困ったものである。

先日、久しぶりに会った同業の後輩が
「痩せて、ファッション変えたらpecoさん30年前に戻った!
 pecoさんは、元々ほっそりしておしゃれでスタイリッシュだった。」
と、お世辞全開でほめてくれたので気をよくしている。

実際、スタイリッシュかどうかはおいといて、
とりあえずそこを目指していきたい。
そんな私に、大人用三輪車は似合わない。

義母は、私が案外人気者で(つっこんでいいですよ)
わりと誰かの車に乗っけてもらえることを分かっていない。

バスとタクシーと歩きで、
それなりになんとかなっているし、
買い物も宅配してもらっている。
不便はほぼないと言っていい。

頼めば大きな買い物をして来てくれたり、
向こうからなんか買って行く?と言ってくれたりする友人知人も多い。

だから、三輪車には乗りたくないんだってばさっ。

今年の締めが、三輪車には乗りたくないというのもどうかと思うけど。

では、ほんとに皆様良いお年を!



儀式

2009年12月29日 | 日常
寝る前にする儀式ともいえるいろんなことが多すぎる。

戸締まりの確認。
わんこと自分の湯たんぽのお湯をわかす。
お肌の手入れ(マッサージとか、美容液とか、クリームとか)
コンタクトを出してこすり洗う。
ハンドクリームをすりこむ。
パジャマに着替える。
痛いところにシップ。
わんことちょっと遊んでハウスさせる。
布団を敷く。
明日やること、やりたいこと、やらねばならないことをメモる。
明日出かける時持って行くものの準備をする。
ホットハニーレモンをつくって飲む。
音楽を聴く。
薬を飲む。

こんだけしているうちに目がさえてくることすらある。

これに、先日あけたピアスの穴の消毒が加わった。

儀式、多すぎ~。

本日は、亡父の祥月命日。
義姉に乗っけてもらって墓参りした。
亡夫の生前は、亡夫と年末墓参りして、
正月の買いだしをするのがある意味儀式だった。
昨年は、なんかちょっといろいろでパスした亡父の祥月命日。

で、いろいろこだわりがあった
亡父の再婚相手の人に、
久しぶりに電話をした。

彼女も、息子夫婦の家を出てひとり暮らしをしていた。
今だから言えることなんかを話した。
暖かくなったら一度会いましょうということになり、
携帯番号を教え合った。
ずっと聞きたかった亡父のことをその時聞くつもりだ。
彼女がもっと老いてしまう前に、
私の知らない、知ろうとしなかった生前の父のことを
ちゃんと聞いておこうと思う。

そしたら、もしかしたら
亡父の祥月命日の墓参りは、
儀式ではなく、行きたいと思うことになる気がする。

明日は、一日遅れだが亡夫の命日として
年末の墓参り。
これは儀式ではなく、行きたいから。

で、大掃除とおせちの儀式はなし。

大掃除は、春になったら。
おせちは、食べたいという人、食べさせたいと思う人ができたら作る。

ま、そんなもんです。

あ、初売りは行く。
で、福袋買ってがっかりする。
これはやっとかないと。

明日は、気が向いたらここを更新。
向かなかった時を考えて
あらかじめ、読んでいて下さるみなさまにご挨拶。

読んでくださりありがとうございます。

お世話になりました。
良いお年を!





すっぴん

2009年12月25日 | 日常
久々に、喘息の気配が濃厚になった。

年末年始を快適に過ごすためと、
年明けにひかえた大きな仕事のため、
かかりつけの内科へ行った。

婦人科や内科へ行くときは基本ノーメイク。
顔色とかで健康状態を判断してもらうほうがいいから。

お薬を処方していただき、とりあえず
「煙草はやめなさい!」と叱られた。

で、幼なじみが店番をしているお店で買い物。
開口一番
「あれ、どうしたん?疲れとる?やつれとる?」

いや、いや、いや。
疲れてないし。

すっぴんだからだ。

ああああ。
たしかに、もうすっぴんはきつい。
化粧をまめにしなかった時代は、
そんなことはなかったが、
化粧していて当たり前になった今となると
いきなりすっぴんはどうもきついらしい。

顔色が悪く、どよんとして見えるのだ。

くそ~~~っ。

私にそう言った幼なじみは
20代からずっとすっぴんを通している。
だからむしろ、素肌はきれい。
中途半端にしたりしなかったりの私。

負けたぜ。

でもね。
ここ数日、私はたっくさんの人たちからいろんな頂き物をした。
お歳暮とか、クリスマスプレゼントとか
もういいからね宣言をしたにもかかわらず
入れ替わりたちかわりいろんな人が訪ねてきた。
あんころもち、お餅や漬け物の詰め合わせ、ミニブーケ3つ、
みかん、ハムとチーズの詰め合わせ。
その前にも、かぶら寿司とかパンとかもらった。
全員女子ね。

すっぴんがいけてなくても、友達は多いぜっ。

あ、あとダメもとで出した懸賞にあたり、
沖縄のアイスクリームの詰め合わせもあたった。

運もいいぜっ。

すっぴんはいけてないけど。


またまた女子会

2009年12月22日 | 日常
30年前の芝居仲間の女子2名が
泊まり込みで女子会をすることになった。
10数年ぶりの再会を楽しむ。

「爽」状態の私発案。

さて、何を作ろうかなぁ。

亡夫の遺影が笑っているように見えた。




ああ、そうかい

2009年12月21日 | 日常
いろんなことを思いついて、
計画したり、声かけたり、
あれもしたいこれもしたいと思って
手をつけはじめているのだが、
自分で
「あんまりここで調子にのると、
 あとでどかんとどよ~んとした気分が来たとき対処しきれないかも」
という自覚はある。

主治医にも「軽いそう状態じゃないですか?」と指摘されてしまった。

それを娘にメールしたら

「おかあさん『爽状態』じゃないよ『躁状態』だよ。
 爽やかな状態ならいいけどさ。
 大丈夫か?まじで」

と、返信がきた。

私が送信したメールをみたら『爽状態』とあった。
変換ミスなんだけどさ。
笑った、笑った。

「ああ、そうかい」

と、娘に返信した。
最近娘と仲がいい。
週に2回は長電話している。

もったいないので、娘は私と同じ携帯会社に変えて
家族割りサービスをうけることにしたくらいだ。

とりあえず「爽」状態ということで、ひとつ。


もうひとつ漢字がらみで。
仕事先で「清々しい」というコメントを読んだら
「さすが、pecoさん」とほめられた。
おいおいおい。
すがすがしいくらい、読めるだろとつっこんだら、
40代の代理店も、30代のプロデューサーも、20代のミキサーも
「きよきよしい」と読んでいて
なんかおかしいと調べたら
「すがすがしい」だったとのこと。

その3名のうちひとりは漢字検定の何級だかをもっているのに。

ニッポンの未来はどうなるっ。

頼りになるのは女子

2009年12月20日 | 日常
一昨日は、50代から30代までの
芝居がらみの女子の友達5人が来て
わがやで持ち寄り飲み会。
いや、豪華な食卓だった。
19時から25時半ごろまで
飲めや騒げや毒吐けやの宴がくりひろげられた。

そこで出た結論は
「男は全般的にへぼい」
で、へぼな男にしたのは、
女子が甘やかすからという原因も見えた。

………。

pecoさんは、男に期待しすぎとか
○○ちゃんは、男に甘すぎとか
☆☆さんは、クールすぎとか
お互いにダメ出し?しつつ。


翌日、30年弱前に、一緒に芝居をやってた女子と
10数年ぶりにランチをして喋った。
そのブランクを全く感じさせない盛り上がりだった。
酒も飲まずに。
お互いがお互いに感じていたコンプレックスや
わだかまりもぶっちゃけて話しができて
なんだかすっきりした。
そっか、お互いがお互いを羨ましいと思ってたんだねって。
私も結構ここ数年激動人生だったけど、
彼女に比べたら全然激動ではなかった。

自分にふりかかる出来事を
あたわり、運命として受け入れて
そのなかでどうやったら自分がらくに生きていけるか
そんな話しをした。
海外旅行をしたことがないと私が言うと
今度一緒に行こう!と言い出した。
どん底の貧乏暮らしも体験しつつも、
使うところにはどんとつかう彼女が
やっぱりすごいと思った。
来年はもしかしたら、とりあえず韓国あたり、
彼女と行くことになるかもしれない。
共通の、当時の芝居仲間の消息などを確認しつつ、
じゃあ、△△ちゃんと今度3人で
うちで女子会しようということで別れた。

いったん、うちのわんこのご飯のために帰宅後
また雪のなかバスに乗り、
今度はべつの友人と焼肉屋へ。
絶対夫だったら入らないような
どっちかというと汚いお店に案内される。

オーダーは友人にお任せ。
そして生中。
久しぶりに、あんなに肉を食べた。
うまい。
めっちゃ、うまい。
夫といつも行っていた高級な焼肉屋さんとはまた別の
なんともいえないうまさだった。

話しもまだまだ盛り上がるので、
2軒目はランチでいつも栄養補給させてもらっているところへ。

ホットワインと野菜サラダで
またあれこれと話しをする。
うちの娘のほうが彼女と年が近いというのに、
しっかりした彼女に、私の今後の芝居の方向性や
人との関わり方なんかを相談したりしている私。
敬語で説教してくれる大事な年下の友人のひとりだ。
私も、私なりの経験や考えで彼女の問題に意見してみたりする。

しめに、ミスドで珈琲を飲みつつ
今度は恋愛話と、年があけてからの観劇旅行のうちあわせ。
多分ふたりで大阪観劇のあと、
冬の京都観光をすることになるだろう。

女子はいいなぁとしみじみ思う。

いざというとき頼れるのも、
励ましあえるのも、
大笑いできるのも気の合う女子が一番だと思った。

夫が生きていたら、こんなに自由気ままに勝手に
飲み会やランチには行かなかったろうし、
ここまでみんな私に踏み込んで来なかったと思う。


イブとクリスマスの予定はあいている。
仕事関係の方からお誘いはあったが、
なんだかめんどくさいので
おそらくあいてるシングル女子を呼んで
家でとっておきの赤ワインをあけることになると思う。

それまでに、白州次郎とかリチャード・ギアみたいな紳士もしくは
めんどくさい私を覚悟の上で付き合おうという若者がいれば、
また話しはべつだけどね。

いても、私にはよってこねぇよっと自分つっこみ。

いつでも困ったことがあったら気兼ねせずに連絡してとか、
力仕事ならなんでもしますとか、
相談にのりますとか
調子のいいこといってたへぼ後輩たちは
この雪で私が四苦八苦して除雪しているだろうことを
察することもなくなんの連絡もない。

自分でするからいいし。

あ、灯油があと一缶になってる。

灯油をたずさえ、雪かきしてくれる
王子さま?いや、下僕?がいたらなぁと思いつつ
宅配灯油の会社を調べたりする。

また女子ともりあがろっと。




プレゼント

2009年12月16日 | 日常
「タバコをやめて これでもくわえてなさい」
と 30年来の友達がくれた。

ココアシガレット。
まだあったんや。

てか パッケージが一周まわってレトロでかっこいいかもしれない。

ピンクの方は 普段私が吸ってるタバコ。
ピンクのパッケージに薔薇のイラスト。
その名も レディー。
ローズの香り。


うむ…どっちが私に似合うか微妙だ。

もらいもの

2009年12月15日 | 日常
最近、食べ物をひんぱんにいただく。
いろんな人に。

ここ数日、なぜか駄菓子系を数人の人にもらった。
ラムネとか、カルミンとか、ミルキーとか。
大人っぽくムリして振る舞うことをやめたので、
どこか子供っぽくなっている(ていうかおとなげない)私に
なんとなく駄菓子が似合うと思っての選択かもしれない。

あと、顔見るたびにりんごだのパンだのくれる友人。

とにかく食べろと言われる。

たしかに、今はちょっと体重が落ちすぎた感はある。

さっきまで、芝居仲間と喋っていて思い出したことがある。
数年前に舞台にたったとき、私はとても太っていた。
太っているのに、「西洋人形みたいな人だ」と言われる役がまわってきて
とても良い役だしやりたいけど、
容姿に自信がないのでムリだとキャスティングした演出家に言ったら

「じゃあ、西洋人形を姫ダルマに変えるから。
 pecoさん、やって」

と、励ましてるんだか、おとしめてるんだか分からない
コメントをもらったことがある。

姫ダルマ……。


その頃を良く知っている友人たちは、
心配して姫ダルマ体型に戻そうと
駄菓子だのパンだの果物だのを
どんどんくれる。

ありがとう、みんな。

ごはん、ちゃんと食べるし、
煙草も減らすから。


でも、姫ダルマ体型には戻りたくないっす。

期待

2009年12月13日 | 日常
期待するから、思い通りにならなかったときに
悲しかったり辛かったりするのだ。
はじめから、期待したりしなければいいのだ。

と、年下の人生の師匠にさとされた。

それでも私は、期待する。



見捨てたのか、逃げたのか、
とにかくその場にいたくなかった。
いたたまれない気持ちと、
腹立たしい気持ちと、
情けない気持ちと、
そんないろんな負の感情がぐるぐるして
つぶれそうになって、
その場をあとにした。

どんとかまえて、引きうける度量は今の私にはない。
それは、きちんと向き合っていないからなのかもしれないし、
責任を持てない自分がイヤだったのかもしれないし、
勝手な幻想をおしつけていたことに気がついたからかもしれない。

許せないという意思表示でもあり、
弱い自分を守るためでもあった。


外に出ると、凜とした外気が心地良かった。
そのまま家には帰ることができず、
なじみのバールに寄ることにした。

団体の予約が2件も入っていて、
いつもの席に座れなかったが、
調理場の目の前のカウンターで
ひとりのみコースを頼んだ。

団体客はうるさかったが、
なんだかそれが逆にいろんなことを考えるのに
都合が良かった。

白ワインと赤ワインを1杯づつ。
パスタもさつまいものキッシュもチーズも
みんな美味しかった。

団体さんが帰ったあと、静かになったカウンターで
なんでもない話しをマスターやお店の子と喋った。
野菜の保存のコツや、いつも何気なく出してくれている
美味しいおつまみの秘密をきいたり、
実家の話しをして、ほろ酔いで帰宅した。

あのまま家に帰っていたら、
家でひとりで悪い酔い方をしていたと思う。

なんの解決も結論も出なかったが
とりあえず心をほぐせて良かった。


他者に期待をするクセを、治そう。
期待するのは自分自身だけにしよう。
そう思った。

妊婦になりきる

2009年12月12日 | 日常
ちょっとだけお手伝いで入っている稽古場で
先日、代役で臨月の妊婦役をした。

代役とはいえ、気分を出すため
お腹には、当日していったカシミヤのロングストールをあて
衣裳のロングエプロンをつけて代役をした。

休憩中、その格好のまま
喫煙所に行った。

稽古の合間の煙草はうまいな~
なんてことを思いつつ煙を吐いていると
冷たい視線を感じる。

私は今後ろを刈り上げた前下がりのおかっぱ頭だ。
昔の桃井かおりみたいなかんじね。

衣裳のロングエプロンも可愛いチェックだ。
遠目から後ろ姿を見たら、
もしかしたら本物の妊婦に見えたのかもしれない。

「げっ、妊婦が煙草?」的な冷たい視線。
まぁ、勝手な私の自意識過剰かもしれないけど。

近くで見れば、絶対私が妊娠可能な年齢ではないことは分かるだろう。

でも、せっかくそうして妊婦扱い?視線をもらっているので
妊婦になりきって、
いたたまれない感を漂わせ
煙草を消してその場を去ってみた。

舞台で妊婦になりきらないで、
休憩中になりきってどうするよっ。

変化

2009年12月11日 | 日常
仕事先のスタジオで、30代~40くらいの男性陣たちから

「pecoさん、痩せてきれいになりましたね。」
「ひょっとして恋してますか?」

と、話し半分とはいえ褒められた。

悪い気はしない。

以前は、お母さんというイメージだったけど
今は女性という感じですよとのことだった。

いやいや、お母さんも女性だし…
と思ったけどおとなげないので、そこはつっこまない。

自分ではよく分からない。
洋服の趣味が変わったのと、
お化粧をちゃんとするようになっただけのことだ。

「いくら痩せてもブスはブス」と言った亡夫に
今日の私のちやほやされようを見せたいと
心から思った。

でもね。
たくさんの人にちやほやされるより、
本当に信頼出来る尊敬できる人から
真剣にちやほやされるほうがいいなとも思った。

そして、先日受けた健康診断で
血管年齢が54歳と診断された。
どうやら悪玉コレステロールがたまりやすい体質らしい。
年齢的なこともあり、血管がつまりやすくなってきているとのこと。

見た目が若返ったとしても、
身体が老けていちゃあかんやろと反省。

とりあえず、煙草はやめる方向で考えようかと。
ああ、豊川悦司とか佐藤浩市が
「やめろ」
と、ひとこと言ってくれれば…。



門前の小僧なんとやら

2009年12月10日 | 芝居
本来、私は役者がしたい。
役者をしたい。

好きな演出家と、
良い脚本をつかい、
気に入った仲間のもとで
役者だけがしたいと言ってもいいくらいだ。

しかし、立場や年齢や、
役者として舞台に立つための場を作るためや、
なんか気がついたらいくばくかのお礼をいただく立場で
舞台と関わることが増えた。

で、向いていないのに、
講師をしたり、制作したり、
演出もどきをしたりするはめになっている。

でも、舞台に関わるのは
たくさんの人間でひとつの頂点をめざして
頑張るのが好きだから
向いていないことや、あんまり気がすすまないことも、
なんとかこなそうと努力している。

昨夜も、演出すべき人が出演しているために、
そんなつもりはなかったのに、
演出もどきをしてしまった。

言ってることや、やっていることは
亡夫の受け売りだったり、
この前の舞台の演出家のしていることを
見よう見まねでしている。

全然芝居の経験のない人や、
良い演出家と舞台を創った経験のない人よりは
ちょっとだけそのへんは有利かもしれない。

けれど、きっと私の後ろで亡夫は
役者にダメ出ししている演出家もどきの私自身に
ダメ出しをしているような気がする。

そういう言い方では伝わらないとか、
そこはこだわるとこじゃないとか、
そこはあきらめて他をおさえておけとか、
照明の入るタイミングはそれじゃないとか、
位置関係の把握のしかたが大雑把すぎるとか。

だって、あたし、演出家じゃないんだも~ん
単なる門前の小僧だも~ん
と、開き直りつつも
今夜も稽古。

週末から月曜にかけて、
色々楽しみな予定や仕事がたくさん入っている。
それをめざして、
人参を前にして走る馬みたいにして、
なんとか楽しんでやっていこうと思う。

竜宮城

2009年12月09日 | 日常
この頃何人もの人に言われることがある。

「pecoさんの家に行くとあっという間に時間がたつ。
居心地がいいので、のんびりしていたら
わっ、もうこんな時間だとびっくりする。」


たしかに、うちに来るほとんどの人は男女ともに長居していく。
で、時計を見てあわてて帰っていく。

竜宮城かっ、と突っ込んでみる。

しかしべつに、鯛やヒラメは舞い踊っていないし、
特別なご馳走も用意していない。
いっきに年をとる煙が出るおみやげも持たせない。

そう言われることはとても光栄なことだと自負することにした。

あとは、乙姫なみに美しくなりたいと思う。
そこはかなりハードルが高いな。


自分で蒔いた種

2009年12月08日 | 日常
先日、おそるおそる自分で蒔いた種。

これが凶と出るか吉と出るのかは不明。

でもいいんだ。
だって蒔きたかったんだも~ん。

覚悟もないままに、蒔いたことを後悔するよりも、
蒔きたかったんだも~んという気持ちを大事にしよう。

勢いづいて、どんどん蒔いたりしてね。
それはいかんな、きっと。

食欲がない私を心配して
友人が好物のかぶら寿司と、柿をくれた。
うれしい。

容姿にコンプレックスが有ると言ったら
ある人が
「美醜や色気は、本人が決めるもんじゃない。
 周りが決めるもの。
 pecoさんは、ちゃんと女ですよ」
と言ってくれた。
うれしい。

人の言葉に助けられて頑張れる。

くるよからいくよに

2009年12月05日 | 日常
舞台を見た感想メールや電話がじゃんじゃん来るなかで
私が大笑いしたのは
舞台にたった私を久々に観た旧友からの

「あんた、痩せてしもて…。
 台詞言うとき首に筋はいっとったよ。
 今くるよから、いくよになった。
 ちゃんとご飯食べまっしや。」

だった。

『くるよからいくよに』
これほど面白いコピーはないと思うのだが、
いかがだろうか。

たしかに、13号とかへたすりゃ15号サイズを着ていた私が
今は7号サイズになったので、
心配する人は多い。

でも、健康だし。
ご飯もそれなりに食べている。

芝居の感想がくるよからいくよになったというのが
超大うけした。


今日は、ちょっと離れたスタジオからナレーションの依頼があり、
交通手段がないことを伝えたら
送迎してくれた。

どんだけ私が必要なんじゃいと、ちょっとうれしかったのだが
内容は熟年女性向けの増毛と白髪隠し効果のあるスプレーの
店頭販売向けビデオのナレーションだった。

そ~だね~。
私じゃなきゃだめだね~。

で、実際私も現物を試してみた。
ちょうどつむじ付近の白髪が目立ちはじめたところだったのだが、
思い切り隠れて、髪もボリュームアップした。
おお。
優れもの。
シャンプーしたらもとどおりだが、
ちょっとした雨や汗では落ちない。
メーカー希望小売価格がたしか1200円ほどだったか。
1本のスプレーを毎日つかって一ヶ月持つとのことだった。

そんなことをいいながら私の髪を触る
フリーのディレクターが、ちょいとイイ男だったので
ちょっとドキドキしたのは、ここだけの話し(笑)
髪の毛を美容師以外の異性に触られる機会など、
ほとんどないからね。

私より年下だと思っていたら3つも上だった。
見えない。
そんな年齢には。
やっぱりこの業界のできる男たちは年齢不詳だなとつくづく思った。