桃から生まれたpink太郎

日々感じていることを、少しずつ書いていきたいです。

相手を立てる

2006年06月06日 | ballet
土曜日balletのレッスンをしているときでした。
私はオーロラのパ・ドドウを踊るパートナーの子とちょっと話しながら休憩していたのです。
私の目の前で、ジゼルのパ・ドドウを踊るペアを見ていました。

すると不思議なことに気がついたのです。
彼らは、美男美女で身長さなどのバランスもとってもいいペアです。
なのに、今日はちっとも美しく見えない。
今日もだったのかもしれません。
私が気がつかなかっただけ。。
あれ?どうしてだろう?うん?何か変だ。。。
わからないから気持ち悪いままレッスンできずに、彼らの様子をじっと見ていました。

ジゼル役の子が、男性パートナーに文句を言っています。
もっと私をしっかりサポートしてよ。
きれいに見せてよ。て。。。

そっかあ。
だからか。。
私もそうだった。いえ、わたしもそうだ。
自分のことばっかり。
私をきれいに踊らせて。
私を一番美しく見えるようにして。。

口で要求しなくても、態度で心で要求していたように思います。
それに気がついて、もう一度よく鏡を見ながら練習しました。

そして、気がついたことがあります。
自分がきれいに見えたいのなら、男性パートナーをもかっこよく踊らせて上げないといけないってこと。
男性をかっこよく見せて初めて、女性もきれいに踊らせてもらえるってこと。

だって、たとえばリフトしてもらっていて、男性は女性の重さで笑顔を作れず、苦しげだったり(たまにいますよね)肩で息をしていたり、いくら女性がリフトされていてにこにこしていてもそれは、美しいペアとはいえません。

男性をきれいに見せてこそ、女性もきれいに見える。
相手を立てるってことなのでしょうか?

私が、私が!!ってばかり自己主張しててもだめなのよ。
気がついてよかった。
素敵なオーロラ姫を踊りたいです。