音楽にこんがらがって

音楽制作を生業としている加茂啓太郎の日常

神聖かまってちゃんを見て思うこと

2010年01月28日 | 音楽
一部で話題沸騰の神聖かまってちゃんを見る(2度目)

僕が面白いと思うのは、どんなもの(映画でも食べ物でも)分析できないものなのですが、彼らはひょっしたらそうなるかもしれません。

曲自体はポップなメロディー(ホフ・ディランの小宮山雄飛を彷彿)なのに、それを台無しにするような下手&雑な歌と演奏。
ボーカルは、ステージ上では電車で隣になりたくない系の危ない人キャラなのに、ドラムはドジ&バカ&萌え系の妹キャラ、ベースとキーボードは髪は寝癖、服もユニクロ上限のアキバ系。

MCもメンバー思いついて事を全員が適当に話しだし、演奏にその場で駄目だし、ぶち切れ。

僕の見た日は、それでも割りときちんと演奏したらしく、少し前のライブではメンバーがステージ上でもめ出し40分で2曲しかやったとかやらないとか?

わけが分からないのですが、このわけの分からなさは、僕が以前スターリンやじゃがたらのライブに通いつめた時のような魅力があるかも!?

いつ解散しても分からないし、まちがっても一般受けはしないと思いますが、この面白さは当分楽しい。

でもロックのライブを見に行きたいというのは、別に好きな曲が聞きたいとか、そんな事じゃないんですよ、何かをそこの、その瞬間でしか体験出来ない、共有出来ないものだと思います。そういう意味では彼らはキワモノのように見えて、何か本質があるように思います。

怖いもの見たさ、ネタ・レベルでも構わないので一度は見たほうが良いと思います。