音楽にこんがらがって

音楽制作を生業としている加茂啓太郎の日常

虹を見たかい?/小嶋さちほ著について

2010年08月16日 | 音楽
僕が初めてレコーディングスタジオというところに入ったのは84年ローザ・ルクセンブルグが巻上公一さんのプロデュースで「都に雨が降るごとく」というコンピ用のレコーディングの現場の今は無き、もはや伝説の東芝EMI第3スタジオでした。

渋谷陽一さんとのインタビューをセッテイングした記憶があります

新入社員だった僕はわけも分かってなく「ローザ仕事出来れば楽しいなぁ」と思っていたらいつの間にかMIDIになっていて残念でした。

小島さちほさんは僕は東京ロッカーズの大ファンだったので、まだボーカルがサヨコではないゼルダも見ました。彼女が出していたファンジン(死語ですね)Change2000も毎号買ってゼルダのインディー盤7inch「アシュラ」もライブ会場でメンバーから直接買ったような記憶があります

大学生の頃、ライターの端くれみたいな事をやっていて、さちほさんに何の件か忘れましたがインタビューした事があります。

メジャーでのゼルダも熱心ではないですが新譜は出るたびにチェックしてましたが、音楽家というよりさちほさんの文章やキャラクターに魅力を感じていたように思います


ボ・ガンボスは芝浦インクスティックなどに何回か見に行ったのですが交渉の余地なくEPIC SONYに決まってたような記憶があります。

その後熱心なボ・カンボスやどんどのリスナーではありませんでしたが、彼の死はショックだったし、異国の家族旅行中に伴侶を失う遺族悲しみを思うと胸がつまりました。

この本は基本的にはどんとの死後10年の話です。
スピリチュアル系の話は好き嫌いはあると思いますが、興味深い事もあります。
なにより、それで彼女が救われたのなら良いと思いました。

そしてこの本は僕の20年以上懇意にしてもらっている編集者の熱意で出版されたそうです。
彼に寄贈していただいたのですが、実はその本が届く前日、まだ書けないですが
不思議なシンクロニシティーが起きました。

僕はこれはまさに運命だなんて思ったことは1回もないです(強いて言えばポリシックスのハヤシ君とはなんで、こんなに良く会う(@テキサス!)のは何かの運命かと少し思います

もし、これが何かに導かれた運命なら、神様の存在を信じないといけない感じです
虹を見たかい? 突然、愛する人を亡くしたときに
小嶋 さちほ
角川書店(角川グループパブリッシング)