音楽にこんがらがって

音楽制作を生業としている加茂啓太郎の日常

伝説の嘉穂劇場

2009年12月14日 | 演劇
1922年に立てられた福岡県飯塚市の嘉穂劇場に宮藤官九郎脚本、三田佳子主演の「印獣」を見に行く。
この舞台渋谷パルコ劇場でも見たのですが面白すぎで何とかもう一回見たいと思ってチケを探したら福岡はまだ売ってました。

嘉穂劇場は椎名林檎がライブをやり昨年DVD化されて話題になりましたが是非一度行って見たいところでした。

これは運命だろうとマイレージを調べたら福岡往復分貯まってました。何かの忘年会で当たったトラベル・ギフト・カードでホテルも取れました。

予想以上にすごい小屋ですね。天神からバスで50分なのですが山の中を走ってる時はどこに行くんだろうと不安になりました。
小屋の構造は基本は歌舞伎座がモチーフになっていますが1300以上のキャパほとんど畳で座ってみるというのが凄いです。

2回目なので色々さらに分かって面白いです。もう終わったのでネタバレOKですが三田佳子演じる「毒まぐろ貴婦人」というのがツボでした(あと海鮮ジャーのサーモン・ピンク)

過去の公演の記録に、かぐや姫、ダウンタウン・ブギウギ・バンド、美空ひばり
などもあったのですが、コント55号とクレイジー・キャッツというのもあり、これは見たかったです。

偶然、家族全員で育成中アーティストの高校生はハナエちゃんが来ていたのですが
「カッコイイ大人の贅沢ですね」と言われて照れました。

天神の屋台で飲んでたら韓国から来たカップルと仲良くなる。
女子の方は初めて8ヶ月というのに日本語がしゃべれていてびっくり。
見た目は前田亜季ちゃん似なんですがメタリカとかパンテラとかメタルが好きだそうです。日本語はアニメで勉強したそうで時々「ほんまに」とか大阪弁が混じって面白いです。

ポン・ジュノとかキム・キドクとかの監督は知りませんでした。
ペ・ドゥナは知っていたので映画「リンダ リンダ リンダ」は見たほうが良いと推薦。
Xは好きだと言ってたのでマキシマム・ザ・ホルモンはチェックした方が良いと推薦。国際交流出来て良かったです。