パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

母の怖い体験

2021年09月13日 | 衣・食・住
9月13日(月)雨

義弟B一家がお盆帰省したので実家に会いに行った夫に、2週間の待機期間を要請していた頃の話。

老母が「外の水道のとこのタワシ、触った?」
へ?水のとこにタワシがあることすら知りませんでした。
老母「昨日、花瓶を洗って、傍に置いといたつもりだったけど、玄関の前に転がってたのよねえ。」
 
その翌朝、めったに動揺しない呑気なかーさんが眉根を寄せて言う。
「今朝、玄関を開けようと軽く押したんだけど開かないの。
おかしいなあと思って少し力を入れて押したら開いたんだけど、出てみたら傘立てが玄関のドアの前に倒れてるのよ。
昨夜、風なんて全くなかったでしょ。いや〜ね。どういうことかしら。」

老母は82歳を形容するには如何なものかと思うが「天真爛漫」な人で、すぐに怖がったり悪い方へ悪い方へ考えるワタクシとは正反対な人間である。
そんな母が気味悪そうに言うのはちょっと面白い。
母のために色々考える。
n「そう言えばさぁ、ここんとこ続けて2日くらい、うちの前にフンが落ちてるよねえ。
イマドキ、犬の散歩ってフンの始末するの常識じゃない?それなのに放置してるって、もしかしたら明け方に犬を放してるんじゃないかなあ、勝手に散歩行っておいで〜って。
で、その犬が、うちの庭に入ってきて、タワシを咥えて移動させてみたり、傘立てを倒してみたりするんじゃない?」
母「そうね〜猫のフンにしては後始末してないし、猫はタワシなんか咥えないし、傘立ては倒せないと思ってたのよ。犬かもねえ。」

犬説で収まっていたのだが、従姉kemiちゃんに話すと「nちゃんちの庭に犬、入れる?」
イチをリード無しで庭に放す時のために、道路に出られないように門扉の下の隙間にレンガを置いたりしている。
野良猫達は、お隣の庭からブロック塀を超えてやってくるが、ジャンプできない犬は、我が家の庭には入れないなあ。
同じ頃、父にお供えしている仏飯器が行方不明になる。
これは、まあ、ワタクシが仏壇から下げる時に、どこかに置いたせいなのだが、どこをどう探しても出てこない。
「違う目で探して!」と夫にも探させ、老母にも探させ、それでも出てこない。

待機期間を経て夫が実家から戻ってきて、イチが散歩散歩!と騒ぎ立て、早朝だろうが夜だろうが散歩に行く一匹とおっさん。
娘が物心ついてからのパパで良かったと思うよ。
こんな甘やかしのパパに3歳児を任したらどんだけわがままに育つことか。
夜の散歩に出かけた二人を見ながら、そんなことを思う。
すぐに夫が戻ってきて・・・
いつも冷静沈着ポーカーフェイスな彼が、少し興奮気味に「狸が来てる!」
最近また時々来るようになったサビ猫さびちゃんが残した餌を食べに来たようだ。
その翌日だったか、また夜の散歩に出かけた時にも、今度は道路で狸を見かけ、イチが追いかけそうになって、狸が慌てて逃げたと言ってた。

はっ!タワシを咥えたり、傘立て倒したのは狸だ!
狸ならあれくらいの傘立ては倒せるだろうし、雑食家らしくタワシにもトライしてみたのだろう。
それにしても、どこに住んでるのかなあ。
我が実家のあたりは住宅地で、今や森のようなところはない。
ものすごく木の茂ってるおたくが一軒あるから、そこのおたくの床下にでも住んで、夜な夜な餌を求めて徘徊しているのだろうか。
平成ぽんぽこを思い出して、切なくなる。
ってな話をkemiちゃんにしつつ、「外の問題は解決したんだけど、いまだにとーさんの茶碗は出てこないんだよね〜」
kemiちゃん曰く「おぢちゃんが訴えてるんだよっ!俺は白米が食いたいんだっ!って。」
最近玄米を大量に入手したせいで、今我が家は玄米と白米半分づつの分量で炊いたご飯である。
少し前には、やたらトウモロコシご飯にハマって、仏飯器にコーンご飯が盛られていた。
わが父は、戦時中の芋ご飯の苦い思い出から、芋だの豆だの炊き込んだご飯が嫌いだった。
でも、そんなことなら、お菓子なんて一個も食べない人だったのに、今、軽羹だ和菓子だ果物だと、いただいたものをお供えするわけで、その度にワタクシ心の中で「いらないよね〜お父さん」と思う。
ならせめて白ごはんくらい供えてくれよという父の叫びなのかっっっ!???
「いや、nちゃんがどこかとんでもないところに置きっぱなしなだけだよ」とkemiちゃん。
ごもっとも。

今日の一枚は、先日kemiちゃんと行ったホームセンターでとうとう買った仏飯器。
前の、金ピカのやつより可愛い。
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2 コメント

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Unknown (miyamiyachan)
2021-09-14 22:39:36
nさんへ

「ぶっぱんき」というのですね。
57年も生きて来て、おかげさまで、初めて知りました。

10年くらい前から、主人の田舎に帰った時に、その仏飯器に、炊き立てのご飯をよそってました。(それまでは、義母に任せきり)

前日のご飯を取り出すのに、中に小さなお皿?があることも初めて知りました。
(*/□\*)

実家の仏壇は、27年程前に父が亡くなってから、登場しましたが、私は、嫁いでましたし、両親は、仲の良くない夫婦でしたから、法事の時しか何もお供えしないし…😓

何も知らずに、天保時代前から農業を営んでいる家に嫁いだ、初めての都会嫁でして…😓情けないことだらけです。

今回の、「仏飯器」は、次男の嫁は、知っているんだろうなぁと、更に悲しくなる😢長男の嫁でした。

主人の実家も狸は、もとより、狐、猪、ハクビシン、猿の集団が、時々、出るらしいです。

東京の我が家は、不思議なことがある度に、亡くなった二人の父の語りかけなのでは?と、話しています。(何も動物出ませんものね。)
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miyamiyachanさんへ (n)
2021-09-15 20:50:52
いや、ワタクシも知りませんでした、仏飯器。
お父さんの茶碗と呼んでました。
本格的なものは中に小さなお皿があるのですね。
ワタクシんちのは、直にご飯入れるので、確かに取りにくいわあ。

いやいや東京もわかりませんよ〜
つい先日も世田谷区で猿出没したらしいし、
ワタクシ、東京から引っ越す最後の夜に、我がマンション群の木立の中にハクビシンを見ました。
生まれて初めて見るハクビシンが東京の最後の夜だなんて!!!と感慨深かったです。
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