4月5日(金)晴れ
娘から、「ママ、絶対好きだと思う。」と薦められていたグリーンブックを観に行った。
ホントそう。大好き!こういう映画。
大体、予告動画見ただけで内容はわかる。
時は1962年、ニューヨークの一流ナイトクラブ、コパカバーナで用心棒を務めるトニー・リップは、
ガサツで無学だが、腕っぷしとハッタリで家族や周囲に頼りにされていた。
ある日、トニーは、黒人ピアニストの運転手としてスカウトされる。
彼の名前はドクター・シャーリー。
カーネギーホールを住処とし、ホワイトハウスでも演奏したほどの天才は、なぜか差別の色濃い南部での演奏ツアーを目論んでいた。
二人は、〈黒人用旅行ガイド=グリーンブック〉を頼りに、出発するのだが─。 公式HPより
ね。大体、わかるでしょ。
この旅が進むにつれて、この二人のおぢ達が友情を深めていくのよきっと。
そうです、そうでした。
でも、想像した以上に当時のアメリカ、南部の差別は酷いもので、
トニーのがさつっぷりも想像以上で、ドクの素敵さ強さ切なさも想像以上で。
トニーのようなタイプってホント苦手なんだけど、結局トニーのようなタイプの人が、差別とかを乗り越えて、周りも巻き込んで、ってなる。
あたしはダメだ。
あたしは、黒人は入れませんって頑なに言うレストランの支配人だ。
あたしは、ご試着は遠慮してくださいって言うスーツ屋のオヤジだ。
あたしの心は、この2019年という自由の時代を生きているにも関わらず、かすかに、でも確かに人種を差別している。
先日、郷里の友人と会った時、近況報告をする中でA美の娘Sちゃんの話になる。
A美「Sに彼氏ができたのよ。写真見る?びっくりするわよ。」
54歳になるワタクシですから、もうそれほど驚くことはないでしょう。
鼻ピアスしてたり金髪だったら少しギョッとはするだろうけど、と思いながら A美のスマホをのぞき込む。
そこには、小さい頃の面影をたっぷり残したSちゃんがニッコリ微笑み、その隣にぴったりくっついたボブサップが!!!
いや、もとい、Sちゃんの彼氏が。
ちょっと意表を突かれすぎ言葉に詰まりつつ「え?いくつなのこの人?どこのお国の方?」
A美「Sと同い年だから28かな。イギリスとジャマイカのハーフなんだって。」
少しアワアワしているワタクシに A美が言う。
自分もちょっとびっくりした。まさかSが?ってね。
でもSの親友のお友達だし、日本語もペラペラだって言うし。
GWには連れてくるから会ってって言われてるの。
パパは嬉しかったみたいで、みんなに喋りまくってる。
だから、あたしも、いいのかな〜みたいな感じ。
あとは、おばあちゃん達がどう反応するかってところね。
先月、ルビー会で新潟に旅行に行った。
ルビー会のメンバーは四人なのだが、Mさんは初孫出産予定日と重なったので欠席。
息子さんが、昨年お友達の住むフィリピンに遊びに行った時に、お友達の紹介で知り合った女の子と意気投合。
東京に来たら案内するよと誘い、日本に遊びに来て、あれよあれよというまに親しくなり・・・
Mさん「子供ができたってことで、大慌てでフィリピンのご両親のところに挨拶に行ったりバタバタだったのよ!」
こうして、国際結婚が、こんな世界の狭いワタクシの周りですら増えてきて、
こういう事で世界って少しずつ広がっていくなあと思うし、全く縁がないと思うような世界も繋がっていくのだなあと思う。
だが、こういう話を聞くたびにワタクシの中にグレーなものがもやもやするのも否定はできない。
もし、自分の娘がボブサップと結婚したいと言ったら。
もし、自分の息子がフィリピンの女の子と結婚したいと言ったら。
すぐ、「おめでとう」と言えるだろうか。
いや、基本、ワタクシは同じような人と結婚した方がいいという考えの持ち主。
同じような生活環境、生活レベルで育ってきた人がいいと思っている。
玉の輿なんて狙わなくて良いと。
だから、日本人は日本人がいいのよとは思っている。
下手すりゃ、出身県も同じがいいよ、くらい閉鎖的です。
だからこれは差別じゃないのよ、と思いたいのだが・・・
もし、Sちゃんの彼氏がオランダの人だったら、
Mさんちのお嫁さんがフランスの人だったら、
あたしは、彼女らから結婚の話を聞いた時に同じようなリアクションをとったかどうか。
「大変ね〜」という気持ちは抱くかもしれないが、どこかに「あら、素敵!」という気持ちを持たなかったかどうか。
同じ国際結婚でも、黒人より白人、アジア(日本を除く)より欧米という意識を持っていないかどうか。
自分の中の差別意識を、映画で深く反省する。
娘から、「ママ、絶対好きだと思う。」と薦められていたグリーンブックを観に行った。
ホントそう。大好き!こういう映画。
大体、予告動画見ただけで内容はわかる。
時は1962年、ニューヨークの一流ナイトクラブ、コパカバーナで用心棒を務めるトニー・リップは、
ガサツで無学だが、腕っぷしとハッタリで家族や周囲に頼りにされていた。
ある日、トニーは、黒人ピアニストの運転手としてスカウトされる。
彼の名前はドクター・シャーリー。
カーネギーホールを住処とし、ホワイトハウスでも演奏したほどの天才は、なぜか差別の色濃い南部での演奏ツアーを目論んでいた。
二人は、〈黒人用旅行ガイド=グリーンブック〉を頼りに、出発するのだが─。 公式HPより
ね。大体、わかるでしょ。
この旅が進むにつれて、この二人のおぢ達が友情を深めていくのよきっと。
そうです、そうでした。
でも、想像した以上に当時のアメリカ、南部の差別は酷いもので、
トニーのがさつっぷりも想像以上で、ドクの素敵さ強さ切なさも想像以上で。
トニーのようなタイプってホント苦手なんだけど、結局トニーのようなタイプの人が、差別とかを乗り越えて、周りも巻き込んで、ってなる。
あたしはダメだ。
あたしは、黒人は入れませんって頑なに言うレストランの支配人だ。
あたしは、ご試着は遠慮してくださいって言うスーツ屋のオヤジだ。
あたしの心は、この2019年という自由の時代を生きているにも関わらず、かすかに、でも確かに人種を差別している。
先日、郷里の友人と会った時、近況報告をする中でA美の娘Sちゃんの話になる。
A美「Sに彼氏ができたのよ。写真見る?びっくりするわよ。」
54歳になるワタクシですから、もうそれほど驚くことはないでしょう。
鼻ピアスしてたり金髪だったら少しギョッとはするだろうけど、と思いながら A美のスマホをのぞき込む。
そこには、小さい頃の面影をたっぷり残したSちゃんがニッコリ微笑み、その隣にぴったりくっついたボブサップが!!!
いや、もとい、Sちゃんの彼氏が。
ちょっと意表を突かれすぎ言葉に詰まりつつ「え?いくつなのこの人?どこのお国の方?」
A美「Sと同い年だから28かな。イギリスとジャマイカのハーフなんだって。」
少しアワアワしているワタクシに A美が言う。
自分もちょっとびっくりした。まさかSが?ってね。
でもSの親友のお友達だし、日本語もペラペラだって言うし。
GWには連れてくるから会ってって言われてるの。
パパは嬉しかったみたいで、みんなに喋りまくってる。
だから、あたしも、いいのかな〜みたいな感じ。
あとは、おばあちゃん達がどう反応するかってところね。
先月、ルビー会で新潟に旅行に行った。
ルビー会のメンバーは四人なのだが、Mさんは初孫出産予定日と重なったので欠席。
息子さんが、昨年お友達の住むフィリピンに遊びに行った時に、お友達の紹介で知り合った女の子と意気投合。
東京に来たら案内するよと誘い、日本に遊びに来て、あれよあれよというまに親しくなり・・・
Mさん「子供ができたってことで、大慌てでフィリピンのご両親のところに挨拶に行ったりバタバタだったのよ!」
こうして、国際結婚が、こんな世界の狭いワタクシの周りですら増えてきて、
こういう事で世界って少しずつ広がっていくなあと思うし、全く縁がないと思うような世界も繋がっていくのだなあと思う。
だが、こういう話を聞くたびにワタクシの中にグレーなものがもやもやするのも否定はできない。
もし、自分の娘がボブサップと結婚したいと言ったら。
もし、自分の息子がフィリピンの女の子と結婚したいと言ったら。
すぐ、「おめでとう」と言えるだろうか。
いや、基本、ワタクシは同じような人と結婚した方がいいという考えの持ち主。
同じような生活環境、生活レベルで育ってきた人がいいと思っている。
玉の輿なんて狙わなくて良いと。
だから、日本人は日本人がいいのよとは思っている。
下手すりゃ、出身県も同じがいいよ、くらい閉鎖的です。
だからこれは差別じゃないのよ、と思いたいのだが・・・
もし、Sちゃんの彼氏がオランダの人だったら、
Mさんちのお嫁さんがフランスの人だったら、
あたしは、彼女らから結婚の話を聞いた時に同じようなリアクションをとったかどうか。
「大変ね〜」という気持ちは抱くかもしれないが、どこかに「あら、素敵!」という気持ちを持たなかったかどうか。
同じ国際結婚でも、黒人より白人、アジア(日本を除く)より欧米という意識を持っていないかどうか。
自分の中の差別意識を、映画で深く反省する。