パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

毎日かあさん

2008年03月09日 | 本・マンガ・テレビ・映画
3月9日(日)晴れ
私の働く教室に小学二年生のマキオ君(仮名)という子がくるのだが、
深田恭子ではないが、ワタクシ、彼の20年後を想像できる。
チンピラ風のかる~いおにいちゃんになって、そこいらの女の子に声かけまくり・・・
おべんきょせずに、まわりにちょっかいだし、あげくに寝てしまう。
指導者の先生も、手を焼き、今は、一人だけ離れ小島のような机の位置にて
お勉強させているが、
来て、お勉強の準備をしたとたん、寝てしまう。
そして6時に起こされ、帰って行く。
寝ていないときは、30分ほどの間に、3回も4回もトイレに行き、
先生からトイレ禁止令を出されたりしている。
一回目のトイレを許可したら、ずっとトイレにこもって出てこなくて、
どうやら、トイレにいろんなものを詰め込んでいた・・・
翌日の授業前のトイレ掃除で、n田センセ、トイレの水が溢れだすのではないかと
ビックリしたと言っていた。
男の子って何をしでかすかわからないわと、娘二人を育てた先生が、
同じく娘一人を育てているn田センセとワタクシに嘆く。
女の子でもおてんばさんはいるし、男の子でも、ワタクシの娘よりはるかに几帳面で
綺麗好きで、おとなしい子はいるだろう。
ワタクシにも、兄がいるので、全く男の子には免疫がないわけではない。
しかし・・・やはり、想像を絶するようなことをしでかすのは、男の子に多いようだ。
先日、図書館に行った時、西原理恵子の「毎日かあさんーお入学編」を借りた。
数年前に、この人のマンガは読んだ記憶はあるが、
あまり印象になく、その後、突撃リポーターのようなエッセイマンガを書く人なのか?というイメージを持ち続ける。
破天荒で、強気で、と、自分とは相反する位置にいる人と思っていた。
手塚治虫文化賞を受賞したときも、同じく受賞作の「夕凪の街、桜の国」や
「PLUTO」は買ったが、「毎日かあさん」は未読のまま、数年が過ぎていた。
で、読んでびっくりである。
確かに破天荒な息子と、かわいくもすでに女の武器をフルに利用する娘、
そして、酒呑みの元夫に、これまた酒呑みながら育児する作者。
しかし、ワタクシの持っていたイメージ(母というより、漫画家として、
客観的におもしろおかしく息子のアホ話をかいているのであろう)を根底から覆す。
何度も、うるうるっと、涙腺がゆるむ。
母親の愛情の強さをびしびし感じる。
そして、いろいろ問題ありそうながらも、これまた子供達に愛情たっぷりの
元夫。
去年、亡くなられてたなあと思いながら読んでいると、
この、強度のアルコール依存症の元夫に、作者が言う。
「あんたがさあ次に酒を飲むのはさあ
娘の結婚式にしなよ。」
またここでもじ~んとくる。
おもしろくも、哲学的であり、はたまた、フツーのお母さんぶりであったり、
とても良かった。
毎日新聞に替えたいくらいだ!
ま、ののちゃんも好きだけど・・・
あれ?男の子のことを書きたかったんだけど、だんだんそれてしまった。
これを読みながら、「いやぁ~ワタクシに男の子を育てるのは無理!」と
思ってしまったが、それゆえ、さらにワタクシの男の子への憧れは深まるのであった。

コメント
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