丸9年ともなると、亡くなった先輩患者も多い。
昔の帝国陸軍はこうだっただろうと思える新人イビリが
あった。何かと嫌がらせをする。嫌なことを聞かせようと
する。
勘弁ならんヤツは、ロッカールームなどで、二人だけの
時間を作り、これ以上皆が嫌がること言うたらタダじゃ
おかんぞと威嚇もした。
そんな輩が死ぬと、やはりウシロメタイ思いがした。
「片足切り落とすことになる」
「首筋が石灰化して首が回らなくなる」
「穿刺の場所が無くなって、太ももや首に刺すことになる」
女性患者が顔色変えて「もうそんなハナシやめて」と悲鳴
をあげる。新人ビビらせて喜んでいた輩だが。
とにかく先輩患者で死んだ人。知ってるだけで20人を超す。
5年ほど前に、主治医に頼んで透析時間を3時間半に縮めて
もらった。3ヶ月ほど様子を見るという条件だったが、透析
効果も悪くはならず、毎月2回の血液データも、整形外科の
先生が「透析後」のデータと見間違えるほどだから、そのまま
5年も続いているのです。
たった30分だけど、人より短いのが何より嬉しい。
自己管理の悪い人は5時間透析をやらされている。
透析をやると心臓に負担が掛かると誰もが言う。
7月に循環器のエコーを撮ったが、心臓のポンプ力。
駆縮率が理想の70%に対して68%あった。
とても透析の人とは思えないと言われました。
透析をやると骨が脆くなるとも言われる。
骨密度を計ったら、年齢の標準を100として、180も
ありました。
ここらは全部テニスのおかげでしょう。
パパゲーノ
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