作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 天皇家が危うい?(歴史エッセイ107) 】

2012-01-11 18:21:58 | 05 歴史エッセイ

今日のアンカーで青山繁晴氏が力説した話題の中に、
女系宮家の創設や、女系天皇を認めよう
といった話が出た。

ちょうど天武=持統系に男児が恵まれず、文武と聖武の他は
元明・元正と女帝が
続いた後も、聖武の娘が即位して孝謙
女帝となり、いったん皇位を淳仁帝に渡したが、
すぐに廃帝と
し、孝謙が再び皇位に帰り咲き称徳帝となったのを最後に
絶えたのと似た
状況にあるわけで、今大騒ぎしているのは
皇室典範という法律に男系男子が皇位に就くと
定めている
からという他愛の無い論点であって、そんなものは皇室典範
を書き直せば済む
ことだと思う。

の時も天智の子孫の中から光仁帝を見出し、その子桓武
が継いで平安朝が長く続いたわけで、
徳川期にも秀忠の娘
和子を押し付けられた後水尾帝が、和子との間に娘が出来た
のを
幸いとして退位され、その娘に譲位した例がある。

聖徳太子にいたっては、成人男子でありながら最後まで皇位
に就けず、母親の推古女帝の摂政として終った。
その子山背大兄王の子や孫たちはすべて蘇我氏によって
自死に
追いやられている。
つまり聖徳太子には祀ってくれる子孫がいないのである。

当時は蘇我氏専横の時代であった。
ボクは聖徳太子その人が存在しなかったのではないかと
疑っている。

話が飛んだが、問題を天皇家に戻して、あまり騒ぎ立てるの
は皇太子や秋篠宮家に
対しても不敬のきわみと言うべきで、
皇室のことは先ず皇室のお考えに重点を置くべき
と考えて
いる。

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1 コメント

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共感するところの多いコメントで、大変面白い。人... (山本榮三)
2012-06-06 21:54:54
共感するところの多いコメントで、大変面白い。人生も歴史も「まきもどし」効かないところが無情であり、胸を打つのであろうか。
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