作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 15日に投稿した「腎臓病」の続き 】

2012-02-16 15:21:42 | 09 透析生活15年目

さて、麻酔が効いて延々18時間。夢(悪夢?)の中で、
ボクは何故か
家来を多く持つ武将になっていた。
どこかで、近江の国に出陣じゃ、との声を聞いた。


近江といえば、姉川の合戦かと思う。
しかし夢に見た川は狭く、姉川とは思えない。


ならば時代が遡り、大友皇子と大海人皇子が天智帝の跡を
争った壬申の乱の戦闘
場所であった、藤瀬川かと思える。

だが壬申の乱に前田を名乗る者はいない。

向こう岸に現れた武者は、確かに前田の手の者といった。
前田利家の家中に違いない。

前田家の重臣と思える甲冑武士は、ボクに膝まづいて
丁重な口を利いた。

前田利家が、丁重な物言いを家臣にさせる者は、
史上三人しかいない。

信長・秀吉・家康の三人だけである。

はて
信長が自身で近江に陣を張ったことがあっただろうか。
おそらく無かった。

ならば秀吉か家康の二人しか残らない。
この二人とも、ボクは大嫌いなのである。


利家は家康と敵対こそすれ、陣中で丁重な物言いを
家臣にさせる間柄ではなかった。

じゃあ、ボクは悪夢の中で、秀吉に成っていたのだろうか。

そこまで考えて、ふっと目が覚めたら、身を乗り出して
ボクの眼を見つめる目玉が目の前に
あったのだ。
驚いて当たり前だろう。
しかし何故秀吉だったのか、疑問は残る。


☆前回の記事を読む⇒腎臓の機能を失った私ですが≫




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